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17年ぶり海外公演へ “復活”酒井法子は今までどうしていた(日刊ゲンダイDIGITAL)
酒井法子(46)が来年1月、香港でコンサートを開催するという。実に17年ぶりの海外公演。中華圏では「モンスター美魔女」などと称される人気者で、当地から長年、ラブコールを受けていたそうだ。
夫とともに覚醒剤取締法違反(使用)で逮捕されたのが2009年。東京地裁での刑事裁判では「夫と離婚して覚醒剤を断ち切りたい」「芸能界を引退し、介護の仕事をやりたい」などと述べ、執行猶予3年の有罪判決が下ると実際に大学の介護福祉コースに入学。夫とも離婚調停を経て離婚し、更生を目指した。警察の任意同行を拒否しての逃走、逮捕劇から8年が経ったが、これまでどうしていたのか。
ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。
「復帰後は逮捕によって生じた映画やCMの違約金など5億円もの借金を返済すべく、割のいいパチンコ店をまわる営業仕事をしつつ、小学生だったご長男の子育ても行う日々を送っていました。素顔の酒井さんは人付き合いが良く、フランクで男っぽい、シャキッとした人。たくさんのママ友たちからボスのように慕われていました。逃走劇の際に息子さんを預かってもらったのも、そんなママ友でしたし、そういう仲間たちに囲まれて、PTAをやったり、運動会に出たりしていましたね。買い物に自転車を走らせたりして、しっかりとお母さんをやっていた。サングラスに高いヒールの靴で地下鉄に乗ったり、自分ひとりで移動も仕事もこなしていました。前夫とは関係を絶ち、サッカーなどスポーツに打ち込む息子さんを熱心に応援していた。とにかく生活を立て直し、必死に生きている印象でした」
2012年11月に執行猶予期間が満了し、記者会見で芸能界復帰を報告。昨年9月にデビュー30周年記念コンサートを行った際は「もう歌を歌えることはないと思った。自分の中では奇跡です」と、涙ぐんだ。
今月は5年ぶりの主演舞台に立ち、ワケありの女性トラック運転手を演じた。そして現在は香港コンサートへ向けてボイストレーニングに励み、ヒット曲「碧いうさぎ」を中国語で披露する予定だという。
「中国で酒井さんは全盛期の山口百恵さんに次ぐ人気者。かねて、大陸横断ツアーを夢見ていたので、今回の香港を機に、その実現へ向けたプランも進行させているんじゃないでしょうか」(青山氏)
薬物事件の前科のあるタレントの芸能界復帰には賛否両論あり、いまだに地上波のドラマや歌番組への出演は実現していない。それでも、先日の主演舞台での会見で香港メディアから「モンスター級の美魔女」と向けられ「マンモスうれピー!」と笑っていた酒井。完全復帰すれば更生の良きモデルケースとなり、薬物の記憶も薄れゆくはずだ。
提供元:Yahooニュース