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恋愛結婚、親が決めた結婚、迫られてした結婚…幸せなのはどれ?『エタニティ 永遠の花たちへ』(dmenu映画)
19世紀のフランス。上流階級。大家族。大豪邸で暮らす美しい女たち。
「……別世界すぎる」。
家庭を持った経験も、持つ予定も、願望もない、「おひとりさま最高」なしがないアラフォーライターにはぶっちゃけ敷居が高かった『エタニティ 永遠の花たちへ』(9月30日公開)。果たして共感できるだろうか……若干斜に構えて見始めたのだが、フタを開けてみるとこれが、嬉しい気づきの連続。思わずメモしたくなる名言が散りばめられた、豊かで普遍的な人間賛歌だ。
『アメリ』のオドレイ・トトゥ、『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン、『アーティスト』のベレニス・ベジョという、フランスきっての人気女優が世代の異なる女性を演じ、それぞれの結婚・出産、家族愛、友情を描いていく。監督はトラン・アン・ユン。『青いパパイヤの香り』や『ノルウェイの森』など、洗練された美意識としっとり匂い立つような映像で独自の世界を築くベトナム出身の名匠である。
上流階級の家庭に生まれたヴァランティーヌ(トトゥ)は、先方から求められた結婚を一度は断るものの、彼女を諦めないジュールに心を動かされ、彼の妻になることを決める。
マチルド(ロラン)は、ヴァランティーヌとジュールの間に生まれた息子アンリの妻だ。幼なじみだったマチルドとアンリは、成長とともに愛を育み、情熱的な恋愛結婚をする。
マチルドの従姉妹で親友のガブリエル(ベジョ)は、親が決めた結婚相手シャルルと、一度食事をしただけで夫婦になることを強いられる。
求められた結婚と、情熱的な結婚、そして親に決められた結婚。現在のように恋愛結婚がスタンダートではない時代、三者三様のきっかけで人生をともに歩むことになる3組の夫婦。ポイントは、彼女たちに訪れる幸せと不幸せに、それほど差がないということだ。
ヴァランティーヌは、夫ジュールの純粋さを好ましく思い、彼を最期の日まで愛し抜く。別れは予期していたより早くに訪れるが、残された子どもたちを育て、その枝葉が広がっていくのを見届ける。娘が修道院に入ると決意したとき、「男性からの愛は、神の愛より確か」だと娘の行く末を憂うヴァランティーヌ。ジュールとの間には、彼女がそう信じて疑わないだけの愛情と信頼が育まれていた。
提供元:Yahooニュース