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カルテット、あなそれ、コウノドリ…2017年のヒットドラマを彩った女優たちの「ホンネブログ」(AbemaTIMES)
2017年も残りわずかとなり、巷では今年を総括する記事が目立つ今日この頃。テレビドラマという視点で振り返ってみると、2017年も数々のヒット作が生まれた年だったと言えよう。そこで今回は、女優たちががブログでつづった「ドラマへの思い」に注目し、今年の作品をまとめてみよう。
まず取り上げたいのが、1月から3月に放送された『カルテット』に出演した吉岡里帆だ。2017年もっともブレイクした女優に、彼女を挙げる人も多いだろう。そんな吉岡は放送期間中にブログを更新し、「坂元裕二さんが下さった”来杉有朱”という役は、某お国のアリスと通ずる部分が多々あります。一度原作本を読むと更に伏線を回収することが出来ます」「有朱が何に固執しているのか、何を欲して、歪んだ行いをしてしまうのか。そんな事を考えるとまた違う側面の物語が浮かび上がります。これは台本を読む時の一番の楽しみ。」と、ミステリードラマをネタバレすることなく、物語に深みが増す情報を気持ちと共につづった。
4月から6月放送された中で話題になったのは、最終回の総合視聴率が25.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を残した長谷川博己主演『小さな巨人』だ。この作品には、朝ドラ『べっぴんさん』でヒロインを務めた芳根京子が出演した。警察を舞台にした同作で警察官を演じた芳根は、クランクアップ直後に『感謝。』というブログ記事を公開し、「自分の中の高い壁をまたひとつ乗り越えました。乗り越えたというか、よじ登ったというか。もっとぶつかっていきたいです」と、自分の心境を報告。ドラマに出演した女優達の心が成長していく様を目の当たりにできるのもブログならではだ。来年1月からの月9ドラマ『海月姫』では主演を務める彼女の言葉に今後も注目したい。
同じく4月から6月期に放送された、波瑠と東出昌大主演『あなたのことはそれほど』も生々しく不倫を描いて議論を呼んだ。波瑠は最終回放送を前に「もちろん不倫はいけないと思います。でも赤の他人が清く正しく生きていてるかどうか、私はあんまり興味ないなぁ、なんてことも思っちゃいます。ただ、もし身近に不倫が実際にあったら、どう思うかもわからないですけどね。簡単に言い切れることは何もないんでしょうね」と、自身の“不倫観”を告白。「演じる役柄」と「本当の自分」がどう違うのかを知ることができるのも、ブログの面白さだ。
最後に、この10月から12月にかけてヒットしたと思うドラマ『コウノドリ』に注目しよう。出産のリアルな現場を描いた同作は、反響を読んだ。“産後うつ“を取り上げた回に出演した高橋メアリージュンは「私もこの作品で勉強させて頂く機会がなければいつか出産した時に実際自分が産後うつになってただろう…と思わされました。『治ります』(四ノ宮先生/星野源さん)『誰かに頼るのはダメな事じゃないよ』(小松さん/吉田羊さん)達の言葉にすごく救われました。」と、自身も勉強になった事をつづった。
アメブロでは他愛ない日常をつづる事も多い女優達だが、出演したドラマに関する記事をつづった記事はどれも熱がこもっており、彼女たちの血肉となっている様子が読み取れる。放送前の番宣インタビューとはまた違う、放送後の視聴者の反応を受けて感じた「ナマの気持ち」を読む事で、また一つ作品の楽しみ方が広がりそうだ。
提供元:Yahooニュース