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春風亭一之輔 楽屋のお弁当を持って帰るエコバッグを持参 遅めの晩酌の肴に(AERA dot.)

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落語家・春風亭一之輔さんが連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今回のお題は「お弁当」。
【貴重な誌面】一之輔師匠、過去に「現代の肖像」にも登場!
「『お弁当を持って帰る用』の袋ありますか?」。今まで楽屋からの帰り際に何回口にしてきたセリフだろう。
落語会や演芸会のスタッフさんは「はい! ちょっとお待ちください」と気軽に応じてくれることが多い。それ用の見栄えとサイズ感のよい紙袋が事前に支度してあったり、たとえポリ袋でも楽屋弁当がすっぽりと収まる大きめのモノを調達してきてくれたりする。
落語家はほぼ25%が楽屋で出された弁当をその場で消費し、出番前はモノを食べない人も多いので残りの75%は自宅へ持って帰る(私調べ)。持って帰って遅めの晩酌の肴にする。もしくは翌朝の朝食のオカズにする(同じく私調べ、というか我が家の常識)。
これが時折、テレビの仕事終わりに「お弁当を持って帰りたい」と言うと「は?」なんて気の抜けた返事をされて戸惑うことがある。
AD「は? 袋?」
私「いや、お弁当を持って帰りたいんです」
AD「……あー、お召し上がりにならなかったなら、そのまま置いといて頂いてけっこうですよ」
私「いやいや、持って帰るので……(うちで食べちゃ悪いかよ?)」
AD「お荷物でしょうから」
私「違うんです。うちで食べようかなと(何度も言わせんなよ)」
AD「あー、そうですか(めんどくせぇな)……袋ですか……ちょっと探してきますね(あー、めんどくせぇ)……」 収録終わりのバタバタしてるときに、弁当を持って帰る袋を探す……なんて実のない仕事なんだろう、と先方は思ってるに違いない。すまぬ。貴方たちが作ってるテレビに出るようなキラキラしたスター様はお弁当なんか持って帰らないだろうが、寄席芸人は持って帰るのですよ。なんなら余った分も頂きたいくらいなのです。
「お待たせしました! こちらでよろしいですか?」。駆けずり回って探してくれたであろう袋だが、どれもこれもたいがいサイズが合わない。
たとえば異常にデカい紙袋……。恐らくタレントさんがお差し入れを運ぶのに使ったのか、それとも鉢植えの生花でも入れるのか60×70×70センチくらいの巨大なヤツ。目方のある高価なお菓子がたくさん入ってたんだろうな、とても頑丈だ。そのポテンシャルを活かすことなく、金兵衛(お弁当屋さん)の弁当を一つと「お~いお茶」の紙パックを一つ入れるだけ。紙袋の中で弁当とお茶があっち行ったりこっち行ったり大暴れ。「おい、まさかこれだけじゃあるまいな! 他になにか入れるモノないかっ! オレ様はこんなちっぽけなものを運ぶために生まれてきたんじゃないぜっ!」と尊大に叫んでいる(袋が)。仕方がないので、折り畳み傘や上着を畳んで入れてみる。まだ余る。「よかったらケータリングのお菓子でも……」とADさんにすすめられ、アルフォートやら味ごのみのファミリーパックやらペットボトルのダイエットコーラやらを敷き詰めて、テレビ局を出る。お弁当だけでよかったのに、金兵衛が「友達」を引き連れて来た。重い。嵩張る。そのうちに袋の持ち手が切れた。さっきまでの居丈高な様子からは考えられないほどに「すいません……こんな重たいとは思ってなくて……」と小さくなっている。袋を両手で抱えながら駅からの道を歩いてると、どういうわけか雨が降ってきた。最悪だ。
提供元:Yahooニュース

