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追悼・加藤剛さん “大岡裁き”で貫いた人権意識と平和憲法(日刊ゲンダイDIGITAL)


 先月80歳で亡くなった加藤剛さんは、スキャンダルとは無縁で知られた俳優だった。酒やオンナ絡みでは豪快なエピソードの宝庫でもあるこの世代では、稀有な存在であった。酒もたばこもやらず、ギャンブルとも無縁。夫婦仲など家族関係も極めて良好。訃報に際し謹厳実直と評されたりしているが、あるベテラン芸能記者はこう言う。


「デタラメの内容だったり、事実関係を歪曲されて報じられたと、よく芸能人がその媒体を名誉毀損で訴えたりしますよね。最近では普通の訴訟行為がほとんど普及していなかった昔、メディアを訴えたのが加藤さんなんです。マスコミの側にしても、訴えられるという認識もなければ備えなどほとんどしていなかった時代ですから、いきなり訴えられてビックリ仰天。それからだったと思いますよ、あの人には下手な取材ができない、記事も載せられないとメディアの側から加藤さんを敬遠していったのは。ドラマの制作発表などで記者会見の場に加藤さんが登壇されても、必要以上に踏み込まないでいたほうがいいという不文律が一部の記者たちの間にはありました」


 俳優たちが安心して活躍できる環境づくりと、俳優の権利拡大を目指す日俳連(協同組合日本俳優連合)のサイトには、設立前史から2001年までの活動史をまとめた「30年史」がある。その「1963~1965年」には「無視されていた芸能人の人権」という項目があり、1968年に加藤さんが結婚した、当時女優の伊藤牧子さんが放芸協(日本放送芸能家協会=日俳連の前身)に要望書を提出。加藤さんが週刊誌の記事に「真っ向から取材拒否の基本的態度をとったにもかかわらず」「何ら私どもの了解なく掲載した」などの記述が含まれている。伊藤さんと加藤さんは結果として結婚するのだが、その関係を「美しい愛の交流」と掲載されて大迷惑と憤慨し、行動を起こしていたようだ。


 時代劇ドラマ「大岡越前」で江戸時代の名奉行、大岡忠相になりきり、加藤さんはあまたの“大岡裁き”を下してきた。そうした姿は、実生活でも近いものがあったのかもしれない。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。


「事実関係と違う記事が出され、迷惑というのであれば、訴えたらいいと私は考えています。私もメディアの側ですが、どこか事実と違い、間違っているところがあれば、謝罪や訂正でお応えするのが当然と思っています。そうしたやりとりの中で、より深く取材相手との関係ができて、より良い記事にもつながっていくこともあるからです。加藤剛さんのことはよく存じ上げず、取材させていただいたこともほとんどないのですが、人権という意識やそれを守ろうという面でも、日本芸能界の先駆けだったのですね」


 戦争の悲劇を伝える作品に多く出演した加藤さんはまた「戦争を伝え、憲法を守る。それが俳優としての自分の使命」などと語り、生涯反戦を訴え、安倍首相の狙う憲法9条改憲に反対し続けた。気骨ある俳優であった。

提供元:Yahooニュース
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