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松雪泰子「混沌」作家ネリー・アルカン自殺の謎語る(日刊スポーツ)


 女優松雪泰子(44)が2日、カナダ大使館オスカー・ピーターソンシアターで「ディスカバー ネリー・アルカン -ネリーを探して-」プロジェクト発表会に出席した。


 ネリー・アルカンはカナダ・モントリオール出身の女性作家。09年9月、36歳の若さで自らの人生に幕を閉じている。同プロジェクトは彼女に焦点を当て、小説、映画、舞台と9月から3カ月連続で公開、上演していく。その一環として、松雪の主演舞台「この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える あるいは、失われた七つの歌」が11月4日、東京・銀河劇場で上演される。


 松雪は「1つ1つすごく綿密に、繊細に作り上げていく舞台です。非常に集中力がいる作品で皆さんといい作品になるように稽古し、素晴らしい作品を届けたいと思います」と話した。ネリーについて「彼女の持つ言葉はすごく深くて、突き刺さってくる」といい、「死を選んでしまったけど、本当はそうじゃない理想の世界で生きたかったじゃないかという思いが痛いほど伝わってきました。崇高な光の中に存在する混沌(こんとん)みたいなイメージです」とささやくように話した。


 同作は銀河劇場の東京公演を皮切りに、広島、北九州、京都、愛知と上演される。


 小説「ピュタン-偽りのセックスにまみれながら真の愛を求め続けた彼女の告白-」は発売中。映画「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」は21日に公開される。

提供元:Yahooニュース
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