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リリー・フランキー、障害者演じた主演作イベントで清野菜名とのキスシーン語る(映画ナタリー)
「パーフェクト・レボリューション」の公開記念イベントが9月15日、東京・LOFT9 Shibuyaにて行われ、キャストのリリー・フランキーと下村愛、監督の松本准平、原作者の熊篠慶彦が登壇した。
【写真】「パーフェクト・レボリューション」ポスタービジュアル (c)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会(他8枚)
熊篠の実体験をもとにした本作は、幼少期に脳性麻痺を患い車椅子生活を送る主人公・クマと、人格障害を抱える風俗嬢・ミツの恋愛を描くラブストーリー。リリーがクマ、清野菜名がミツを演じる。
熊篠と友人であるリリーはその出会いについて「10年前に『アダルト・トレジャー・エキスポ』という、いやらしい会社がブースを出し、いやらしい人々が10万人ぐらい集まるイベントがあったんです。そこでTENGAの社員の方が熊篠を紹介してくれたんです」とコメント。「すごく意義のある活動をしている人だと思った」と続けたリリーは、熊篠を称賛するかと思いきや「あの会社は本当にいい会社。お中元とお歳暮、クリスマスといつもTENGAを送ってくれる」とTENGAのほうを褒め称える。
熊篠をもとにした役を演じているリリーは「知っている人で、ゼロからじゃなかった」と演じやすかったことを明かす。その言葉に松本は「リリーさんは『熊篠は落ち込んでるときは手がこうなっている、調子いいときはこうなっている』と形態模写をしてくれて、本人も知らない姿を捉えていた」とリリーの観察眼に敬意を示す。
「今までキスシーンを避けてきた」というリリーは「今回は避けられないと思った」と本作での清野とのキスシーンについて触れる。「男とはしたことあったけど、女の人とのキスシーンは初めてだった」と述べ、「初めてのキスシーンだったから撮影のあと泣いちゃいました。傷ついちゃってね。撮影を2時間ぐらい止めちゃった」と冗談交じりに続ける。
TOHOシネマズ 新宿などで上映される本作についてリリーは「おっさんが主人公で、熊篠がプロデューサーで、普通だったらポレポレ東中野でやるべき作品」と社会派作品を多く上映する劇場の名前を出し、笑いを誘う。リリーは熊篠と一緒にさまざまな媒体の取材を受けたことを述べ「映画にしたことでロフトプラスワンなどで話していても届かないところに届けることができたと思う。でもその宣伝でなぜかロフトに帰ってきた」と述べ、笑った。
「パーフェクト・レボリューション」は、9月29日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほかで全国ロードショー。
※「パーフェクト・レボリューション」はPG12作品
提供元:Yahooニュース