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遠藤憲一「コワモテ俳優」の裏の顔…長澤まさみに呼び捨て懇願、“かかあ天下”夫人との約束で断酒も(日刊ゲンダイDIGITAL)
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今の時代を生きる中高年男には、ひとつの憧れの象徴のようだ。俳優の遠藤憲一(63)が業界で人望があり、若手ともコミュニケーション上手であるというので話題である。このほどバラエティー番組に出演した遠藤はこう言った。
【写真】長澤まさみが大胆カットのワンピースで美デコルテを披露(2017年)
「(芸能界は)上下関係をしっかりして、ため口はダメとかよく言うじゃない。俺は結構そっちの方が好きなのよ。エンケンとか憲一って呼ばれることもあって。接し方が堅苦しい人は苦手かな」
女優の長澤まさみ(37)と映画で共演した際は長澤が「憲一」と呼び捨てにしていることが明らかになり、遠藤が「俺から頼みました」と話して反響を呼んだ。自分から胸襟を開いて接していくタイプらしい。遠藤と付き合いのある芸能プロデューサーが言う。
「正月に酩酊して行方知れずになって以来、奥さんとの約束で断酒を続けていますが、飲んでいた頃の行きつけの焼き鳥屋でも、ため口で誰とでも分け隔てなく接してましたね。私が知人の女性とそのお店に行くと、『おー、今日は彼女連れて来たね! えっ、違うの? お似合いだから付き合えば!』なんておせっかいまでしてきた。常連の息子さんが高校受験に失敗したと聞くと『信心していれば、夢はかなうから大丈夫だよ』と話しかけ、下積み時代の苦労を笑い話にしていました」
店では店員のように新規客を迎えたり、趣味のカメラで撮影したロケ先の風景や花の写真を見せたり、小島よしおの真似をして「そんなの関係ねぇ」とやったりして盛り上げ、親しまれていたそうだ。
■「手間のかかる甥っ子」
本人もたびたび語っているが、長かった下積み時代は風呂なし共同トイレの4畳半アパートに住み、ビアガーデンなどでアルバイトの日々を送っていた。ビデオ映画の脇役でヤクザを演じたりしていたが、29歳の時に元タレントの昌子さんと結婚し、昌子さんが事務所代表兼マネジャーとなってから運命が好転していった。飲みに行ったまま、三日三晩音信不通になったりもしたそうだが、断酒といい、昌子さんの尻に敷かれ、その命令に従う関係が続いているらしい。かかあ天下について、遠藤は2017年、神奈川新聞のインタビューにこう語っている。
「結婚して今年で27年になりますけど、女房は自分のことを『手間のかかる甥っ子』だと言うんです。『夫や息子と思えば腹が立つけど、甥っ子と思えばさほど腹は立たない』と言って(笑)。女房と自分をつないでいるのは、ある部分で信頼し合っているからだと思います。そういう意味では、おいそれとめぐり合えない間柄、自分にとって、彼女はそうはめぐり合えない人。ある種、奇跡の出会いでした。女房はどう思っているかわかりませんけど(笑)」
コワモテのイメージから、笑顔で優しいイメージへとチェンジさせたのも、この昌子夫人だったのかも知れない。職場などで肩身の狭い思いをして、老害扱いされている中高年男も、まずは奥さんにどこがいけないのか、聞いてみるといいのかも知れない。
◇ ◇ ◇
遠藤憲一にとって、大きな転機となる出来事とは――。●関連記事【もっと読む】『三池作品に出演直訴 遠藤憲一を変えた人生初の“モザイク”』も合わせてどうぞ。
提供元:Yahooニュース