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∞sARy∞

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  • 1:

    あたしの名前は矢竹紗莉。

    お前のために、

    今日も明日もこれからも。

    2006-03-03 08:54:00
  • 183:

    【【着信-**サリ**-】】
    こちらからかけたって気まぐれで出ない確率9割のサリからの着信。
    今朝の飯屋での表情も頭を過ぎり、雅也は嫌な予感がした。

    ──直感は時に残酷な程に的確だ。…あの時のように・・・・

    2006-03-03 12:10:00
  • 184:

    《二度と味わいたくない》

    雅也の後ろに広がる陰。
    それもまた、雅也の女嫌いを確執化させるものだった。

    2006-03-03 12:11:00
  • 185:

    雅也の母は、
    雅也なしでは生きていけないような人だった。
    ただでさえ父の居なかった雅也はそんな母を世界中の誰よりも愛していた。
    17歳まで。
    雅也の母は雅也が17の時に、自殺。

    2006-03-03 12:13:00
  • 186:

    少し浮世離れした女性だった、と周りは葬式の時に囁き合っていた。
    自殺した理由はいまだにわからない。
    しかし、ただ一つだけ雅也が抱え続けて居る事がある。

    ──ピッ!!『もし、サリ?どうしたんやー・・・・?サリ!?…泣いてんの?』

    2006-03-03 12:14:00
  • 187:

    ─ブッ!!!…ツーッツーッ・・・・

    『カズキ?ってオイ、カズキー?どこ行くねんミーティングはじまる…』
    ----隼人の声が遠退く。
    雅也は突然かかってきた揚句、啜り泣くサリの声が、まるで気を使うように切れた携帯を握り締め店の重く白いドアを抜け出て走り出した。

    2006-03-03 12:15:00
  • 188:

    ダラダラと走るタクシーを捕まえると乗り込む。
    ドライバーは意気揚々と俊敏にアクセルを踏む。
    目的地はサリの家。
    以前に一度きり、酔ったサリを送った場所まで、記憶を辿り伝えるとタクシーは走りゆく。
    リダイヤルからコールするサリの電話は圏外。嫌な予感が頭を駆け巡る。

    2006-03-03 12:15:00
  • 189:

    『…急いで貰えます?』
    苛立ちがタクシーを覆い尽くして行く。
    『ちょっとねー混んでるみたいやね〜』
    苛立ちをまさぐるかのようなドライバーの声。
    『お客さん〜ホストかなんかか?男前やもんなぁ。女とくっちゃべって銭稼げりゃ…』

    2006-03-03 12:16:00
  • 190:

    『…止めて。』
    雅也は胸から長い色とりどりの色が散らばったプッチ柄の財布を取り出した。
    『へ?もう着くでー。のっときい…』
    『ええから。コレ。釣り銭いらんし。開けて。』
    雅也は隠し切れない苛立ちを静かに彷彿させていた。早くサリの元へ…。早く早く…。

    2006-03-03 12:17:00
  • 191:

    タクシーから降りた雅也は
    まるでドラマの様に走り出し、週末だと言うのに
    繁華街から抜けて静まり返った街を走り抜ける。電話を耳に宛て、なんども通話ボタンを押し続ける

    ──オカケニナッタ電話ハ電波ノ届カナ …

    2006-03-03 12:18:00
  • 192:



    『ッ…ハァ…ここやったよな』

    目的地に着き、見上げる。まだチラホラと電気のついている部屋もある。

    2006-03-03 12:19:00
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