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東野圭吾ベストセラー小説『人魚の眠る家』、篠原涼子×西島秀俊で映画化決定 監督は堤幸彦(ぴあ映画生活)
篠原涼子と西島秀俊が共演する映画『人魚の眠る家』が、来年11月に公開されることが決定した。本作は、作家デビュー30周年を記念して執筆された東野圭吾による同名ベストセラー小説を、『トリック』シリーズ、『SPEC』シリーズの堤幸彦監督が実写化したヒューマンミステリー。
ほか画像
ふたりの子供を持つ播磨薫子と会社を経営する夫・和昌。すでに別居状態の夫婦は、娘の小学校受験が終わったら、離婚することになっていた。そんなある日、ふたりの元に悲報が届く。娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは“脳死”という宣告が下され、回復の見込みはないという。脳死を受け入れ臓器提供を希望するか、心臓死をただ待つのか……究極の選択を迫られたふたりは、話し合いの末に臓器提供を決断。
ところが別れの瞬間、娘の手が一瞬動いたのを見た薫子は、娘が死んでいるという現実を受け入れられず、一転して臓器提供を拒否する。そんな娘と妻のためにと和昌は、自らが経営する会社の最先端技術を使い、前例のない延命治療を決意。その甲斐あってか、娘はただ眠っているかのように美しく、肌つやも良くなり、体も徐々に成長していく。
しかしその決断は、やがて薫子の狂気を呼び覚ましていくことに。そんな妻の姿を目の当たりにした和昌は、自分の選択が正しかったのか、本当に娘は生きているのか深く苦悩していった。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになったふたりの先に、衝撃の結末が待ち受ける。
狂気ともいえる行動でわが子を守り抜こうとする母親・播磨薫子役を篠原、子を思う親として、妻の常軌を逸した姿に深く苦悩していく父親・和昌役を西島がそれぞれ演じる。
■コメント一覧
【篠原涼子(播磨薫子役)】
初めて原作を読んだときから、同世代の子供を持つ親として自分だったらどう向き合うのか? 薫子の様に強くなれるだろうか?
なかなか答えの出ないテーマの作品だと、ずっと心の中に残っていました。
そんな作品に堤監督、旦那さん役の西島秀俊さんを始めとするスタッフ、キャストの方々と共に向き合えるのは運命かもしれません。映画の中で答えを見つけたいと思います。
【西島秀俊(播磨和昌役)】
愛する子どもの命の選択を迫られるという東野圭吾さんの意欲的な作品に、主演の篠原涼子さんと、夫役として本作でご一緒できることが今から楽しみです。
初参加となる堤組で、この深い人間ドラマに真正面からぶつかっていきたいと思います。
【堤幸彦(監督)】
原作に描かれていることはたいへん難易度の高い内容ですが、それはどの夫婦にも親子にも突きつけられる究極の問題であり、だからこそ挑戦すべき作品だと確信しています。
考えれば考えるほど“他人事”ではない。心して取りかかります。
『人魚の眠る家』
来年11月、全国公開
提供元:Yahooニュース