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中尾彬&池波志乃さん夫妻 馴れ初めときっかけになった酒(日刊ゲンダイDIGITAL)

コラム【今だから語れる涙と笑いの酒人生】
映画やドラマのほか、バラエティーや情報番組のコメンテーターとしても活躍している中尾彬さん(75)は、女優・池波志乃さん(63)とのおしどり夫婦ぶりでもよく知られる。共著「終活夫婦」を出版したばかりの夫妻に、大好きな酒にまつわる話を聞いた。
◇ ◇ ◇
中尾 木更津の酒屋の長男だから、酒には早くから親しんできました。家にある樽からちょこっといただいて(笑い)。高校時代には芸者もあげてました。といっても学校の先生も一緒にいましたから。
池波 東京の奥座敷だった木更津には当時、料理旅館がいっぱいあって芸者も300人ぐらいいたのよね。
中尾 みんなで集まるといっても喫茶店なんてないからお座敷借りて、となる。大学で武蔵野美術大学に進み、東京に出て62年に日活ニューフェースに合格したけど、その頃はまだ酒より食べる方が先。食べる方が少し落ち着いてきて酒と料理を味わうようになった。でも、飲んでバカ騒ぎするとか吐いて倒れて記憶を失うなんてことは一回もない。そんなことをするヤツは酒を飲む資格がないよ。
池波 酒は食事をおいしくするために飲む。酔っぱらうためじゃなくて。
中尾 そんな酒の飲み方も志乃さんとは最初からよく合いましたね。私が家業なら、彼女は血筋で酒が好きだった。
池波 噺家の血筋(祖父が5代目古今亭志ん生、父は10代目金原亭馬生)ですから。私たち夫婦が付き合うきっかけもお酒でした。
■芸者衆のOKで付き合い始めた
中尾 42年前、時代劇で共演した時にロケバスの中で「実は越乃寒梅が手に入って飲んだんだ」って周りに自慢したんですよ。当時は日本酒ブーム。越乃寒梅は幻の日本酒って言われていたから「スッキリしててうまいんだ」って。そしたら志乃さんが「私、毎晩飲んでる」って言うから、驚いた。
池波 台本の裏に越乃寒梅が飲めるお店の地図を描いてあげて、もしわからなかったらって、ウチの電話番号も書いて。
中尾 後日、1人で行ったらたどりつけない。地図が間違ってたんです。それで、志乃さんに電話して翌週に一緒に行くことになった。そしたら彼女、「こういう感じで来るんじゃないかな」って想像してた装いとピッタリ一致していたんですよ。
池波 前から話が合うなと思ってたけど、その時も話していて引っかかるところがひとつもない。それでお店を出た後、私から「もう一軒行きましょうか」って誘って、神田で芸者のいる店に連れて行ったんです。
中尾 6人ぐらい呼んでね。実は彼女がよく知っている芸者衆だったんだな。飲んでる途中で彼女が廊下へ出て、「あの男はどうなのかね」って私のことを品定めしていたんですよ。みんながOK出したんで付き合い始めたわけです。結婚してからは志乃さんのオヤジさんとも飲みました。「落語ってのは嘘をつかないんだよ」という言葉をよく覚えています。この場面のこの背景はこうなんだって教えてくれて、落語っていろいろ調べたことを前提にしゃべってるんだと思いました。
池波 ゆっくり飲みながら、着物の着方のような日常茶飯事的なこともポツポツと。つまみはタタミイワシくらいであまり食べませんでした。酔っぱらって乱れた姿は見たことがありませんね。
中尾 私は油絵を描きますけど、オヤジさんは日本画を描く人でしたから飲んで2人で絵を描いたりもしましたね。おふくろさんが墨すって巻き紙を広げてくれて。大人の遊びです。酒は毎日。07年に大病(急性肺炎および横紋筋融解症)して2カ月入院した時は飲めなかったけど、退院して少しずつまた飲み始めました。酒を飲まなきゃ人生の楽しみを半分知らないようなものです。
池波 私は毎日お品書きを書くんです。それでお刺し身だったら日本酒、イタリアンだったらワインというふうにおかずに合わせて何でも。2、3時間かけて日本酒だったら2人で5合、ワインなら1~2本。休肝日はありません。飲まないと次の日に「ゆうべ飲んでないから、今日はいっぱい飲もう」ってかえってたくさん飲んで体に悪い。
中尾 飲んだり食べたりした記録をつける「食日記」はもう16年間続けていますよ。
提供元:Yahooニュース