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有村架純「温かい作品に」鉄道運転士 国村隼と主演(日刊スポーツ)
有村架純(24)が、電車の運転士役に初挑戦することが11月30日、分かった。地方鉄道にスポットを当てる映画「RAILWAYS(レイルウェイズ)」シリーズ最新作「かぞくいろ」に、国村隼(62)と主演する。2人は映画初共演。シリーズはこれまで、一畑電車(島根)と富山地方鉄道(富山)を題材に、人生観や夫婦の絆を描いてきた。今回は熊本・八代と鹿児島・川内を結ぶ肥薩おれんじ鉄道が登場し家族の形、人生の再出発を描く。
【写真】あでやかな着物でノリノリダンスする有村架純
有村が演じる主人公は、25歳で子連れ男性と結婚したが、その夫が急死してしまい、夫の死を国村演じる義父に伝えるため鹿児島を訪れる。東京に帰る場所を失ったこともあり、息子と一緒に同居させて欲しいと頼み込む。実子ではない子の母親として生きることを決意すると、鉄道好きの息子のため義父が勤める肥薩おれんじ鉄道の運転士になるため奮闘する。かたくなだった義父も心の触れ合いを通して徐々に心を開いていく。撮影は、来年1月にクランクインし、鹿児島や熊本でロケ撮影も行う。
有村は「過去2作品から温かいバトンをしっかりと受け取り、人と人が分かり合うには、理屈ではない何かがあり、さらに本当の家族、愛、絆を、時間とともに見つけていければと思います。温かい作品にしたい」と話す。シングルマザー役も初挑戦で「彼女の努力や気持ちに寄り添えるように、キャスト、スタッフの皆さんの力をお借りしながら頑張りたいと思います」という。
もう1人の主人公、義父を演じる国村は、有村とは13年フジテレビ系連続ドラマ「スターマン・この星の恋」以来の共演。「久しぶりの有村くんもいて、久しぶりの鹿児島の地。温泉と芋焼酎のパワーも借りて、いい作品になるように頑張ってまいります」と話している。
メガホンは吉田康弘監督(38)がとり、来年公開。
◆肥薩おれんじ鉄道 04年の九州新幹線開業を機にJR九州から独立した第3セクター鉄道。熊本県八代と鹿児島県川内を結び、九州西海岸の美しい風景の中を走り、地元の新鮮な食材を使った食事を楽しめる食堂車「おれんじ食堂」が人気を呼んでいる。全28駅。
提供元:Yahooニュース