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ダイアナ元妃も愛した宝石、サファイアに込められたメッセージとは?(ELLE ONLINE)
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サファイアは何千年もの歴史のなかで、古代皇帝やスルタン、石油王、英国王室たちのコレクションに輝きを与えてきたタイムレスな宝石。この伝説的で貴重な宝石は、ジュエリー好きとして知られるダイアナ妃のお気に入りの宝石として有名だ。あのアイコニックな“リベンジドレス”を着たときもサファイアとパールのブローチを着用し、サファイアとダイヤモンドの婚約指輪は義理の娘であるキャサリン妃に受け継がれている。
【写真】ダイアナ妃からキャサリン妃へ受け継がれた「ラバーズ・ノット・ティアラ」の歴史ダイヤモンドに次ぐ硬度をもつ希少なジェムストーン、サファイアは、太古の昔から重要な場で登場していた。『旧約聖書』の「出エジプト記」に登場する十戒の石板はサファイアに刻まれていたといわれており、ハンマーで叩いても砕けないほどの丈夫さだったという。また、商人マルコ・ポーロはモンゴル宮廷に訪れた際、王への献上物としてサファイアを贈ったといわれている。サファイアには崇高、誠意、忠実という意味があり、王族と同じく宗教や聖職者と深くつながっている。8世紀に全盛を迎えたフランク王国のカール大帝は、神への信仰を示すためにサファイアのお守りを身につけていたし、6世紀の枢機卿には純潔と信仰心を表現するためにサファイアのリングをつけるというルールがあった。また中世の聖職者も自身の信仰心を表すためにサファイアをローブにつけていた。
古代ギリシャやローマでは、サファイアは王と王妃を守る力があると信じられており、ソロモン王は下界、空気、地球へのパワーがあるとされるサファイアのリングをつけていた。アラビアの王族は怪我や嫉妬から自らを守るため、この時代の船乗りたちは遭難に遭わないためにサファイアを取り入れていた。一方、サファイアは“浮気封じの石”として重宝されたのも有名な話。かのナポレオンも妻ジョセフィーヌに、浮気をやめさせたい一心でサファイアを贈ったと言われている。そして中世では、夫が戦争に行く前に誠意を表す誓いとして妻にサファイアを贈っていたそう。夫がいない間にサファイアの色が変わったら、夫への気持ちが変わり始めていると考えられていた。
さらに18世紀のフランスでは、サファイアを使って相手の浮気を見破ることが流行。ルイ15世の側近を務めていたオルレアン公(フィリップ2世)は、“ミステリアス・サファイア”と呼ばれる、一種のカラーチェンジサファイアと呼ばれる種類の石を所有していて、自分の愛人に身につけさせていたそう。昼→夕方の色の変化によって、彼女たちが心変わりしていないかどうかを見抜こうとしたと言われている。
世界で最も有名なサファイアは、ニューヨークのアメリカ自然史博物館に展示されている「インドの星(the Star of Indea)」である。563.35カラット(ゴルフボールほどの大きさ)で、その誕生は20億年前のものと考えられている。1700年代にスリランカで発見され、1900年のパリ万国博覧会で展示するために資本家のJ.P.モルガンが購入した。一度盗難の被害に遭うも無事取り戻され、現在は映画『ナイトミュージアム』の舞台としても有名なアメリカ自然史博物館に展示されている。
時を経てもサファイアの価値は廃ることはない。ときには、その価値はより上がる。18、19世紀では、サファイアは他の宝石よりも需要があったため、とても希少な宝石だった。カラードストーンはアールデコ時代に人気のピークを迎えたが、サファイアは現代でも最も価値のある宝石のひとつとして君臨する。
9月生まれの誕生石としてはもちろん、浮気封じのお守りとして、ダイアナ元妃も愛したこの石を身に着けてみては?
提供元:Yahooニュース