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小堺一機、浅井良二さんの優しい人柄を回想「Amazonよりも早い」(サンケイスポーツ)

10月9日に悪性リンパ腫による多臓器不全のため亡くなった芸能事務所、浅井企画の社長、浅井良二(本名・二瓶満)氏(享年83)のお別れの会が26日、東京・グランドプリンスホテル高輪で開かれ、関係者600人が参列した。
浅井氏は萩本欽一(77)、故坂上二郎さんによるお笑いコンビ、コント55号ら多くの人気タレントを育てた。祭壇は好きだったゴルフとハワイをイメージしてデザイン。関根勤(65)と小堺一機(62)が司会を務め、にぎやかなことが好きだった故人の人柄をしのび、笑いにあふれた会になった。
故人の遺志で萩本は闘病を知らされておらず、「いつも給料を小切手で私のところに持って来ていたんだけど、それが来なくなって…」。人に贈り物をするなど世話好きだったといい、「お礼を言おうとすると逃げちゃうんだよね」と人柄を明かした。「『できない』という言葉は一つもなく、『こうする』と言うと(浅井氏が)『うん』とうなずく50年でした。わがままな欽ちゃんを、本当にありがとうございました」と感謝した。
所属タレントからは、待ち合わせ場所に一番早く到着したり、寿司店で握られた寿司が出てきた瞬間に食べていたことなどの秘話が明かされ、一様に親しみを込めて人柄を「せっかち」と表現。
小堺は自身の結婚当時の秘話を明かし、「社長から朝6時に電話が来て『パン焼き機はあるか?』と聞かれて、ないと答えたら15分後にパン焼き機を持ってきた。Amazonよりも早い」と優しい人柄を回想。「コント55号を育てた浅井が才能を保証する」とスカウトされた関根は「(全国区で)ブレークするまで10年は期待が重荷だった。せっかちな社長が辛抱強く待ってくれた」としみじみ話した。
関根の長女でタレント、関根麻里(34)は「私が生まれたころから家族のようでした。デビュー前に留学するときにパーティーを開いてくれたり」と感謝した。
提供元:Yahooニュース