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記者も舌を巻いた “好きなママタレ1位”小倉優子の神対応(日刊ゲンダイDIGITAL)


 自称「こりん星出身のりんごももか姫」から、子育てと仕事に奮闘する働くママたちのシンボル的存在へ――。タレント小倉優子(34)が注目を集めている。


 オリコンニュースが先月28日に発表した「好きな“ママタレント”ランキングTOP10」で1位に輝いた小倉は、美容師の夫と今年3月に離婚。男児2人を育てながら、すぐに芸能活動を再開させ、今やバラエティー番組に引っ張りだこの人気者だ。「待っていても仕事は来ない」と自ら営業して手作りパンの連載を勝ち取るといったエピソードもあり、「不思議系バラドル」と呼ばれていた頃と比べると、格段にたくましくなったようだ。


 2011年から約5年半の結婚生活は小倉が第2子を妊娠中に前夫と小倉の後輩タレントとの不倫が報じられるなど、度重なる裏切りがあったとされる。自身は身重でしかも幼子を抱え、相当の心労があったのは想像に難くない。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。


「小倉さんが当時、つたない運転で車を走らせ、ドライブとショッピングでストレスを発散させるのを目撃したことがあります。離婚して子どもからパパを取るのは避けようと、我慢に我慢を重ねつつ、それでも不貞行為を重ねる夫に自尊心を傷つけられ、許せない気持ちとの葛藤で張り裂けそうだったのでしょうね。離婚の際、月々の養育費は別として、慰謝料ゼロと発表したときは彼女の自尊心、ひとりでやっていくんだという決意を感じました」


 女性の社会進出が当たり前になる一方、シングルマザー、つまり母子家庭は貧困と隣り合わせで社会問題になっている。


「小倉の場合、アイドル時代よりもオファーが増え、バラエティー一本で60万~80万円ものギャラがついているんじゃないか。バラエティーは収録時間が限られて、映画やドラマに比べれば拘束時間も少なくて、子育てとの両立は不可能じゃない。今回ママタレ1位となったことで、CMが舞い込む可能性も高い」と芸能プロ関係者は言う。そうしたところも、「頑張れば何とかなる」と、世の働くママさんたちを励ましているのかもしれない。


 前出の青山氏がこう続ける。


「小倉さんは見た目のかわいらしい印象よりもずっとしっかりして、真面目だと思います。タレントさんを直撃取材すると、素顔というか、地が出ることが多いんです。何の準備もしていないところで、いきなり質問させていただくのですから、まあそれが自然で、申し訳ない気持ちにもなるのですが、小倉さんは、あまりうれしくない質問をしても、逃げないし、こちらの目をしっかりと見て、答えてくれる。『ひどいこと書かないでくださいよ』と怒ったようでいて、ニコッと笑ったりもして、ちょっとした心づかいまでしてくれるんです。彼女には同性の友達がたくさんいるのですが、こういう真っすぐさもあって、同性に嫌われないのかもしれません」


 新恋人や再婚の情報はないのか尋ねると、「ないですねえ。そんなに子育ては簡単じゃないですし」と真摯に答えたという小倉。百戦錬磨のベテラン記者も舌を巻く泰然自若ぶりは母の強さか。

提供元:Yahooニュース
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