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臼田あさ美&太賀、オダギリジョーの“魔性の男”ぶりにメロメロ!?(映画.com)
[映画.com ニュース] 漫画家・魚喃キリコ氏の代表作を実写映画化する「南瓜とマヨネーズ」の完成披露上映会が10月10日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演の臼田あさ美、共演の太賀、オダギリジョー、メガホンをとった冨永昌敬監督が登壇した。冨永監督から臼田へオファーが届いたのは、約3年前のこと。臼田は「やっと完成して、皆さんに見て頂けるということが、今でも信じられない。やっとここまで辿り着けたという気持ちです」と感慨深げに話していた。
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原作の世界観を忠実に再現した本作は、脆く崩れやすい日常の大切さ、そして女性の切ない恋模様をリアルに描出する等身大の恋愛映画。生活費を稼ぐため、密かにキャバクラで働く女性ツチダ(臼田)が、夢を追い続けるミュージシャン志望の恋人・せいいち(太賀)と、自由奔放で女好きな元カレ・ハギオ(オダギリ)の間で心が揺れ動く様を描く。
「桜並木の満開の下に」以来5年ぶりに主演を務めた臼田は、12年前に共演していたオダギリの魅力に改めて気づいたようだ。「スケジュール的にせいいちとのシーンが先だったんです。気持ちを作っていくなかで『せいちゃんと上手くいってほしい』と感じることもありました。こんなにせいちゃんと築き上げたものを、ハギオは一瞬で崩せるのかなと思っていたんです」と前置きし「ハギオを演じるオダギリさんが現場に入った瞬間、女性スタッフだけじゃなく、男性たちも『これはせいちゃん、負けたね』と言っていました(笑)。(オダギリの)人を惹きつける魅力で『こんなはずじゃなかったのに…』という気持ちを味わったんです」とオダギリの“魔性の男”ぶりを明かしていた。
「そんな大した芝居をしていないですよ」と謙遜するオダギリだが、太賀も「せいいちとして『頼むからやめてくれ』という思いでしたね」と臼田に同調。「現場でお会いするまでは“恋敵”という役どころで、物語の展開も知っていますし、ツチダがハギオのところに行ってしまうことが胸をかきむしられるような思いだった」と告白。臼田が、オダギリとのシーンに臨む時には「臼田さん、頼むから行かないで!」という感情を抱くほどだったが「牙を剥いていようかなと思ったりもしたんですが、いざオダギリさんと対面すると、懐にすっぽりと入ってしまったような。その人間的魅力で、虜になりましたね」と語っていた。
怒とうのべた褒めに困り果てたオダギリは「お食事でも連れて行ってあげたい気持ちです」と照れ笑い。そして「パビリオン山椒魚」以来の冨永組について「やっぱり最高ですね。冨永監督とは同い年で同級生的な感覚を持っているので、頑張っている姿を見ると励まされます。同級生としても、ひとりの映画ファンとしても、いつまでも撮っていただきたい監督のひとり。(本作は)すごくいいですよ。参加出来てよかったなと感じています」と思いの丈を述べた。その言葉を受けた冨永監督は「感無量ですね。オダギリさんは、自分にとって特別な俳優さんです」と切り返し、感謝の念をにじませていた。
「南瓜とマヨネーズ」は、11月11日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
提供元:Yahooニュース