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幸せな日々
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1:
あいか◆NdOFY44k4.
離さないでね ずっと
つかまえていてよ ずっと
じゃなきゃ私どっか行っちゃうよ?
支えになりたいの 君の夢に少しだけ連れてって…
/the GazzetE2007-12-22 05:48:00 -
61:
あいか◆NdOFY44k4.
店長はフッと笑って話を続ける。「やろ?そんだけ言えるのに一々そんな事で悩んでんじゃねぇよ。そんなん言われてもお前は今まで通り突っ走ってりゃいいんだよ。」
『そっか!そうだよね!何か吹っ切れたかも!笑』
「おー。んな事で馬鹿みたいに落ち込んでんじゃねぇよ。」
『だよね!ありがとう!私帰りにもっかい話してみる。さっきのテンパりすぎたんだって。』2008-01-17 00:22:00 -
62:
?
読んでます?
完結まで頑張って下さいね??2008-01-20 00:53:00 -
63:
あいか◆NdOFY44k4.
?さん。
ありがとうございます?
がんばります(´∀`)2008-01-21 03:41:00 -
64:
あいか◆NdOFY44k4.
それからは落ち着いて葵が帰ってきて普通に話す事ができた。でもさっきの話を出す事ができない。そのままラストになってしまった。もう送りの時しかない。今日言えなかったらもうずっと言えなくなってしまう。そう思っていたから、外に出た時話を切り出した。
『ねぇ、さっきの話なんだけど…。』
「さっき?」
『付き合うかって話。私ね、絶対振られると思ってたの。だからいいって言うなんて思ってもなかったし、本当にビックリしてあんなに聞いちゃったの。だから信用してない訳じゃないよ。さっきはごめんね。リシャールは卸せないけど私と付き合って下さい。』
「…俺の事裏切らない?」2008-01-21 03:50:00 -
65:
あいか◆NdOFY44k4.
―前亮くんにも聞かれたな…。何でそんな当たり前な事聞くんだろう。単純にそう思った。
『当たり前じゃん。今まで葵くんの知らないところで従業員のみんなに相談してきたの。もし葵くんを裏切ったら店のみんなを裏切る事になる。そんな事したくないし、当然葵くん本人も裏切りたくないし。何より葵くんを裏切ったら自分自身の気持ちを裏切る事になる訳だから、私は誰の事も絶対裏切らない。』目を合わせたまま力強くそう言い切った。
「…分かった。付き合うよ。」
『ありがとう。今日からよろしくお願いします。』2008-01-21 03:58:00 -
66:
あいか◆NdOFY44k4.
5月23日
こうして私達は付き合う事になった2008-01-21 03:59:00 -
67:
あいか◆NdOFY44k4.
─付き合って変わった事はたくさんあったね。
時間が経つ事で得た物は何だったのかな。
貴方は私との時間の中で何を得る事ができた?2008-01-21 04:01:00 -
68:
名無しさん
おもしろーい?
期待?頑張って下さい?2008-01-25 00:24:00 -
69:
名無しさん
頑張ってp(^-^)q
2008-01-26 11:11:00 -
71:
名無しさん
先よめるー
ガゼットの歌詞どおりになるんちゃん(笑)2008-02-24 12:43:00 -
72:
名無しさん
ガゼットのスペル間違ってるし the Gazetteやでワラ
2008-02-25 00:31:00 -
75:
付き合ったからって何も変わらない。相変わらず毎日メールがきて毎日のように店に行く。あの言葉が本気じゃない事なんて最初から分かっていた。
「付き合い始めた日」=「本営が始まった日」
分かっていながらこの道を選んだ。好きすぎてそんな事はどうでもよかった。2008-06-02 16:07:00 -
76:
付き合い始めて2週間。とうとう葵が動き始めた。
『あいかー。俺シャンパン飲みたい。』
それまで1年以上ホストに通っていた私でも細客を貫いていた為、シャンパンを卸した事はなかった。正直嫌だ。騒ぐ事よりイケメンと話す事より酒が一番好きな私。そんな飲みたがりな私だから、高い酒を一瞬で飲み干す意味が分からなかった。2008-06-02 16:15:00 -
77:
そんな思いから30分以上卸す卸さないで揉めた。というより喧嘩した。
でもそんなやり取りがめんどくさくなって許してしまった。
初めて目の前で見るシャンパンコール。楽しかった。葵は輝いていた。みんな笑っていた。私も笑っていた。
その日初めて売掛をした。これも嫌な事の一つ。でも手持ちがなく仕方がなかった。2008-06-02 16:22:00 -
78:
その月の月末1週間は「店は行かない。掛けを貯めるから。」と先に言い、仕事に集中した。元々貯金が苦手な私はその時初めて大金を貯めたのだった。売掛分が貯まり店に持っていった時に葵は笑顔で出迎えてくれた。
頑張って良かった。喜んでくれて良かった。
その笑顔を見てこんな事を思った。2008-06-03 00:35:00 -
79:
次の月に入って掛け持ちを始めた。もっと店に行きたいというより、少しずつ精神不安定になっていたんだと思う。
精神的に辛くなると自分の事だったり全てを考える事も嫌になり、考えないように仕事を増やす傾向が昔からあった。
夜中何もしないと葵に会いたくなる。時間がもったいない。自分なんかどうでもいい。
こんな思いから何かに流されるように面接に行き、先月の月末に友達に紹介された所も辞められず気付いたら3つ掛け持ちをしていた。2008-06-03 00:41:00 -
80:
夜中の店はあえて歌舞伎町から遠い所にしていた。その方が自分の行きたい日に店に行けると思ったからだった。
電車じゃないといけない距離。出勤はラストまでで4時。始発は4:30。葵の店は5時まで。私を呼びたくても呼べない状況を自ら作り上げた。
それでも葵は売り上げを上げられなかった日、私を呼んだ。無理だと言っても聞いてくれない。本当に自分の事しか考えてない人だと思った。2008-06-03 00:48:00 -
81:
それでも行けないと言い張り無理矢理納得させた。でも馬鹿な事に逆に私が会いたい、助けたいと思えてきてしまった。
時間は3:50。今からタクシーで行けばギリギリ間に合う。でもタクシーで歌舞伎町まで5000円はかかる。
━どうしよう…。何も言わずに行ってビックリさせよう!2008-06-04 02:55:00 -
82:
↑80の次にこっちを入れます。前後してすみません。
でもその日はいつもと様子が違った。泣きそうな声というか弱々しい声で私に助けを求めてきた。こんな声は初めて聞いた。本気で心配した。
『どうしたの?』と聞いても「お前は俺の事本当に好き?」としか帰ってこない。
『好きだけど今日は本当に無理なんだ。』と言っても「今日だけはお前が傍にいてほしい。」と言って聞いてくれない。2008-06-04 03:10:00 -
83:
そう決め、店長に『すいません、上がります!今すぐ帰ります!』と告げた。店長は「今すぐ!?どっか行くの?ホスト?」と言った。
『いや…彼氏のところにちょっと。何かあったみたいで…。』まさか本当にホストなんて言えない。それにいつもと様子がおかしい事は事実だった。
「そっかぁ。分かったよ。ドライバー帰ってきてないけどどうする?」
『タクシーで行きます!新宿までいくらくらいかかりますかね?』
「タクシーで行くの!?5000〜6000円くらいで着くと思うよ。」2008-06-04 03:13:00 -
84:
『分かりました!ありがとうございます。お疲れ様です!』
「お疲れ様ー。飲み過ぎないようにねー。笑」
『違いますって!笑』いや…違わないか。
でも分かっていてもやっぱりホストにハマってるなんて、店の人にはあんまり思われたくない。お客さんにもそう。ホストの為に風俗で働いてるって思われなくはない。実際風俗で働き始めた時はホストの為なんかじゃなかった。これは別の話なんでここでは省こうと思います。2008-06-04 03:18:00 -
85:
タクシーに乗り込み急いで歌舞伎町に向かう。早く会いたかった。心配で心配で、早く顔が見たかった。
歌舞伎町に着いたのは4:45。テンパりすぎて『ここでいいです!』と降りた場所は微妙に遠い場所だった。歩いたら間に合わない。走るしかない。ヒールで走る事も全力疾走する事もほとんどなくなってた。絶対無理。でもそんな事どうだっていい。早くしなきゃ会えなくなっちゃう。
走った。変な酔っ払いに声を掛けられたが無視して走った。走り始めてすぐに足が痛くなり、苦しくなった。でも歩いたら駄目。ヒールを脱いで西武新宿駅沿いをひたすら走った。
コマ劇が見えてきたから葵に電話をかけた。2008-06-04 03:27:00 -
87:
『だからっ…!あと1分で着く!今店向かってるから!走ってるから!絶対間に合うように行くから!もう店前で待ってて!』
「…分かった!」
『しんどいから切る!もう着くからね!じゃあとで!』電話を切った。
本当に好きでもない人にこんな事は出来ない。自分でも知らない間にこんなに葵の事が好きだったんだ。2008-06-04 03:37:00 -
88:
色々な事がありすぎて世の中に冷めていて他人なんか、男なんか信用しないと思っていたくらいだったから、こんなに熱くなれたのも久しぶりだった。
─笑ってほしい。傍にいてほしい。傍にいたい。だから何でも出来るよ。命だってあげられる。だからもう泣かないで。独りじゃないよ。辛い時も苦しい時も、いつだって私がいるから。大好き。大好きじゃなかった。
───愛してる。2008-06-04 03:45:00 -
89:
もう走れているかすら分からなかった。でも歩いてるよりマシだった。フラフラになりながら走って店に着くと、葵がいた。やっぱりビックリした顔をしていた。
サンダルを履いて小走りで葵の元に向かった。もう声なんて出ないに等しい。息を整えながら笑顔で話し掛けた。
『ハァ…ハァ…ビックリした!?本当にいると思わなかったでしょ!?すげー疲れたし!笑』
「…した…。え!?てか何で!?」2008-06-04 03:53:00 -
90:
『やっぱり会いたくなったから!んでどうせならビックリさせてやろうかと思って!だから何も言わずに10分早上がりして来ちゃった!良かったー!大成功じゃん!笑』
それを聞いて葵も笑顔になった。
─良かった。その可愛い笑顔が見たかったの。2008-06-04 03:58:00