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佐藤健、映画「ドラゴンクエスト―」主人公の声担当　有村架純がビアンカ＆波瑠はフローラ（スポーツ報知）

　俳優の佐藤健（３０）が、人気ゲーム「ドラゴンクエスト５　天空の花嫁」（９２年発売）を原案とした３ＤＣＧアニメ映画「ドラゴンクエスト　ユア・ストーリー」（８月２日公開、山崎貴総監督・脚本）の主人公リュカの声を務めることが３日、発表された。

　１９８６年に第１作が発売されて以来、シリーズ累計出荷＆ダウンロード本数７８００万本超という国民的人気を誇るゲーム。「―Ｖ」は親子３代にわたって魔王を倒す、結婚相手を選ぶなど、人生を体感できる作品として今なお愛され続けている。

　有村架純（２６）が、主人公と幼い頃に共に冒険し、その後、強く美しい女性として再会するビアンカの声を、波瑠（２７）が幼なじみで、町中の男性の憧れの聡明な女性フローラの声を担当する。

　リュカは魔王の復活を阻止するために旅をする勇敢な青年。父パパス（声・山田孝之）との別れなど、多くの試練を乗り越え、成長していく。小学生の時に夢中になって遊んでいたという佐藤は「脚本は映画としての終わり方以外は、ゲームに沿って進んでいきます。この普遍的なストーリーは、今読んでも古く感じることなく、当時と同じように僕の心を震わせました」と説明。「責任重大なわけですが、どうなのでしょう、不安です。佐藤なんかに任せてらんねえよ、という方にもこの映画を見に来ていただきたいのです。なぜなら、この物語の主人公は、僕が演じたリュカではなく、紛れもなく今の時代を生きる“あなた”なのですから」とコメントした。

　有村は「長年愛されて続けている作品。ファンの方々がたくさんいる中、自分が参加して良いものか不安もありましたが、ドラマチックなストーリー、プレーヤーにも寄り添った構成にひかれ、挑戦させていただきました」。ビアンカについて「気が強く、はすっぱな部分もあるけど、心の隅でリュカを思う乙女な心も持った魅力的な女性。寛容で肝っ玉だからこそどんなことも受け止め、立ち向かう芯の強さを大切にブレることのないよう演じました」とコメントした。

　波瑠は「たくさんの人に愛されてきた作品だなと思います。豪華なキャストの皆さんの中に入るのは、恐縮しました。たくさんの人の心の中に、それぞれのドラゴンクエストがあると思うので、丁寧に取り組みたいと思いました」。フローラについて「全ての男性が憧れるお嬢様の役。驚きましたが、ご一緒した佐藤さんを始めとしたキャストの皆さんに引っ張ってもらいながらどうにか収録できました。あんなにかれんなお嬢様が、私の声でしゃべっているのはすごく不思議な感覚です」とコメントした。

　大のドラクエ好きで、「ドラゴンクエストヒーローズ２　双子の王と予言の終わり」（１６年）で声優を務めた経験のある山田は「同様に、声だけでの表現は難しいなと思いました。大好きなパパスのプレッシャーは半端ではなかったです」と回想。「もし、私が主人公の声を演じるとなった場合、演技プランが１つしか思い浮かばないのでパパス役で助かりました。完成を非常に楽しみにしています。ヨシ、いや、山田孝之より」と、ちゃめっ気たっぷりにコメントした。

　イタズラ好きのヘンリー王子には坂口健太郎（２７）。「ドラゴンクエストというゲームの映画化、どんな世界になるのか、想像がつきません。だからこそとても楽しみです。とても好きな作品だったので、まさかヘンリーの声をさせていただけるとは、と驚きました。わがままな王子だったヘンリーが、大人になって立派な姿になる。そこを声で表現するのが難しかったです」と振り返った。

　ドラゴンクエストの生みの親・堀井雄二氏が原作、監修し、長年タッグを組むすぎやまこういち氏が音楽を担当する。監督は八木竜一氏、花房真氏。

提供元：Yahooニュース

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