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香西かおり、未来へ繋げる昭和の香り 30周年企画で“怪物”玉置浩二と再タッグ(夕刊フジ)
艶やかさに磨きがかかる演歌界の歌姫だ。失礼だと思いながら、ついつい「お若いですよね」と口に出てしまった。
「いやいやいや、最近じゃ一晩寝ても疲れがとれなくて…。コンサートスタッフも昔から同じ顔ぶれで、みんな私と一緒に年を取ってますよ」
民謡で鍛えた歌声、その歌唱力には定評がある。同世代の藤あや子、坂本冬美らとともに平成の演歌界を支え、デビュー30年目を迎えている。
「平成元(1989)年以降の音楽界を、西川きよしさんがおっしゃっている『小さなことからコツコツと』の精神で歩いてきました。彫刻をつくるようにコツコツと。この調子で、あっという間に40年になっちゃうかもしれませんね」
今年は自身のヒット曲集、ルーツでもある民謡のアルバムなどCDラッシュが続いている。9月には記念シングル第2弾としてシンガー・ソングライター、玉置浩二作曲の「標(しるべ)ない道」をリリースした。
「玉置さんとのタッグは、30周年企画の中で私から出した唯一のリクエストでした。以前、テレビの番組でご一緒したときに『力になれることがあったらいつでも言って!』とおっしゃってくれたので、今回がいいチャンスかもとお願いしたら、あっさり快諾してくれて」
尊敬の念を込めて「怪物です」と評する玉置とのコンビは、10周年記念曲「すき」以来、20年ぶり。振り返れば日本レコード大賞を受賞した代表曲「無言坂」も玉置の作曲で、歌手人生の節目節目で歩みをともにしてきた。玉置の楽曲をアコースティックアレンジしたカバーアルバムも29日に発売する。
「世界レベルで歌唱力のある方で、音域も広いし、自由な曲調なのにどこか懐かしさも感じられる。玉置さんの曲を安定感をもって歌うとなるとすごく難しいんです。いい緊張感の中でレコーディングできました」
大きな節目を迎え、心境の変化はあったのだろうか。
「大きく変わることはないんですが、時代とともに変化していく作家の先生の世界観に自分が好奇心を持ち続けていなければ、と強く感じています。私たちは与えられた世界観を表現するのが仕事ですから」
好奇心の源は、揺るがないポジティブ精神だ。
「ストレスをためないことが一番ですからね。私の場合は、おいしいお酒とお料理、気の置けない仲間との宴会で発散しています。日々の宴、“飲みニケーション”は大事ですよ!」
2006年から生活の拠点を故郷、大阪に移している。母親が病に倒れたのがきっかけだった。
「昔と比べて町並みはだいぶ変わりましたけど、そこに生きる人の雰囲気は変わっていないんです。やっぱり生まれ育ったところなので、いろいろと楽ですね」
そして「母は(今年の)春に逝きました」と明かす。
「親を送るというのは本当に大変ですね。ただ、今は父親がかわいくて仕方がないんです。84歳なんですが、しっかり歩くし自転車にも乗ってます。その代わり、ある日突然、帰ってこなくなるんじゃないかと心配になるときがありますけどね」
自身は02年に離婚を経験。「再婚の可能性はないんですか」と聞くと、「はい」とキッパリ。
「私にとっては優先順位のトップが両親で、次に歌、自分のことはさらにその次なんです。多分、これまでもずっとそうだった。だから離婚になったのかもしれません。これから還暦を過ぎて『私、これからどうするんだろう』と、少し不安になったら考えたりするのかな」
その頃、歌姫はどんなステージに立っているだろうか。
「昭和の名曲を歌い継ぐ作業もそろそろやってもいいのかなって思えるようになりました。これからもいろんな音楽に関わりながら、1曲でも気持ちや記憶に残る歌を届けたいです」
昭和から平成、そして未来へ。歩む道は真っ直ぐに続いている。(ペン・磯西賢 カメラ・飯田英男)
■香西かおり(こうざい・かおり) 歌手。1963年8月28日生まれ、54歳。大阪府出身。11歳の頃から民謡教室に通い、数々のコンクールで賞を受賞。86年に歌手を目指して上京し、88年に「雨酒場」でデビュー。民謡や演歌、ポップスなど、幅広いジャンルの楽曲を歌う実力派歌手として人気を集めている。主な代表曲は「無言坂」「浮寝草」「酒のやど」など。最新アルバム「香西かおり玉置浩二を唄う」は29日発売開始。
提供元:Yahooニュース