-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
学園生活、恋愛話は一切ナシ!? 若気の至りと暴走を描いた『ポンチョに夜明けの風はらませて』(dmenu映画)
現在の日本映画界において、青春映画といえば人気漫画やティーン小説をもとに、美男美女の恋を描くのがいわば主流です。そうした正統派の青春映画も悪くないけれど、もっと違ったタイプの青春映画も“観たい!”と思ったりすることもあるのではないでしょうか?
【画像】ツンデレの染谷将太
10月28日に公開された『ポンチョに夜明けの風はらませて』は、そんな期待にきっと応えてくれる、久々に届けられた若さゆえの暴走を描いた青春映画です。
“暴走する”となると不良少年の映画を想起させてしまうかもしれません。しかし、本作には不良少年も殴り合いのシーンも出てきません。主人公は、クラスでその他大勢に入るような特に目立たない存在の男子高校生、又八、ジン、ジャンボ、中田の4人。
通常なら、主人公になりえないタイプの冴えない人物です。この登場人物からして、ヒロインやイケメンが主人公を張る、イマドキの青春映画から大きく外れています。
さらにユニークなのがストーリーです。青春映画にはマストと言ってもいい、学園生活や恋愛話、部活動やスクールカーストといったものが一切絡んできません。
物語を要約すると、免許をとったばかりの又八の運転する車にジンとジャンボが乗り込み、あてのないドライブを繰り広げるだけ。従って、ちょっと友人関係に亀裂をいれてしまうすれ違いや、同じ女子を好きになるなんてキラキラした場面もない。甘く切ない青春が、どこにも存在しないのです。
代わって本作にあるのは、ひと言で言ってしまえば「若気の至り」。なんだか盛り上がっちゃって、気づいたら車を壊していたとか、ついノリで風俗にいってみたとか……衝動に駆られるままバカをしてしまう、若さゆえの特権と暴走が実に生き生きと描かれています。
しかも、最近はコンプライアンスや制約があって、どこか萎縮しがちな演出も随所に登場します。車のフロントガラスを鉄パイプで叩き割ったり、その車で走り出したりなど、日本映画ではあまり見かけることのなくなった、ぶっとんだ表現が若さと結びついて、えもいわれぬパワーが画面から溢れ出てきます。
また、又八に扮した太賀、ジンに扮した中村蒼、ジャンボに扮した矢本悠馬、中田に扮した染谷将太が、自分たちの個性をあえて消してどこから見ても普通の高校生を体現しているのも大きな見どころです。
提供元:Yahooニュース