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“ウタ”から生まれたショートフィルムに主演、青柳翔&白濱亜嵐がその裏側を語る(ぴあ映画生活)

EXILE TRIBEのメンバーが、6つの楽曲からインスパイアされて誕生した6編のショートフィルムの主演を務める映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』。白濱亜嵐は自らが所属するGENERATIONS from EXILETRIBEの楽曲『何もかもがせつない』から生まれた『アエイオウ』に、青柳翔はJAY'ED & 鷲尾怜菜による『How about your love?』から生まれた『Our Birthday』に出演している。それぞれの作品に込めた思いから、音楽が作品にもたらす“力”についてまで話を聞いた。
青柳翔、白濱亜嵐その他の写真
『アエイオウ』は世界大戦の予兆が全世界を覆っている中で、ある特命任務に就いた若き自衛官の姿を描いており、わずか十数分の中に文芸的な深みや、ディストピア的な壮大な世界観を感じさせる。白濱は、安藤桃子監督とクランクイン前にじっくりと話し合い、撮影に臨んだという。
「台本をいただいて、“これってどういう意味?”という疑問がいっぱいあり、現場でもひとつずつ質問しながら作り上げていきました。すごく抽象的で、2時間の映画を15分くらいにしたような感覚があって、そのぶん、分かりづらい部分もあるんですけど、安藤監督はそれをある意味で逆手にとって、分かりづらさを作り出して、“これってどういう結末?”と観る人によってとらえ方が違う作品にしていると思います」
白濱が演じた自衛官は、孤独を抱えた物静かな青年だが、劇中、目の前で遊ぶ子供たちを前に、狂気じみた表情で胸の内の思いを口にするシーンがある。
「実はあのシーン、台本では渋谷の雑踏でマイクを持って叫ぶ予定だったんですけど、前日に都合上撮影NGとなって急遽、ああいうシーンになったんです。セリフも全て変わって、準備時間もなく、監督とは夜じゅうずっと話し合いました。渋谷の雑踏で叫ぼうとしていたことを、手法を変えて伝えようと。ただ、子供たちを前にして、ああやって感情をあふれさせるってすごく大変なんですよ。しかも、子供たちはからかってくるし(笑)。あのシーンは、コンタクトを外して、外界から遮断して、自分の中に入って臨みましたし、結果的に渋谷でやるよりもいいシーンになったんじゃないかと思います」
一方、青柳の主演作『Our Birthday』で、青柳は若き社長を演じている。同じ誕生日のパティシエの女性と惹かれ合い、結婚の約束を交わすも、突然、彼女は彼のもとを離れてしまう。そんな彼の姿を過去と現在を交錯する形で描いていくが、青柳は「監督からは、過去と現在のふた役をやるつもりでと言われました。順撮りではない中で、工夫して臨めたと思います」と振り返る。
途中、佐津川愛美演じる恋人にストレートにプロポーズするシーンがあるが「こういう恋愛映画にあまり出たことがないので、慣れていないので大変でしたよ」と笑いつつ、「あのプロポーズのシーンだけでなく全体として、哀しい物語ではあるんですが、監督から現在と過去を演じることで、お客さんにしっかりとハッピーエンドを見せてほしいと言われたのが印象的でした」と語る。
共にEXILE TRIBEの一員として音楽にも深く関わっているふたりだからこそ、自身の出演作とベースとなった楽曲のつながりについても、感じる部分はあったよう。撮影中、何度も繰り返し楽曲を聴いていたという白濱は「“切なくてたまらない”という内容の歌詞なんですけど、曲調自体はバラードでもミドルテンポでもなくて、勢いのあるトラックに切ない歌詞が乗っていて、それは作品にも表れている」と語れば、青柳は「決してハッピーな曲ではないけど素敵な曲で、最後にこの楽曲が流れると、どこか虚無感に包まれるようなところがあって、観終わってぽっかりと心に穴があくような感覚になる物語に仕上がっているのは、この曲のおかげだなと思います」とうなずく。
今回の企画のように、楽曲からインスパイアされる形で別の作品に出演するなら? と尋ねると白濱は『Choo Choo TRAIN』と即答。「どういう物語(笑)?」という青柳の問いかけに「どうなるか分かんないですけど、HIROさんの監督で観たいですね」と笑う。
また、これまで観てきた映画やアニメ、ドラマの中の主題歌、エンディングテーマで忘れられないものは? との問いに、白濱は映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマソングを挙げ「僕もDJで曲を作ったりしますが、あんなに印象に残る、冒険のワクワクが伝わってくる曲はないです。試合の前とかに聴きたいです」とこちらも即答した。
では青柳の心に残る主題歌は?
「先日、たまたま映画『LEON』を観返したんですけど、映画の最後で流れる曲を聴いたら、(主演の)ジャン・レノの孤独感がすごく伝わってきて、曲を聴くことで改めていい映画だなと思えたんですよね」
まさに『ウタモノガタリ』もその楽曲を聴くと、物語が、登場人物の感情が呼び起こされるような作品。映像と楽曲の幸せな結びつきを堪能してほしい。
取材・文:黒豆直樹
撮影:源賀津己
『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』
6月22日(金)より全国公開
提供元:Yahooニュース