-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”(日刊ゲンダイDIGITAL)

青山佳裕【平成芸能界 直撃の30年史】
平成7年、1995年2月に封切られた映画「写楽」はフランキー堺の企画総指揮の話題作だったが、殺到した芸能マスコミの目当ては主演真田広之(当時34)とヒロイン葉月里緒奈(同19)であった。この作品の共演をきっかけに付き合うようになり、フィリピンで映画のロケ中だった真田の元へと葉月が飛び、2泊3日でたまさかの逢瀬を楽しんでいたことが発覚したのだ。
このとき真田には女優の手塚理美という妻がいた。しかも第2子を妊娠中ということで、ますます不倫の行方に注目が集まった。
映画の囲み取材で「ずばり、恋をしていますか」と女性誌の男性記者が質問すると、葉月は潤んだ大きな目で見つめてほほ笑む。それだけで、この記者が真っ赤になってうつむいてしまった。妖艶な、近寄り難い雰囲気をまとっていた。やがて葉月に魔性の女との異名がつく。
「恋愛相手に奥さんがいても平気です」というコメントも伝えられた。葉月は真田とは結ばれなかったが、イチローらと浮名を流し、現在までに3度の結婚をしている。
不動産会社の御曹司と2度目の結婚をして、しばらくした頃、二子玉川(東京・世田谷区)で暮らす葉月を直撃した。デパートに買い物に行って、車を預け、スポーツジムに向かうところだったが、「あら、どうも」と立ち止まってくれた。そして嫌な顔ひとつせず、こちらの目を真っすぐ見て応対し、決してそらさない。笑みを浮かべ、「主人にはとても愛されています。ええ、幸せです」などと、白い歯をのぞかせるのだ。こういうふうにされたら、どんな男でもすぐにとりこになってしまうだろう。
最後に「また何かありましたら、いつでも聞きに来てくださいね。青山さん」とこちらの名前を呼んで、華奢な手を差し出して握手までするのだ。
しかし、この結婚も2011年ごろに破局。離婚後も生活を共にして、長女の面倒を元夫と見るというスタイルが話題になる。葉月はこれを向けられると「(元夫と)再婚する気はないんですよ」と笑顔で答えていたという。この時期、ジュエリー販売業の男性との交際も報じられ、恋多き女の面目躍如とされたものだ。
そして3度目の結婚である。お相手は50代の大手不動産ディベロッパー幹部で、知人の紹介で知り合い、一気に盛り上がって入籍したのだとか。
葉月は「今回の相手はサラリーマンだし、おカネ目当てじゃない。今までは愛よりおカネだと思ってたけど、やっぱり愛ね」などと友人に語ったというが、相手は昭和の著名作詞家を祖父に持ち、周辺でもひときわ大きな邸宅住まいの金持ち。「やっぱりカネじゃん」との声も上がった。その大邸宅で夫の両親との2世帯での新婚生活を送っていた。
普通ならば、大恋愛や不倫をすれば、大人になるし、最近の言い方をすれば劣化していく。ところが葉月はまるで傷つかないし、汚れもしなければ、衰えもしない。影もない。妖婦というか、妖精か何かの類いにも見えてしまう。つくったり、仕掛けたりするのではなく、本能のまま、天性で生きているような女。
平成の時代も、あまたの女優やタレントが芸能の舞台で脚光を浴びては消えていった。葉月は40代になったが、魔性伝説はまだ続いている。
(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)
あおやま・よしひろ▽1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。
提供元:Yahooニュース