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広瀬姉妹が逆転したワケ 存在感増す姉・アリス、妹・すずは役に問題あり!?(夕刊フジ)

【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】
最近、広瀬アリスの存在感が増し、妹の“すず超え”をしたと話題ですが、そんな単純な図式ですかね。確かにNHK朝ドラ「わろてんか」の、リリコはキャラが立っていますが、これぐらいの実力は、前から備わっています。
問題は広瀬すずサイドの、キャスティング運のなさじゃないですか。昨年の主演映画「チア☆ダン」では、広瀬すずがモデル体形の中条あやみに絵柄で負けていました。普通のコがリーダーになる設定だから成立しましたが、動きのある場面は弱かったです。
そして前評判が良かった「anone」(日テレ系、水曜夜)では、身よりのない可哀想な役を演じてます。顔半分は「ゲゲゲの鬼太郎」みたいに髪の毛で覆われ、元気はつらつのすずちゃんのイメージと、かけ離れてしまいました。
これは人気脚本家に頼りすぎた番組制作のあり方が、問われますね。昔から「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの」と言われてきました。それを体現したのは巨匠・倉本聰です。「火の用心・・・」というセリフの、点々を演じろと言ったのは有名な話で、本読みには必ず立ち会います。出した脚本は、ほとんど書籍化され、台本だった脚本を、作品に押し上げた人物でした。
倉本聰に続いたのが野島伸司、そして「anone」の坂元裕二でした。けど分業制が進んだ現代では、世界観が重要なオリジナル脚本のヒットは、難しいとされています。アカデミー賞には「脚本賞」と「脚色賞」があり、以前は「原案賞」もありました。だからオリジナル脚本で当てる人は、オスカー3つ分の価値があるのです。その重みを理解して、書くのは至難の技です。
倉本聰がいまだ凄いのは、自分の年相応のことを、分かりやすく書くからです。だから終活世代のドラマ「やすらぎの郷」が、ヒットしたのです。
坂元裕二は50歳です。彼が19歳の広瀬すずをヒロインにして、彼女目線のキャピキャピな群像劇を、描き切れるかは未知数ですよね。
今の広瀬すずなら、激安居酒屋に集う女子高生役で、出会い系バーに潜り込んだら、前川前事務次官と会い大喧嘩に。そんな、はっちゃけた役で、いいと思いますけど。
50歳の脚本家には、拙著「50歳からのかろやか人生」が、ちょうど発売されるので、今後の創作活動のヒントにでも、してくれたらと思います。ぜひ、一緒にキャバクラに行きたいなあ~。
■木村和久(きむら・かずひさ) コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が3月発売。アマゾンで予約中。
提供元:Yahooニュース