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歌舞伎座vs新橋演舞場“新作歌舞伎”対決の行方…シリーズ化を期待したい「流白浪燦星」に軍配(日刊ゲンダイDIGITAL)

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歌舞伎座と新橋演舞場が新作歌舞伎で競っている。
新橋演舞場は『流白浪燦星』。こう書いて、「ルパンさんせい」と読む。モンキー・パンチのコミックのキャラクターを戦国時代に登場させる趣向。ルパンは片岡愛之助で、時々アニメ版のセリフまわしをして沸かせる。
【写真】愛之助の結婚に熊切あさ美が“ケジメ” 思い出の愛犬も改名(2016年)
もともと歌舞伎のキャラクターでもある石川五ェ門は尾上松也で、峰不二子は市川笑也、次元大介は市川笑三郎、そして銭形には市川中車で、それぞれ適役。他に、市川猿弥、尾上右近らにも見せ場が用意されている。大野雄二の音楽も流れて、盛り上げる。
歌舞伎の名作・名場面を適度に入れ込み、歌舞伎ファンを楽しませるが、といって、歌舞伎を初めて見る人も置き去りにしていない。舞台転換がもたつくなど、改良したほうがいい点はあるが、娯楽作として楽しめる。シリーズ化を期待したい。
■アトラクションの域を出ていない『今昔饗宴千本桜』
歌舞伎座の第一部『今昔饗宴千本桜』はバーチャルアイドル・初音ミクとのコラボ。「超歌舞伎」として、2016年から幕張メッセで上演されているシリーズの新作。
歌舞伎を見たことのない人に歌舞伎の魅力を伝えるというコンセプトで、幕張では盛り上がっていたらしい。そこで得た「新しい客」を歌舞伎座に呼ぶために企画されたようだ。
松竹が狙った「新しい客」がどの程度来ているのかは分からないが、私が見に行った平日は、歌舞伎座の常連のほうが多かったように感じた。
ペンライトで客席を埋める演出なのだが、ペンライトを買っていた人はまばら。ラスト、中村獅童がスタンディングを求めるが、応じる客は半分もいない。
初音ミクが悪いのではない。中村獅童も奮闘している。つまらないのは脚本に問題がある。ほとんどが立ち回りで、人間ドラマがない。アトラクションの域を出ていない。ゴジラ映画で、最初から最後までゴジラが出て暴れても、映画として面白くないように、闘いのシーンばかり見せられても、飽きるし、疲れる。
歌舞伎座の客層をいちばん理解しているはずの松竹が、この程度のものを出しても客が満足すると思っているとしたら、かなり深刻な事態だ。
■第二部『俵星玄蕃』、第三部『天守物語』
第二部、神田松鯉の講談を原作とした新作『俵星玄蕃』は、セリフ劇としてしっかりしているので安心して見ていられる。尾上松緑はダークサイドに落ちた人物が合うのだが、今回の玄蕃も快活だが挫折と屈折のある人物。明るいが面倒臭いキャラクターをうまく出していた。
第三部の泉鏡花『天守物語』は坂東玉三郎が当たり役を中村七之助に譲った。玉三郎は演出と、脇役で出演。前半は七之助の富姫と玉三郎の亀姫の会話で進む。
かなりとんでもないことを話しているのだが、玉三郎だと異様な内容でもナチュラルに響き、普通の会話のようだ。しかし後半、七之助だけになると、泉鏡花の描く世界の異様さが際立ち、「天守物語は、こんなにも変な話だったのか」と驚いてしまう。これまで演じていた玉三郎が、いかに泉鏡花のとんでもなさと同化していたかを思い知った。
(作家・中川右介)
提供元:Yahooニュース

