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Lose Memory…
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1:
杏奈
前回、水商売の変貌を書いて杏奈です。
また小説書こうと思うのでよかったら呼んで下さい。2006-01-03 03:52:00 -
121:
杏奈
でも思想と現実は別やった。初めて泊まった日、拓也は私に何もしてこなかった。
キスもなくて…。別に期待してたわけちゃうかったけど、なんかされるやろうなって思ってたから逆に拍子抜けした。
でもそんな拓也に私はドキドキしてたしどんどんはまっていった。2006-01-26 15:58:00 -
122:
杏奈
次の日も私は気付けば拓也のマンションの前に来てた。一回お泊りしたとは言っても私は拓也の携帯番号すら聞いてなかったからやった。
けっこう長いこと待った。一時間…半ぐらい。でもその時、またすごい地震が起きた。
目の前が揺れまくって私は倒れてしまってた。2006-01-26 16:04:00 -
123:
杏奈
「っ…」倒れた衝撃でヒジを打ったせいでヒジがしびれた。
「おい何やってんねん」座ったまま見上げると、拓也が立ってた。
「地震…」
「は!?」
「地震なったからびっくりして倒れてしまってん。そしたらヒジ打って今しびれてる…かなり痛いし」2006-01-26 16:08:00 -
124:
杏奈
「おい大丈夫か?」
「うん大丈夫」
「ちゃう、そうじゃなくて。地震なんかなかったで?」
俺は亜希と出会うまで、記憶に残る思い出なんて数えるぐらいしかなかった。でも亜希と一緒に過ごした日々は、生涯消えることなく俺の心で生き続けるやろう。2006-01-26 16:21:00 -
125:
杏奈
もっと早く分かってたなら、俺は亜希のやりたいことや願いをもっと叶えてあげれたかもしれんのに。
あの時亜希が言った運命って言葉が今もずっと俺の頭から離れへん。
俺は亜希に何もしてあげられへんかった。後悔ばかりが残った今、俺にはもう生きていく望みすらない。
亜希…ごめんな。2006-01-26 16:25:00 -
126:
杏奈
「え?地震あったやん!今めっちゃ揺れたやん」
私は必死で説明した。いくら拓也が鈍感やとしても、あの揺れは普通じゃない。おかしいやん。
「とにかく入ろう」拓也は私の手をとってマンションへと入っていく。2006-01-26 16:27:00 -
127:
杏奈
「てゆうか亜希なにしてたん?あ、俺のこと待ってたとか?」
「うん」
「マジで?ごめんごめん。あー電話してくれたらよかったのに」
拓也は携帯を取り出してた。そしたら拓也も気付いたみたいやった。2006-01-26 16:29:00 -
128:
杏奈
「そういえば番号交換してなかったな」
そう言って笑ってた。私も笑った。運命を感じた相手の番号を聞き忘れてたなんて。あほやん。
「ほんじゃあ教えて」
「携帯貸してみ」
拓也に言われて携帯を渡すと、拓也がピコピコといじったあと私に返してくれた。2006-01-26 16:32:00 -
129:
杏奈
「あー!なにこれ」
携帯画面を見ると赤井って名前で登録されてた。名字だけ?へんなの。
私は入れ直そうと思って文字を削除した。えっと…あれ?おかしかった。拓也の名前を登録するはずやったのに、何故か名前が出てこんかった。
「なぁ…名前…なんやったっけ?」
「はぁ?あんだけフルネームで呼んでたくせに何ゆうてんねん」2006-01-26 16:37:00 -
130:
杏奈
亜希の言葉や行動がおかしかったのは、始めは気にもとめてなかった。
ただ単に忘れっぽいやつなんかなとか思ってた。地震の話も、勘違いなんやろうと思ってたし。
「名前…教えて」
「は?ほんまに忘れたんか?ハァ…赤井やで。赤井拓也。思い出したか?」2006-01-26 16:40:00