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もう一度会いたい…
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1:
加奈子
私の三年間で終わってしまった初恋の記録です。
2006-04-17 00:59:00 -
2:
加奈子
いつも通り朝食を食べ、少し大きめの紙袋を持って、いつもと同じように
「いってきま〜す」と家を出たのです。
いつもと違っていたのは紙袋の中身…貯金通帳と印鑑そして苗場プリンスホテルのチラシ。2006-04-17 01:18:00 -
3:
名無しさん
銀行で今まで貯金していた定期やらを全部解約し、郵便局へ行き手紙を一通速達で送り、ようやく駅に着いた私は公衆電話から苗場プリンスホテルに電話をしました。
「今日、シングル空いてますか?」
「ワールドカップロッジでしたらご用意できますが、如何致しましょうか?」
「お願いします。」
「では、お名前をお願いいたします」
「渡瀬敦子です」2006-04-17 01:41:00 -
4:
加奈子
次にみどりの窓口へいって「越後湯沢まで大人一枚」…あぁもう後には戻れない、生きてても仕方ない、ならば雪の中で死のう…
新大阪、東京、上野と乗り継いで上越新幹線に、そしてトンネルを抜けると一面が銀世界、そう正に川端康成の『トンネルを抜けると雪国だった…』そのものだったのです。2006-04-17 01:52:00 -
5:
加奈子
越後湯沢に着いたのは夕方の5時過ぎ、ホテルへのシャトルバスの時間まで30分程あるし、最後に雪国を満喫しようと散歩をと思い歩き出したのですが、道は凍って所々から噴水のように水が出て路面の氷を溶かしてはいるのですがヒールではとても歩けたものではありません。
2006-04-17 01:59:00 -
6:
加奈子
諦めて近くの喫茶店でバスを待つことにしました。
バスに揺られること1時間すでに辺りは真っ暗になってしまいました。
フロントへ行き
「予約している、渡瀬敦子です」と名乗ると「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」とルームキーを渡され部屋まで案内されました。2006-04-17 02:15:00 -
7:
リュウ
続きが気になる〜??頑張って完結めざして書いてネ〜???
2006-04-19 00:49:00