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∞sARy∞

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  • 1:

    あたしの名前は矢竹紗莉。

    お前のために、

    今日も明日もこれからも。

    2006-03-03 08:54:00
  • 223:

    ──HOLDを押す。

    ◆◇E-mail受信◇◆

    欝陶しげにボタンをまさぐる。

    2006-03-03 12:52:00
  • 224:

    --受信BOXを開こうとする。
    『…カズキ…‥』
    腕の中から声が聞こえ、なぜか雅也は携帯を閉じた。
    『ん?気分悪い?』
    邪魔物のように、雅也は携帯をポケットの奥の奥の奥に仕舞い込んだ。

    2006-03-03 12:53:00
  • 225:

    『あり…ぁと‥』
    『え、何。ありがとって言いたいん?笑。言えてへんで』
    『やかぁし』
    『ハハッ。わかったわかった。どーいたしまして。』
    ──ポケットの中では、携帯はチカチカと蛍光色を光らせている。

    2006-03-03 12:54:00
  • 226:


    ──サリを好きになればなる程に、自分が汚く思える。
    サリに近づけば近付く程、身をくるめる鋼鉄の鎧だったスーツに締め付け苦しめられる。
    夜の輝くネオンが、人が、女の子が、金が、怖くなる。

    2006-03-03 12:55:00
  • 227:

    サリは見つめていた。
    そこに産まれていた雅也の恋心にも、気付いていた。
    腕の中から、外の世界に目をやる雅也を見る。
    淋しそうな、苦しそうな、雅也の横顔は、…朝が近付く薄暗がりの中で際立った虚無感を醸し出す。

    2006-03-03 12:56:00
  • 228:

    その日、初めてと言うのかやっとと言うのか、
    サリと雅也は《恋人》になる。.
    淡い黄色の陽射しがカーテン越しに差し込む中、
    二人は穏やかに微笑んで、ベットは久方ぶりに狭くなった。

    2006-03-03 12:57:00
  • 229:

    『雅也…?』
    『はい?』
    『変な感じー笑。』
    『カズキでもィィですょー』
    笑いながら、名前に戸惑いながら、二人はお互いを深めようと喋り明かした。

    2006-03-03 12:58:00
  • 230:

    雅也はゆっくり話し出す。

    ──お母さんが亡くなった事、そしてその日、一度だけ鳴った着信を、雅也は無視してしまった事、今でも忘れる事のない母の笑顔。

    『…だからな、』

    2006-03-03 12:59:00
  • 231:

    『メリチャンも忘れる事ないょ。サリが、想い続ける限り、メリチャンは忘れへんょ。』
    雅也はそう言って大きな掌でサリの髪をなでた。
    『…‥そかなぁ…』
    『サリーチャン…』
    『え?』

    2006-03-03 13:00:00
  • 232:

    『サリィチャン。魔法の国の。サリィチャンは魔法使いやろ?』
    『あぁ!!ちっさい頃アニメで見た見た…。』
    『魔法使いサリィは、みんなを笑顔にするんでしょー』
    ──プニッとサリの頬を掴み、ウニュッと口角を上げ、雅也は笑う。
    『…‥』

    2006-03-03 13:01:00
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