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坂本龍一と名物編集者だった父と脱原発の新右翼【佐高信「追悼譜」】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【佐高信「追悼譜」】
坂本龍一(2023年3月28日没 享年71)
◇ ◇ ◇
好敵手だった”民族派”鈴木邦男と私の「3つの共通点」(佐高信)
新右翼といわれた鈴木邦男の「お別れの会」が開かれるのと時を同じくして坂本龍一が逝った。
この2人に共著があることに触れた追悼記事はなかった。その対話は2014年に出ている。 題して『愛国者の憂鬱』(金曜日)。オビに「教授、右翼と何の密談ですか!?」とあり、「脱原発、天皇制、音楽の起源ーー。世間が アベノミクスに浮かれ、レイシズムの言葉が飛び交う中、危機感に駆られた2人が緊急会合! 10時間にわたり思いを語り尽くした」 と続く。
2人は2012年に首相官邸前で開かれた脱原発の集会で会った。偶然、隣り合わせにすわったのである。編集者に紹介されたのだが、 坂本は鈴木を「右翼だからさぞかし怖い人だろう」と思っていた。新左翼の人間とも話す「変わった右翼」として知ってはいた。坂本の鈴木評を引く。
「初めて会って、至近距離で見た鈴木さんの目の、なんと穏やかなこと。もう少しで仙人になってしまいそうな好々爺の目です。こんな優しい目をした人にあまり会った記憶がありません。きっと長い時間、孤独に耐えて思索してきた人の目だろう、そしてこの脱原発の集会で会うとは、なんとも象徴的に今の日本の状況を表しているとも」
坂本の父親の一亀は、鈴木が好きな三島由紀夫や高橋和巳を育てたとも言える名物編集者である。だから、『愛国者の憂鬱』にはこんな場面もある。鈴木が小田実の『何でも見てやろう』を読んで感動したと言うのを受け て、坂本がこう答えるのである。
「あれはうちの父が書かせたんですよ。学生だった小田さんに『1年かけて世界を廻って来い』って、お金を渡したんです」
「おわりに」で鈴木はそれに応じて「一亀さんは多くの作家を見出し、育て、大奥の作品を作った。でも、この世に生み出した最大の作品は『坂本龍一』だと思う」と言ってい る。確かにそうかもしれない。
国民がマスメディアを信じる率が日本だけ突出して高いことを坂本は危惧していた。
「70%ぐらいの人が信じてるようです。フランスは、お上の言うことは信じないという伝統があるので、ずいぶん低いですね。マスメディアを信じる人の割合も、40%とか、半分以下です。どうも日本人は新聞やテレビなんかが言うことを素直に信じちゃう傾向があるようです」
それを受けて、鈴木が共鳴する。
「戦時中はみんなが大本営発表に騙されて反省したはずなのに、変わっていません」
私は坂本に会ったことはないが、彼と結婚していた矢野顕子とは対談した。
矢野の辞書に「配慮」というコトバはなかったが、猫を飼うようになって転換したのではないかと尋ねると、彼女は答えた。
「たしかに猫は配慮ないですからね。前の亭主が問題だわ(笑)。彼が猫好きだったんですよ、すごく」(文中敬称略)
(佐高信/評論家)
提供元:Yahooニュース

