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Lose Memory…
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1:
杏奈
前回、水商売の変貌を書いて杏奈です。
また小説書こうと思うのでよかったら呼んで下さい。2006-01-03 03:52:00 -
126:
杏奈
「え?地震あったやん!今めっちゃ揺れたやん」
私は必死で説明した。いくら拓也が鈍感やとしても、あの揺れは普通じゃない。おかしいやん。
「とにかく入ろう」拓也は私の手をとってマンションへと入っていく。2006-01-26 16:27:00 -
127:
杏奈
「てゆうか亜希なにしてたん?あ、俺のこと待ってたとか?」
「うん」
「マジで?ごめんごめん。あー電話してくれたらよかったのに」
拓也は携帯を取り出してた。そしたら拓也も気付いたみたいやった。2006-01-26 16:29:00 -
128:
杏奈
「そういえば番号交換してなかったな」
そう言って笑ってた。私も笑った。運命を感じた相手の番号を聞き忘れてたなんて。あほやん。
「ほんじゃあ教えて」
「携帯貸してみ」
拓也に言われて携帯を渡すと、拓也がピコピコといじったあと私に返してくれた。2006-01-26 16:32:00 -
129:
杏奈
「あー!なにこれ」
携帯画面を見ると赤井って名前で登録されてた。名字だけ?へんなの。
私は入れ直そうと思って文字を削除した。えっと…あれ?おかしかった。拓也の名前を登録するはずやったのに、何故か名前が出てこんかった。
「なぁ…名前…なんやったっけ?」
「はぁ?あんだけフルネームで呼んでたくせに何ゆうてんねん」2006-01-26 16:37:00 -
130:
杏奈
亜希の言葉や行動がおかしかったのは、始めは気にもとめてなかった。
ただ単に忘れっぽいやつなんかなとか思ってた。地震の話も、勘違いなんやろうと思ってたし。
「名前…教えて」
「は?ほんまに忘れたんか?ハァ…赤井やで。赤井拓也。思い出したか?」2006-01-26 16:40:00 -
131:
杏奈
「あ、そうや。ごめんな忘れてたみたい」
「別にええけど」
「なぁ拓也ぁ…今日さぁ仕事でなぁ」
いつもこんな感じで物忘れの激しい亜希を見てた。付き合い初めてからも何度か同じようなことがあった。でも何度かあるうちに慣れてくるもんで、こいつはこうゆうやつなんやと思うようになってた。2006-01-26 16:45:00 -
132:
杏奈
「なぁ拓也。付き合った日は九月三日やから今日でちょうど一ヵ月やんなぁ。なんかちょーだい記念に」
「なんでやねん」
「何でもいいからちょーだい。あ、じゃあ拓也のメールアドレスに9.3って入れて。それでいいから」
「なんでやねん」
でもなんだかんだ言いながらも拓也はメールアドレスを変えてくれた。2006-01-26 16:49:00 -
133:
杏奈
「亜希も9.3って入れたから☆一緒やで」
亜希は笑いながら俺に変わったばかりのアドレスでメールを送信してきた。
俺と似たようなアドレス。亜希は嬉しそうやった。なぁ亜希?俺のメルアド…ずっと変わってないねんで?お前に無理矢理変えられたあのアドレスのまま…。
ずっと変わってないねん。2006-01-26 16:53:00 -
134:
杏奈
この先変えることもないやろう。いや…変えられへんと思うわ。
「拓也。チューして」
「お前は子供か」
そう言いながらも拓也は私にキスしてくれた。びっくりすることに、付き合って一ヶ月たつとゆうのに拓也は私にキス以上のことは何もしてこなかった。2006-01-26 16:57:00 -
135:
杏奈
たたへんのかな?私はあほみたいなことを考えるようになってた。
見た目はいかつくて遊んでそうやのに。でも、一ヶ月記念のその日、拓也は初めて私のことを優しく抱いてくれた。
拓也は今時では珍しいくらい硬派な男やった。
「亜希じゃたたへんのかと思ってた…よかった☆」2006-01-26 17:01:00