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麒麟・川島が漫画『るなしい』を読んで「神様はもっとヤクザ」の言葉に衝撃を受けたワケ(現代ビジネス)

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口コミでじわじわと広まり、各界著名人も大注目、今大きな波が来ている漫画『るなしい』。いち早く注目してくださったのが、大の漫画好きで知られる、麒麟・川島明さんです。
【マンガ】『るなしい』試し読みはコチラから
『魔術師A』『アマゾネス・キス』といった一筋縄ではいかない作品で知られる、『るなしい』作者の意志強さん。 川島さんに、意志強作品の魅力について語っていただくとともに、意志強さんの脳内にも迫っていただきました!
【前編】『麒麟・川島が“信者ビジネス漫画”『るなしい』を大絶賛し続ける理由』 川島 色んな意味で『るなしい』はタイムリーな作品になってしまいましたよね。日本全体が『るなしい』の世界に近くなっている。もちろん予言のつもりで描いたことではないにしろ、なんとなくそういう予感はされてたのかなって思う。
一番すごいなと思ったのが、一巻で信者のおじいちゃんがタンクトップで土下座しているんですけど、るなはその前で「信者ビジネス」って言い切るんですよ。
土下座しているタンクトップのおじいちゃんも、ホストに貢いでいる女の子も一緒じゃないでしょうか。おかしいことは分かってるけど、これで救われているのも事実で、第三者が何かとやかく言うことではない。私は信じているし、ビジネスと言われても別に分かってるしっていう関係なんやろなって。
るなもおばばも、このビジネスを正しいと思ってやってるけど、一方で儀式の時には二階でラップ音のテープをかけるというインチキな部分もある。だけど儀式の最後の最後はほんまに火神が火を揺らすっていう展開で、「え、これどっちなん?」っていう。
一巻の冒頭でるなが刑務所に入ってるので、インチキでお金儲けしている女の子の話かと思ったら「あれ?」っていう。 ──るな自身が火神を信じているのか、信じていないのか。
川島 印象深いセリフとして、三巻で「神様ってもっとヤクザ」っていうのがある。こういうこと言うんだなと。ヤクザというか神様も「人」の部分がすごく多いっていう。それは真理じゃないかなと思いました。
意志強 「マンガ沼」の収録現場で川島さんが稲荷神社のお話をしてたじゃないですか。いなり寿司持ってったっていう。代々木八幡宮の中の出世稲荷社。
川島 そうですね。不思議なんですけど、その一週間の間に代々木八幡宮の話をいろいろ聞いたんですよ。僕、そういうのが好きなので「呼ばれてるかも」と思って、代々木八幡宮の話をしてくれた人に「明日行くわ」って言ったら「いなり寿司持っていってあげてくれ」って。そこのおいなりさんが「いなり寿司を食べたい。みんなお揚げばっか置くからうんざりしている」って言ってる、と。
そのとき冬やったんでロングコートを着て、いなり寿司入れたビニール袋持って、まず代々木八幡宮の本殿にお参りしてたら、コートの袖をぶわーって引っ張られた。そんな経験初めてでした。めっちゃ引っ張られたのに誰もいない。
引っ張られた方には稲荷の社があるんです。いなり寿司持っていけってアドバイスくれた人にこの話をしたら「たぶんめちゃくちゃ喜んでるから」って言ってました。すごいな、こんなんあんねんなっていう。
意志強 それすごくいい話だなと思って。稲荷って人をめちゃくちゃ選ぶらしいんですよ。お前違うと思ったら、そういうサインを出すんですって。だから、おいなりさんと縁がない人はとことん縁がなくて、縁がある人はとことん縁があるという話を聞いたことがあるんです。
コックリさんの元ネタは稲荷信仰から来ているとも言いますよね。『るなしい』に出てくる火神は、そういう怖い神様をモデルにしました。大きい願いを叶えるのが得意な分、大きな代償も求めてくるような。
川島 ああ、そうですね。
意志強 命を取る代わりに物質というか、お揚げを取る。さらにいなり寿司まで食いたがるっていうのが、すごく怖くないですか?
川島 そうそうそう。それでもう一個思い出したのが、「お賽銭を投げるときに絶対札にしてくれ」って言われた。小銭投げたら鉄砲の音と間違えてどっか行っちゃうからって。その話がすごいリアルで。
あと「初詣ではみんなお願いごとばっかりでお礼が全くない。まず去年一年間守ってくれてありがとうって言わないと、絶対話聞いてもらえないよ」って。それはもっともやなと思いました。
知り合いでもいるんですよ。お願いばっかりしてきて、「分かった。この劇場、入れるようにしておくわ」って言っても、まずお礼がない(笑)。神様だから「どうぞ、どうぞ」っていうことじゃない。神様は人より人なんだなっていうのを「もっとヤクザ」というるなの言葉に感じましたね。
意志強 そうだと思います。神様には「無償の愛」的な印象があるじゃないですか。でも旧約聖書を読んでみると、ちょっと怖いんですよね。ヨブ記とか読むと。神様が求めていることは、私たちが見返りを求めないことなんだけど、実際はもっとわがままで「盲目的に俺を信じろ」みたいなことをやってくるというか。
私たちが思い描くような優しくて、無償に愛をくださるイメージとは全然違うと思うんです。だからこそ宗教も、普通に八百屋で野菜を買うようにお金を払って、それに見合うものをもらうっていうのが当然じゃないかと。
神様にお願いを叶えてもらうにしても、神様によって叶え方とか、求める代償が違うんだと思うんです。例えばおいなりさんだったら、大きい願いを叶える分、代償も大きい気がする。もちろんちょっとしたお賽銭とお参りだけでいいよっていう神様もいるだろうし。私はちょっと怖くておいなりさんには行けないんですよ。継続的に行かなきゃいけないんじゃないかって。それがヤクザっぽくて。
川島 一回守ってもらったらボディーガード代じゃないけど、そういうのがあるみたいですね。お礼参りも大事にしろって、めっちゃ言われるので。だからこそのあのセリフです。その関係をずっと継続させることを求めてくる……。
意志強 「神様ってもっとヤクザ」。
川島 るなは神様に選ばれた子どもなんですけど、三巻にはそんな選ばれたるなと、選ばれなかったるなの兄の葛藤が描かれていて、あそこもすごいリアルでした。親からして扱いが違ったっていうのも深いなぁと。
意志強 ありがとうございます。自分としてもすごく好きなシーンなんです。身も蓋もないことを言うのが好きなので、すごく身も蓋もないことを言えたなと思って(笑)。
川島 お見事ですね。これは。お兄さんとるなの対比のシーン。
意志強 お兄さんが可哀想ですよね。
川島 子どもだったら手をつないで欲しいって思うのは普通なのに、神の子じゃないからめちゃくちゃ怒られる。可哀想やなと思います。ほんま意志強さんの頭の中をのぞいてみたいです(笑)。
さらに【後編】『麒麟・川島が考える“意志強”漫画と「お笑い」の共通点…語り尽くせないその魅力』では、意志強作品とお笑いの共通点についてお話していただいた。
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【聞き手・構成】西澤千央
【写真】村田克己
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提供元:Yahooニュース

