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美川憲一、清水容疑者に「逆に楽になった」一問一答(日刊スポーツ)
歌手美川憲一(71)が14日、覚せい剤取締法違反(使用)で11日に逮捕されたものまねタレント清水アキラ(63)の三男でタレント清水良太郎容疑者(29)について都内で会見した。主な一問一答は以下の通り。
【写真】送検される清水良太郎容疑者
-今回の事件について
「バカヤロ! ホント、そう言いたいわよ。何年も前に、名古屋で私の座長公演をやったときに、一緒に仕事をして、いいところをいっぱい見てるのよ。カジノ(違法カジノ疑惑)のとき、『あ、うそついてるな』と思ったけど、それをいつか自分から言う機会があるかなと思って、記者会見をするのを待ってたのよ。でも逃げ切れちゃったという感じですかね。そんなことがあったじゃないですか。出づらかったのかなと思った」
-その後、9月にテレビ番組で共演した
「『今夜解禁! ザ・因縁』という番組で(共演の)お話があったときに、『これが1つの(立ち直る)チャンスになるかな』と思った。会った瞬間に、覇気がないな、顔色が悪いなと思った。でも、彼は話をしているときに言い訳みたいなことをしたのよ。だから『このまま行ったら終わっちゃうわよ』とも言った。事実だからね。あれが、彼が目を覚ますべきところだったのよね。だから悔しい。親子でやるっていうのも、どこかしらに甘えが出ちゃうと思う。お父さんの記者会見を見ても、あれだけ涙して、奥さん(同容疑者の母)も手術なさって、そういう状況の中で、本当にバカヤローだと思う。ショックですよ」
-2世タレントの不祥事が多い
「芸能人の家庭に生まれるのも、宿命なのよ。でも、立派にやっている2世の方もいる。そういう方にも失礼なことなのよ。足を引っ張るような形で。だから、地に足を着けて頑張ってほしいなという気持ちだったから言ったんだけど、何を考えているんだか。親を泣かせて、これから(アキラの)仕事にだって影響が出る可能性だってあるじゃないですか。あの会見はアキラさんに同情しました」
-アキラは事務所を解雇にすると言っている
「当然よ。クビになって当然だと思います。そこから地に落ちて、はい上がるのは自分。でも家族だから、手を差し伸べたいと感じると思うのよ。そのときは自分の事務所に入れるんじゃなくて、どこかに預けて、たたき込んでもらうようにしたら。時間はかかると思うわよ。大変ですよ。(同容疑者の)奥さんがかわいそう。去年結婚して、お嬢さんもできた。彼の才能も分かるの。でも『自信過剰な部分もあるんじゃない? うまけりゃいいってもんじゃないんじゃないのよ』って本人にも言ったのよ。歌に対しても『うまい』と思うだけじゃなくて、自分の味を出す努力をしないと。でも、あのアドバイスって何だったのかしら。やるせないというか切ない。悲しい」
-美川さんが、手を差し伸べる可能性は
「私? 出てきてどういう気持ちで彼が反省をするか。私だって、自分の過去をさらけ出してまで言いたくはないわよ。でもそういうふうに、後輩の若い人たちが目を覚まして、少しでも芸能界で活躍することにお力添えができればいいかなという思いでいたから。何とも言えないです」
-番組での対談のときに、薬物使用の兆候は
「それは全然。ただ、覇気はなかったかな、顔色は悪いなとは思った。でも、そこまで詮索したくなかった。だから、『何かあったら、もうじき消えるわよ』と言った。心の隅に『失敗してほしくないな』という気持ちがあったから。ネットなんかを見ると『(美川が)予言者だ』なんて出ているけど、私は占い師でも何でもないんだから」
-芸能界に復帰するとしたら
「彼のいいところもいっぱい知ってるんですよ。知り合いには『あんなに歌がうまいのになんであんなことを』と言っていた人もいるの」
-芸能人としての才能は
「あると思いますよ。出てきて、相談に乗ってほしいということがあるなら、それはそれでね。親はもう無理よ。後で言われちゃうから、遠距離状態になったほうがいい。日本は封建的なところがあるから、親の方が逆に謹慎生活をするみたいになっちゃう。親は親なんだから。私ならたたき込んでやるわよ。それくらいの気持ちはあるわよ。今度来たときにはバシバシたたいてやるわよ」
-再会の第一声はバカヤローか
「もちろんそうよ。『あれは何だったの?』って思う。しおらしい態度で、その裏の顔があったんだな、うそをついてたんだなと思ったら悲しい」
-なぜ覚醒剤の影が近づくのか
「おごりじゃない? 『他の人もやってるでしょう』とか、『俺だけは大丈夫だ』という浅はかなところあるのかも。彼も乗りのいい人だから。誘惑に負けたんじゃない? それはそれで彼の人生。地に落ちたんだから、それはしっかり受け止めて。隠していたことを認めたわけじゃない? ということは、これで逆に楽になったのかも」
-立ち直りのアドバイスは
「私は離れたファンを呼び戻して、来てくれる努力をしました。必死でしたよ。そういうことがバネになった。彼はこのまま捕まらずにいたら、体もむしばんでいくだろうし、人間的にも、精神もおかしくなってしまったかもしれない。逆に捕まってホッとしていると思う。確かに、(送検のため目白署を)出るときに、にらみつけている顔は正気のさたじゃないという顔をしている。素直ならそういう顔にはならない。今は病んでるの。でもバカヤローよ」
-言葉をかけるとしたら
「親を泣かしてて、ファンを裏切って、ほんとにバカヤローね!」
-これからパーティーがある
「これからデヴィさんのパーティーがあって、歌うんです。お仕事で。ですから、その前にバカヤローです」
提供元:Yahooニュース