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池井戸ファン垂涎の映画「七つの会議」は安定の面白さ/週末エンタメ(サンケイスポーツ)

「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」に一喜一憂してきた、池井戸潤氏の作品を原作とするTBS系ドラマ好きなら“待ってました”でしょうなぁ。2月1日公開の「七つの会議」(福澤克雄監督)。今回は同じ池井戸ものでも、日本テレビ系「花咲舞が黙ってない」タイプ?
☆
銀行員や町工場のオヤジが耐え難きを耐えた末に起死回生の反撃で腹黒い輩に一泡-。パターンっちゃあパターンでも、ついつい読んだり見たりする池井戸作品。原作は連作短編集でした。
舞台はパイプ椅子や飛行機、バスなどの椅子を販売する中堅メーカーの東京建電。業績のパッとせん営業二課長の原島(及川光博)が、鬼の営業部長(香川照之)に定例営業会議で罵倒されるところから始まります。
一方、ヤリ手の営業一課長(片岡愛之助)の頭痛のタネは、会議中に居眠りばかりの万年係長、八角(野村萬斎)。つらくあたり続けます。
すると、パワハラで訴えられて人事部付に。一課は原島が引き継ぐ。なんで八角は訴えた? なんで部長はデキる一課長を見捨てた? 序盤で生じた“?”の裏には会社が抱えた闇が…。
原作では以降、苦情処理のカスタマー室長、「寿」と偽って退社する前にOL生活の証を残そうとする不倫女子(朝倉あき)、そのお相手でプライドだけは高い経理部課長代理(藤森慎吾)、東京建電に取引を打ち切られた下請けの老舗ねじ製造工場主(音尾琢真)らが、それぞれの章の主人公となり、そこに八角や原島らが絡んで“誰が何を隠してるのか”に迫っていく構成でした。
故に八角は一連のTBS池井戸ドラマの主人公タイプやない。NHKでドラマ化された6年前は原島(東山紀之)が主人公になっていたし。
そこで、TBSドラマを演出してきた福澤克雄監督の打った妙手が、原島と不倫OLを全編通して登場させ、原作各章の主人公を訪ねて闇を探る社内探偵的存在にしたこと。銀行の臨店班コンビ(上川隆也、杏)が支店に出向いて問題行員を裁く「花咲舞」型ですな。
おかげで、萬斎や愛之助、香川、終盤登場の北大路欣也らによるクド過ぎる顔芸対決とは対照的に、深~い闇へとたどりつく道筋がスッキリ。
目つき鋭い萬斎はぐうたら社員に見えず、セリフ回しにクセもあって好き嫌いは分かれるやも。数えたら、会議は七つございません。しかし、お話は安定の面白さです。
提供元:Yahooニュース