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∞sARy∞
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81:
それでも一度たりとも弱音は吐き出す事はなく、
計り知れない孤独と、不安と、戦いながら彼女は毎日を生きていた。
気がつけば娘はすくすくと伸びて行き、
私達は立派なんて言えないが、大人になっていた。2006-03-03 10:18:00 -
82:
『もうハタチよー。』
『ねぇ(。´v`。)ノでもー、『まだハタチか』って位に老けたな。うん老けた。』
『サリはね。わたしまだまだピチピチYO☆』
『メイのほうが老けたって。明らか老けた。とりあえず、飲むかい(。´v`。)ノ乾杯ー☆』
----あでやかな晴れ着に身を包み、静かな飲み屋でグラスをカチンと鳴らしていた。2006-03-03 10:19:00 -
83:
『あ(。゚∀゚。)そー言えば、メイ彼氏出来たんやったっけ』
『隆介かい?』
『ホストとか。』
『まぁそんなもの。あ、ライター貸して』
小さめのテーブルで煙草をくわえるメイ。2006-03-03 10:20:00 -
84:
『ん。あれ、私の煙草無い。一本くれろ』
ライターを手渡し、星が無数に散らばる箱に手をおくサリ。
---シュボッ!!!
『サリは?彼氏作らんの?』2006-03-03 10:21:00 -
85:
─賑やかで煙りがモクモクと天井を曇らせ、
換気扇に吸い込まれる動作の繰り返す店内。
サリの表情は一瞬のみだったが曇っていた。
焼き鳥の放つ煙りに撒かれて、その表情が目に染みるメイ。
静かに手元のグラスに手をかける。2006-03-03 10:22:00 -
86:
黄金色にキラキラと、霜を降らせながらグラスは持ち上げられて白い泡をゆらゆら揺らす。
『……彼氏なぁ…』
----白い泡を通り、黄金色の水液は喉を通り少し炭酸がぴりっと痛い。
『…いらんわ(。゚∀゚。)メリが居てたら男いりませーん☆あ、あたしもビール飲みたい☆メイのん、エビス?あたしもエビス飲もっと☆』
一瞬、垣間見せた曇った表情を掻き消す様に明るくあっけらかんとした声がテーブルに響く。2006-03-03 10:23:00 -
87:
──サリは前の旦那と離婚してから、彼氏と言う存在は一度たりとも創らない。
まるで何かから逃げる様に、
彼氏を創らない。
【恋愛してなきゃ死ぬ】
が語録だったサリと言う女を見て来た分、『それ』は随分と意外なものだった──2006-03-03 10:25:00 -
88:
『男と飲みたきゃホスト行けばいいしねー(。゚∀゚。)』
----メイが手に握る黄金色のグラスとお揃いの、なみなみ注がれたビールを片手に揺らし、サリは言う。
『……恋とか愛とか、ぶっちゃけメンドイし。』
ホラまた。一瞬曇らせる表情。メイはただボゥっとその笑顔をグラス片手に見つめていた。2006-03-03 10:25:00 -
89:
───それから間もなく、
メイは彼氏、隆介と、
元カレ、コウタとに挟まれて
散々な修羅場劇を毎日の様に繰り広げていた。2006-03-03 10:27:00