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  • 1:

    ?じゅん?

    ミーハーなあんただから、考えてる事なんてすぐにわかる。。
    そぅだね。運命なんて言葉じゃ割り切れない、もっと大きな何かだょ。

    あたし等の出会いは・・・

    2006-04-07 03:31:00
  • 2:

    ?じゅん?

    その中でも出会えて良かったと思えたのは涼子だけだった。

    2006-04-07 03:38:00
  • 3:

    ?じゅん?

    小学生の頃から、陰口とかツレションとかグループとか、女の子特有の傾向になじめなかったあたしは、広く浅い付き合いには向いていないらしぃ。

    2006-04-07 03:41:00
  • 4:

    ?じゅん?

    本当に心許せる人と、バカみたいな事して楽しく平和に過ごしていければぃぃ。


    だからそれ以外の人たちとは、分かりあえなくてぃぃと思ってた。

    2006-04-07 03:42:00
  • 5:

    ?じゅん?

    (2年4組、女クラかぁ・・・あっあの子由美chan・・・だっけか)

    由美はその頃、校則が厳しいうちの学校で何人かいる、不良とぃうかギャルとぃぅか・・・の中の1人で、そぅぃぅのが好きな涼子が1年の頃に話しかけて仲良くなった子だった。

    2006-04-07 03:44:00
  • 6:

    ?じゅん?

    あたしも、中学の頃から結構ヤンチャしてたから似た雰囲気の由美に少し興味はあった。

    けど、対して話した事もなかったしあたしの性格上無理に仲良くなろうとは思わなかった。

    2006-04-07 03:47:00
  • 7:

    ?じゅん?

    そんな時・・・

    『潤ちゃん?だょね☆同じクラスなんだぁ!仲良くしてね♪』

    と見覚えのある子が話しかけてきた。

    これが瞳だ。

    2006-04-07 03:49:00
  • 8:

    ?じゅん?

    略部分: これが瞳だ。

    2006-04-07 03:51:00
  • 9:

    ?じゅん?

    瞳は1年の頃から由美と同じクラスで、2人は仲が良く、涼子と同じ地元だ。
    涼子に由美を紹介したのも瞳らしぃ。

    2006-04-07 03:52:00
  • 10:

    ?じゅん?

    最初のうちは涼子もなかなか友達が出来ずに、お昼は2人でベランダで待ち合わせして食べたりしてた。

    2006-04-07 03:56:00
  • 11:

    ?じゅん?

    でも、涼子は当初から目を付けてる女の子がいたらしく積極的に話しかけて仲良くなったようで、次第にそれもなくなった。

    2006-04-07 03:58:00
  • 12:

    ?じゅん?

    独りがある意味好きなあたしは教室でお弁当を食べながら、中学から付き合っている2つ年上の彼氏[祥]とメールをしていた。

    2006-04-07 04:01:00
  • 13:

    ?じゅん?

    『ご飯、一緒にたべよ?』

    話しかけてきたのは由美だ。
    向こうでは瞳が手招きしている(ぁぁ;どーしょ)

    2006-04-07 04:02:00
  • 14:

    ?じゅん?

    『・・・うん。じゃ、そっちいくね!』

    それがきっかけで、あたしらわ毎日話をするようになった。

    2006-04-07 04:03:00
  • 15:

    ?じゅん?

    瞳はすごく社交的な子で、クラスの中にたくさん友達が出来ていて、あちこち飛び回っていた。だから自然と由美と話す事が多くて、あたしが最初感じていた通り、似たもの同士のうちらはすぐにうち溶けた☆

    2006-04-07 04:54:00
  • 16:

    ?じゅん?

    学校帰りは、家が近い由美んちに帰り、暗くなるまでバカ話。学校にいてもつまらないからサボって勝手に帰宅してカラオケやゲーセン、暖かい日には海に行ったりもした。

    2006-04-07 04:56:00
  • 17:

    ?じゅん?

    そんなあたし等を含め、4組で瞳を中心としたそれぞれが集まり、いつの間にか8人組が出来ていた。
    といっても普段はてんでバラバラ。

    2006-04-07 04:57:00
  • 18:

    ?じゅん?

    たまにイベントの時に一致団結するくらい。
    それでも今まで、そうぃうのとは無縁だったあたしは不思議な気持ちだった

    2006-04-07 04:58:00
  • 19:

    ?じゅん?

    [由美]一見派手でイケ?な感じだが、すごく優しくて平和主義なママ的存在。たまにイタズラもする。
    [瞳]社交的でパワフル。8人組の中心的役割を担当。たまにワガママ。

    2006-04-07 06:27:00
  • 20:

    ?じゅん?

    [朋]いつもニコニコしていて、純粋。芯が強くて自分をもっている。たまに下ネタを吐く。
    [理恵]優しさの塊。人一倍の気つかい屋さん。お笑い大好き。たまにアホ丸だし。

    2006-04-07 06:29:00
  • 21:

    ?じゅん?

    [優]エロクイーン。けど一途で愛に生きる激しい女。たまに怖い。
    [蘭]ちびすけ。みんなの妹的存在。いじられキャラ。たまに寝顔すごい。
    andあたし。

    2006-04-07 06:30:00
  • 22:

    ?じゅん?

    そしてもぅ1人。あまり学校にも来ないで、テストの日すら遅刻してくる奴がいた。
    あまり話した事もないその子は一見タイプ的にはあたしとはそぐわないっぽかった。

    2006-04-07 06:33:00
  • 23:

    ?じゅん?

    それがあんたへの第一印象。
    そして、初めてあんたを直視した瞬間だったな。

    2006-04-07 06:34:00
  • 24:

    ?じゅん?

    『庄子ぃ〜また遅刻か?今日は何時間目に来たんだ?!』(あぁ;あのこまた怒られてるわ)
    『・・・。』
    (しかも無視かょっ!笑)

    2006-04-07 06:40:00
  • 25:

    ?じゅん?

    『先生ぇ☆香奈は3時間目の途中に来たよぉ!ねっ☆』
    と、朋がナイスなタイミングで割って入り事なきを得た。

    2006-04-07 12:42:00
  • 26:

    ?じゅん?

    そんな香奈をみてあたしは
    (変な奴。笑)
    としか思っていなかった。

    2006-04-07 12:43:00
  • 27:

    ?じゅん?

    『今日席替えあるんだって!』あたしの後ろの席の蘭が授業中にそぅ話しかけてきた。
    『へぇ〜。どうやってきめるんだろぅ』

    2006-04-07 12:46:00
  • 28:

    ?じゅん?

    『なんかね、クジひいてね、6時間目使って決めるらしいよ!』
    『そうなんだぁ☆めんどくさいな。このまんまでぃぃのに↓』
    『ね(>_

    2006-04-07 12:47:00
  • 29:

    ?じゅん?

    早口のせいかカツゼツが悪く、一生懸命こまめに息を吸って、まるで小さい子供みたぃに話す蘭はとても可愛らしい***

    2006-04-07 12:49:00
  • 30:

    ?じゅん?

    『ぁれっ?ゥチラ仲良しだっけ?』とワザと蘭に言うと、
    『ヒド〜イ(´□`)仲良しだも〜ん!!潤の意地悪;』と泣きべそかぃて足をバタバタさせてた。
    ---そして、席替え---

    2006-04-07 12:58:00
  • 31:

    ?じゅん?

    『潤どこだったぁー?』
    『窓側から2列目の前から3番目ぇ。由美は?』
    『廊下側から2列目の後ろから2番目ぇ。前と同じ席だょぉ↓つまんにゃぃ(泣』

    2006-04-07 14:26:00
  • 32:

    ?じゅん?

    『ドンマイ(^^;)あそこはもぅ由美の特等席ってことだね』 『やだぁ〜o(T□T)o』
    『www笑www』

    2006-04-07 14:27:00
  • 33:

    ?じゅん?

    肩を落としていじけながら席へと戻っていく由美を見ていたら、どうやら後ろの席は瞳らしかく、それに気付くと嬉しそうな顔をしていた。

    2006-04-07 14:28:00
  • 34:

    ?じゅん?

    (よかったじゃん♪)
    -ガタガタ-
    (机・・・重すぎ↓だから嫌なのよ↓↓)

    2006-04-07 14:29:00
  • 35:

    ?じゅん?

    クラス中がみんな、重たい机を持ち上げて狭い空間を移動しあう姿は、まるでヤドカリの大群が箱に閉じ込められて、ぅょぅょしてぃるみたぃで少し笑えた。笑

    2006-04-07 14:30:00
  • 36:

    ?じゅん?

    やっとの事で、みんな所定の位置につき一段落。
    あたしの周りは話した事ない子ばっかりで、まともに授業を受けずに遊んでばっかりのあたしの側で、迷惑かけちゃうだろぅなと思ったが、それも宿命だと思って我慢してもらう事にした。

    2006-04-07 15:13:00
  • 37:

    ?じゅん?

    ふと隣をみると、机と椅子だけで誰も座っていない。
    (誰だろぅ、ここ。・・・あっ!香奈chanか)

    2006-04-07 15:15:00
  • 38:

    ?じゅん?

    香奈はこの日休んでいた。
    (あの変な奴が隣かぁ。ちょっと楽しみかも)
    けれどそれから2日たっても香奈は学校に来なかった。

    2006-04-07 15:16:00
  • 39:

    ?じゅん?

    その2日間、いろんな事を考えていた。
    うちの学校は修学旅行が2つのプランに分かれていて、香奈とはそれも別々だったし、夏休みが終わったこの時期までろくに話したこともなかった。

    2006-04-07 16:10:00
  • 40:

    ?じゅん?

    唯一あるとすれば、8人組の誰かが誕生日の時は、主役にはバレないょうにこっそり計画を練ってそのつど、違うパターンでドッキリbirthdayをしていた時に同席していたくらぃ。

    2006-04-07 16:13:00
  • 41:

    ?じゅん?

    そして席替えから三日目-・・・
    あたしの寝起きの悪さは天下一品だ。この日も朝からグダグダで、休もうとしてぃた。
    『潤!!いい加減にしなさい!!何時だとおもってるの!!』

    2006-04-07 16:14:00
  • 42:

    ?じゅん?

    (朝からよくそんな声だせるよな・・・)
    とママchanの朝の怒りに慣れてるあたしはボーっとベッドの上に転がっていた。

    2006-04-07 16:20:00
  • 43:

    ?じゅん?

    ドタドタ−・・ガチャ!バタン!!

    『早くしろっつってんだろ!?』ママchanの怒りmax・・・『今日・・・休む』

    2006-04-07 16:21:00
  • 44:

    ?じゅん?

    『ふざけんな!!送ってくから早くしろ!!』

    (極道かょ・・・;)

    2006-04-07 16:22:00
  • 45:

    ?じゅん?

    そんなこんなで、頭ボサボサ、スッピンのまま車へ放り込まれ、時速80?での強制送還。。
    もちろん車内の雰囲気は最悪・・・文句のオンパレード

    2006-04-07 16:24:00
  • 46:

    ?じゅん?

    でも、2年になってからはほぼ毎日の事なのであたしは投げつけられる罵声も右から左。
    毎日ママが元気な証拠くらいに思っていた。

    2006-04-07 16:25:00
  • 47:

    ?じゅん?

    学校に着いた頃にはもぅ時間割の半分が終わっていた。
    保健室へ行き、サボろうと試みるが、保健室の先生"ぁんちゃん"に職員室へと連行され、担任にガミガミ言われ、教室についた頃にはヘロヘロだった。

    2006-04-07 16:26:00
  • 48:

    名無しさん

    ---ガラガラ--
    『あッ!!潤おはようォ♪』
    教室の後ろから入っていったあたしに気づいた瞳が駆け寄ってきた。『おはよう☆』

    2006-04-07 17:02:00
  • 49:

    ?じゅん?

    『ってかメチャ寝起きじゃんぁーん!!笑』
    『まさしく寝起きっすよ↓』
    そこへ由美も駆け寄ってくる。

    2006-04-07 17:03:00
  • 50:

    ?じゅん?

    『おはよう〜』
    (こいつもやる気ねぇ声してんなぁ 笑)『おはよう☆』
    『あっ!潤もスッピンだぁ♪仲間仲間☆♪』(そんな仲間意識やだ・・・)

    2006-04-07 17:04:00
  • 51:

    ?じゅん?

    ちょうど良くチャイムが鳴り、皆自分の席へと戻った。
    『よいしょ・・・っと。。。あッ・・・』
    隣には、席替え後初めて登校した香奈の姿があった。

    2006-04-07 17:06:00
  • 52:

    ?じゅん?

    (一応・・・)
    『香奈・・・ちゃん?おはよう☆』
    『あっ・・おはよう』
    最初の会話はこれだけだった。

    2006-04-07 17:07:00
  • 53:

    ?じゅん?

    授業がはじまり、どうやら国語の時間らしい。ゴブリンと言う名前がぴったりな感じの小さいおじいちゃん先生。
    通称:矢部じい

    2006-04-07 17:08:00
  • 54:

    ?じゅん?

    この時間は、まじめに授業を聞くのは極小数・・・
    普段は真面目そうな子も後ろを向いて話をしたりしていた。
    8人組はというと・・・もちのろんでやりたい放題。

    2006-04-07 17:09:00
  • 55:

    ?じゅん?

    化粧をしたり、メールをしたり、かってにベランダにでたりと。
    (ここは幼稚園かよ 笑)
    そんな時、普段は絶対に怒らない矢部じいが怒り出した。

    2006-04-07 17:10:00
  • 56:

    ?じゅん?

    『庄子さん!何してるんですか?今は国語の時間でしょ。教科書は?』
    香奈はその時、自分の机に一生懸命マッキ―ペンでネコの絵を描いていた。

    2006-04-07 17:12:00
  • 57:

    ?じゅん?

    他にはもっと授業の妨げになっている子がいるのに、わりかしおとなしくしていた香奈が、言いやすいと思ったのか、
    ピンポイントで責められた。

    2006-04-07 17:13:00
  • 58:

    ?じゅん?

    『・・・。』
    『何をかいてたの?』矢部じいが香奈に歩み寄る。
    『・・・。』『ネコ?ありゃ、なんで血はいてるの?』

    2006-04-07 17:15:00
  • 59:

    ?じゅん?

    (ぇー!?そこかょ!机に落書きを突っ込むんじゃねぇの!?笑)

    2006-04-07 18:18:00
  • 60:

    ?じゅん?

    『うるさい・・。』
    『ん?なんだって』
    『矢部じい・・。うるさい』

    2006-04-07 19:04:00
  • 61:

    ?じゅん?

    その隣で繰り広げられている微妙な光景をみておもわず
    『ぶはッ!笑 なんでお前矢部じいに選ばれてんの?笑 ウケル〜www』そう言ったあたしに
    『ねっ!?泣笑』っと香奈は返した。

    2006-04-07 19:05:00
  • 62:

    ?じゅん?

    この日から、国語の時間は必ずといいほど、香奈と矢部じいの絡みがあった。
    香奈は、誰から見ても一風変わった子で、不思議な子だった。

    2006-04-07 19:07:00
  • 63:

    ?じゅん?

    そんな香奈と毎日のように話すようになり、お互い今まで出会った事の無いタイプだったためか、新鮮な毎日だった。
    香奈はやっぱり変な子で、言動、行動、すべてが突っ込みどころ満載。

    2006-04-07 19:08:00
  • 64:

    ?じゅん?

    あたしから見て、今までに無いくらい純粋で、世間知らずな“汚れていない”子だった。
    そんな香奈だから、もちろん矢部じいだけじゃなくいろんな科目の先生からも 変わった子 としてみられていたと思うし、言われてもいた。

    2006-04-07 19:10:00
  • 65:

    ?じゅん?

    『庄子さん、きっと心が病んでるのよ』とか、希望していないのに
    『庄子、保健室いっていいぞ」などなど・・・。
    そんな事言われるのは香奈くらいで、そんな事があるたび二人でネタにして笑った。

    2006-04-07 19:11:00
  • 66:

    ?じゅん?

    そうして2人は自然と一緒にいる時間が増えていった。 ある日、いつも通り遅刻して登校していくと、香奈があたしを見つけるなり渡したいものがあると言って、袋を手渡してきた。

    2006-04-07 20:35:00
  • 67:

    ?じゅん?

    『何?』
    『それ、あたしの好きなやつ。貸すから聴いて』 中身を確認すると何枚かのCDだった。
    うん。わかった』 その日バイトが終わって家に帰ると、あたしはクタクタで家族と話をする気にもならなかった。

    2006-04-07 20:37:00
  • 68:

    ?じゅん?

    (そういえばCD) ふっと思い出し、その中の一枚をかけてみた。 『フーバーオーバー・・・?』 聴いたことの無いそのバンドのCDを歌詞カードを見ながらよく聴いた。
    全体的な印象は(ぁぁ。。香奈っぽくて可愛いなぁ)だった。

    2006-04-07 20:41:00
  • 69:

    ?じゅん?

    何日か聴き続けて、返す時にあたしの大好きなバンドのCDもそえた。
    『CDありがとぉー。お返し入れておいたから聴いてみてよ』
    『あっうん・・・ぁりがと』少しびっくりした顔をしていた。

    2006-04-07 20:42:00
  • 70:

    ?じゅん?

    あたしが貸したのはTHE YELLOW MONKEYのCD。
    小学生の頃、年の離れた従姉妹に勧められて 聴いたのがはじめだった。

    2006-04-07 20:45:00
  • 71:

    ?じゅん?

    あたしはTHE YELLOW MONKEYのメジャーな曲ではなく、マイナーな曲・・・
    すごくノスタルジックな、センチメンタルな、人間的な、そんな曲達に惚れた。

    2006-04-07 20:46:00
  • 72:

    ?じゅん?

    大好きで大好きで、小さい頃から毎日たくさん聴いてきた。
    そのうち、こんな曲を書く人はどんな人だろう・・・と興味がわいて、memberの事も知っていった。
    その生き様、哲学、に共感したし、自分と重ねたりもした。

    2006-04-07 20:47:00
  • 73:

    ?じゅん?

    けれど、それを今まで友達に進めた事はなかったし、誰かとそれを分かち合えるとは思わなかった。
    初めて、聴かせたいと思った。あたしを育てた曲達を。それでもマイナーな曲は避けて、なんとなくなら聴いた事があるだろう曲を渡した。

    2006-04-07 20:50:00
  • 74:

    ?じゅん?

    10月8日
    香奈の誕生日。この日はあたしにとっても特別な日だった。
    そのことで心浮かれていた。2年4組8人組・・・略して“ヨンパチ”はまたしてもドッキリの計画を立てていた。

    2006-04-07 23:15:00
  • 75:

    ?じゅん?

    瞳『みんな忘れてた風にみせかけようね!』
    由美『絶対朝からおめでとうとか言っちゃだめだよ!』
    朋『で、どうする?今日』

    2006-04-07 23:16:00
  • 76:

    ?じゅん?

    みんなで話し合った結果、昼休みに数人が由美んちに帰宅し、手作りケーキを作って放課後学校にもってきて、クラスに誰もいなくなったら飾りつけをして、何も知らない香奈を呼び出して、教室に入った瞬間クラッカーで[パーン!!!]という作戦になった。

    2006-04-07 23:18:00
  • 77:

    ?じゅん?

    あたしはクラッカー買出し人に任命された。昼に抜け出し、近くのおもちゃ屋まで買いに行った。
    ---放課後---
    Paaaaann!!

    2006-04-07 23:27:00
  • 78:

    ?じゅん?

    大成功♪♪香奈は驚いた顔をしながら嬉しそうに笑っていた。愛情たっぷりのケーキを皆でたいらげ、カラオケに向かうことにした。 
    気心知れた奴らとの楽しいひと時、こんな時はあたしの本領発揮。エンターテイナーの血が騒ぐ・・・。馬鹿騒ぎは大好き☆

    2006-04-07 23:29:00
  • 79:

    ?じゅん?

    香奈の目の前に立ち、LOVE SONGを歌いながらおどけて見せた。
    ねぇ・・・香奈。この頃からあたしはあんたを必要としていたのかも。あんたの事が好きで好きで、手に入れたかったんだ。救われる気がしたんだ。

    2006-04-07 23:32:00
  • 80:

    ?じゅん?

    10月13日はあたしと祥の2年記念日☆その日を目前に祥はうきうきしていた。
    ---受信---
    潤たァん♪もうすぐ記念日だね!何しようか?俺メチャクチャ楽しみなんだけど☆
    こんな感じのメールが毎日来ていた。

    2006-04-08 03:46:00
  • 81:

    ?じゅん?

    祥の事は大好き。あたしに初めて人を愛する事を教えてくれた。お互いの両親にもしっかり認めてもらっていたし、何より優しい。愛されてるなって常に実感する。今までいろんな事を二人で乗り越えてきた。
    喧嘩なんてほとんどないし、不安になったことも1度もない。でも、あたしは少し前から考えるようになっていた。

    2006-04-08 03:48:00
  • 82:

    ?じゅん?

    それは過剰なまでの束縛。中学の頃は、それがでもよかった。男関係なんてなかったし、作らなかった。1度、友達を携帯のメモリに入れていたら怒られた事があって、それ以来あたしの携帯には家族以外の男の名前はなかった。

    2006-04-08 03:50:00
  • 83:

    ?じゅん?

    『なんで飲みに行くの?ナンパされたいの?』
    あたしがいくら否定しても決していい顔はしなかった。
    (あたしって祥にとって、まったく信頼ないんだな・・・)それがただ悲しかった。寂しかった。けど安心させてあげたかった。それでも仲の良いマブりん達との飲みには行きたかった。

    2006-04-08 03:54:00
  • 84:

    ?じゅん?

    いつしかあたしは祥にはだまって飲みに行くようになっていた。もちろんそれでもナンパなんて相手にもしないし、飲みの席に男がいることは絶対になかった。
    あの日までは・・・

    2006-04-08 03:55:00
  • 85:

    ?じゅん?

    10月10日
    この日あたしは、1個上の地元のマブりん、恋ちゃんと飲みにでかけた。
    メイン通りにはたくさんの人。一件目が終わり、二人ともだいぶテンション↑↑。

    2006-04-08 03:57:00
  • 86:

    ?じゅん?

    あたしが飲みに行く中でも恋はずば抜けて酒豪。笑
    あたしもお酒好きなため、二人で飲むときはいつも何件も回った。この季節・・・外の空気が気持ちい。

    2006-04-08 03:58:00
  • 87:

    ?じゅん?

    『次どこ行く〜?あれ?恋〜???どこいった??』
    見渡すと恋は道端の占い師に話しかけていた。あたしはそんな恋を待っている間ベンチに座って鼻歌をうたっていた。

    2006-04-08 03:59:00
  • 88:

    ?じゅん?

    『こんばんは〜♪いまから何すんのー?俺らと遊びに行こう☆』
    『ごめーん。今から彼氏くるし!じゃねっ』
    いつもは完全無視のあたしも今夜は気分のよさと心地よい風が、断りの台詞くらいは吐かせた。

    2006-04-08 04:02:00
  • 89:

    ?じゅん?

    座ってるとはなしかけられるな・・・恋まだかよ。フラフラと歩いていると周りのざわめきの中1人の声がきこえた。
    『こっちきて・・・。』
    (ん??あたしにいったの?)振り向くと1人の男が前かがみで座りながらあたしの事をみている。

    2006-04-08 04:05:00
  • 90:

    ?じゅん?

    『おいで?』
    なぜだろう・・・その時あたしの中で不思議と安心感が湧き上がったんだ。
    それが悠との出会いだった。

    2006-04-08 04:06:00
  • 91:

    ?じゅん?

    『名前は?』『潤』『俺、悠。付き合おうか☆』『えッ!?あたし彼氏いるし・・・』『そっかァ・・じゃ番号教えてよ』
    そのとき『潤〜??どこ〜??』恋があたしを探しているようだった。『ごめん!あたし行くわ!』

    2006-04-08 04:06:00
  • 92:

    ?じゅん?

    悠はあたしの袖を引っ張りながら「お願い。番号おしえて?」と言ってきた。
    あの時どうしてあたしは悠に教えたのかな?いつもなら絶対に教えないのに。祥以外考えられないのに。。。
    その後、恋と2件目に行き、満足してその日は帰った。

    2006-04-08 04:07:00
  • 93:

    ?じゅん?

    (頭いたい・・・今何時?)
    携帯で時間を確認する。13:05やばっ!!2時からバイトのあたしはもう奪取で用意してギリギリセーフでバイト先に到着した。
    制服に着替えてる間、昨日の事を考えていた。
    (あたしなんで番号教えたんだろう・・・祥になんて言えばいんだか。)

    2006-04-08 04:10:00
  • 94:

    ?じゅん?

    そんな事を考えている間に今日のバイトは終了-----
    携帯をみる。履歴には知らない番号からの不在着信。(悠だ・・・)自分からかけなおす気なんてさらさら無かったし、あたしの中では消したい出来事だったのであえて放置した。

    2006-04-08 04:12:00
  • 95:

    ?じゅん?

    10月11日
    この日もいつものように学校を終え、バイトをして家に帰る。今日は祥が家で待っているはずだ。

    2006-04-08 04:13:00
  • 96:

    ?じゅん?

    あたしは急いで家へと帰った。祥の車を発見し、嬉しさがこみ上げる。反面罪悪感も同じだけ込み上げてきた。
    あたしは祥には黙っておくことにした。余計な心配をかけたくないから言わないんだ!と自分に言い聞かせたけど、嫌われたくないのが本音だった。

    2006-04-08 04:15:00
  • 97:

    ?じゅん?

    この日、いつものように楽しく過ごす予定が帰り際些細なことで喧嘩になってしまった。
    『何で?!何で祥はいつもそうなの?!潤が友達大事なのわかるよね?どうして?』

    2006-04-08 04:17:00
  • 98:

    ?じゅん?

    原因は恋からの恋愛相談による長電話。祥は恋が好きではなかった。過去にいろいろあったらしい。
    けど、あたしにとっては大事な友達だ。それをわかって欲しかった。けど祥は機嫌を悪くし、ものにあたり始め喧嘩になった。

    2006-04-08 04:18:00
  • 99:

    ?じゅん?

    祥はいつもそう。あたしを自分の手の中に収めたいんだ。
    そうしてこの日は喧嘩したまま帰っていった。次の日学校にいるときも、バイト中も連絡したのに、返事は帰ってこない。諦めてもういいや・・・と投げやりになった瞬間携帯がなった。♪♪♪---
    (祥!?あ・・・・・)そこには知らない番号が・・そう悠だ。

    2006-04-08 04:19:00
  • 100:

    ?じゅん?

    少しがっかりしながらもあたしは祥へのあてつけの様にその電話にでた。
    『もし?』『あっもし?潤?』『うん。。悠?』『覚えててくれたんだ!♪こないだ電話した時でなかったからさ、忘れられてるか無視だわ〜って凹んでたんだァ。でも再チャレンジしてよかった♪』
    5分、、10分、、その間ひょっとしたら祥から着信があるかもしれないのに、あたしは悠との会話に夢中になっていた。

    2006-04-08 09:53:00
  • 101:

    ?じゅん?

    考えてみると、学校の子と祥以外で男の子とこんなに話すのはいつぶりだろう?ただ普通に楽しかった。
    『ねぇ、ラーメン食いたくない?』『あっ食べたい!』『でしょ?今から食べに行こう♪』・・・(どうしよう)

    2006-04-08 09:57:00
  • 102:

    ?じゅん?

    でも祥はこんなんだし、悠と話してると楽しいし、何よりあたしが彼氏もちって知ってるし大丈夫か♪
    この時は考えもしなかった。この行動がこんなに運命をかえるなんて。。。

    2006-04-08 09:58:00
  • 103:

    ?じゅん?

    『ごめん!待った?!』あたしが着いた頃には悠は待ちくたびれたといった感じだった。
    『いいよ!行こうか☆』そういって歩きだした。

    2006-04-08 13:22:00
  • 104:

    ?じゅん?

    祥とは違う歩き方、服装、しぐさ。。。あたしはそんな事を考えながらついていった。
    二人でラーメンを食べながらいろんな話をした。悠はどうやら電話をしていた時は遠く離れた実家にいたらしく、電話を切ってすぐ最終電車に乗り一時間半かけてきてくれたらしかった。

    2006-04-08 13:23:00
  • 105:

    ?じゅん?

    それを聞いて、あたしは素直にうれしかった。
    祥からの連絡はいまだにない。そのあと居酒屋へ行き悠に付き合ってもらいながらヤケ酒をした。

    2006-04-08 13:25:00
  • 106:

    ?じゅん?

    PM10:30
    『う〜祥の馬鹿ァ・・・』
    『潤!飲みすぎだバカ!』『家にはどうやって帰るの?』『歩いてかえるわ!』『だめだよ!心配でしょ?!もう・・・』
    そういって悠はタクシーを拾った。『乗って』『どこ行くの?』『俺んち!何もしないし、お前心配だから今日は泊まれ!』・ ・・。悠なら大丈夫だよね?・・・

    2006-04-08 13:30:00
  • 107:

    ?じゅん?

    『この辺でいいです。』『○○○○円です』そして悠のアパートに着いた。
     あたしは今更やっと状況がわかってきて後悔し始めていた。けど、祥からの連絡はない。
    (まァ、大丈夫♪)そう思い悠の家へと入った。

    2006-04-08 13:32:00
  • 108:

    ?じゅん?

    殺風景なその部屋で目立つのはラメ入りのギターだけ。『ギター弾くの?』『おれバンドやってるんだ!』『へぇ☆でもあたしドラムが一番好きだな♪格好いいじゃん☆』『俺、ドラム 笑』『えッ!?そうなの?カッコいい♪』

    2006-04-08 13:33:00
  • 109:

    ?じゅん?

    そんなはなしをしていたら悠が『20分だけ寝ていい?あと、起こして』といって布団にはいり、一分もしないうちにいびきをかいていた。

    2006-04-08 13:34:00
  • 110:

    ?じゅん?

    あたしは今日の出来事を考えていた。(悠の独特の話すテンポや柔らかい雰囲気が好きだな・・なんか安心するよ)悠と話が出来てよかったとおもった。
    20分経過。。。

    2006-04-08 15:32:00
  • 111:

    ?じゅん?

    『悠?20分たったよ?起きるの?』『う〜ん・・・』ムク・・・。
    (よく起きれるな!?)『潤も寝る?スウェットかすわァ』『あーうん。ありがとう』悠が貸してくれたスウェットに着替えあたしも寝ることにした。

    2006-04-08 15:33:00
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