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共感度ゼロの“究極の愛”って? 蒼井優、阿部サダヲ主演の『彼女がその名を知らない鳥たち』(dmenu映画)
秋も深まってくると、じっくり観られる良質な映画が増えてくる。蒼井優、阿部サダヲ主演、白石和彌監督の『彼女がその名を知らない鳥たち』も、その一つだ。「共感度ゼロの最低な男と女が辿り着く“究極の愛”とは」がキャッチコピー。自堕落なヒロイン・十和子と、15歳上のダメ男・陣治の異色ラブストーリー。ダメ男は、なぜヒロインに尽くすのか? 究極の愛とはなにか? 普通なら女性ライターが取り組みそうなこのテーマに、今回は“映画は1人で観る派”48歳男性ライターが挑んでみる。
【画像】パンダの髪飾りを付けた
「究極の愛」。インパクトがあって、とても便利な言葉だ。映画界は特に簡単に使いたがるような気がする。愛というのは“究極”なんだと、オッサンは勝手に思っている。相手を思って、私欲を捨てて、相手のために尽くす。それが愛だ。「愛が足りない」とも使われるが、足りないのではない。そもそも、それは愛ではないのだ!
冒頭から熱く語ってしまったが、まずは、“カノ鳥”がどんな物語かを紹介しよう。十和子は、15歳上の同居人の稼ぎに頼り、団地の部屋でレンタルDVDを観て一日を過ごしている。さんざんDVDを楽しんだ挙句、レンタルビデオ屋に「観られなかったんだけど……」と文句を言い、その店員の対応に揚げ足を取って、何か得をしようとするクレーマーなのだ。
そんな十和子のことを、とことん愛しているのが15歳上のダメ男・陣治。ブルーワーカー、無精髭のさえないオッサン。まっすぐ団地に帰ると、甲斐甲斐しく世話を焼こうとするが、十和子からは「触るな!」と拒絶される。唯一のふれあいは、寝る前のマッサージだけ。実は、十和子には好きな男がいた。8年前に別れたハンサムな恋人、黒崎(竹野内豊)だ。彼女はその思い出の中で、今も人生を生きているのだ。
十和子はある日、時計店にクレームを入れる。大切な人からもらった腕時計が壊れたというのだ。時計店はそれなりに対応してみせるが、十和子はもちろん納得するわけもない。「大切な時計なんですよ。代わりのものがあるわけもない」といった感じ。やがて、売り場のイケメン主任・水島(松坂桃李)が他の店から自分の金で代わりのものを買ってきたといって差し出す。どこかに黒崎の面影を感じ、十和子は肉体関係を結んでしまう。
やがて、十和子は訪ねてきた刑事から、その後結婚した黒崎が、5年前から失踪していることを聞かされる。黒崎はなぜ消えたのか? 一方、十和子は水島とのセックスにのめり込んでいくが、水島には妻子がいた。ある日、水島は「自宅に大人のオモチャが届き、顧客データが盗まれた。あなたの同居人を疑っている」と彼女に告げる。やったのは陣治なのか?
提供元:Yahooニュース