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Lose Memory…
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1:
杏奈
前回、水商売の変貌を書いて杏奈です。
また小説書こうと思うのでよかったら呼んで下さい。2006-01-03 03:52:00 -
131:
杏奈
「あ、そうや。ごめんな忘れてたみたい」
「別にええけど」
「なぁ拓也ぁ…今日さぁ仕事でなぁ」
いつもこんな感じで物忘れの激しい亜希を見てた。付き合い初めてからも何度か同じようなことがあった。でも何度かあるうちに慣れてくるもんで、こいつはこうゆうやつなんやと思うようになってた。2006-01-26 16:45:00 -
132:
杏奈
「なぁ拓也。付き合った日は九月三日やから今日でちょうど一ヵ月やんなぁ。なんかちょーだい記念に」
「なんでやねん」
「何でもいいからちょーだい。あ、じゃあ拓也のメールアドレスに9.3って入れて。それでいいから」
「なんでやねん」
でもなんだかんだ言いながらも拓也はメールアドレスを変えてくれた。2006-01-26 16:49:00 -
133:
杏奈
「亜希も9.3って入れたから☆一緒やで」
亜希は笑いながら俺に変わったばかりのアドレスでメールを送信してきた。
俺と似たようなアドレス。亜希は嬉しそうやった。なぁ亜希?俺のメルアド…ずっと変わってないねんで?お前に無理矢理変えられたあのアドレスのまま…。
ずっと変わってないねん。2006-01-26 16:53:00 -
134:
杏奈
この先変えることもないやろう。いや…変えられへんと思うわ。
「拓也。チューして」
「お前は子供か」
そう言いながらも拓也は私にキスしてくれた。びっくりすることに、付き合って一ヶ月たつとゆうのに拓也は私にキス以上のことは何もしてこなかった。2006-01-26 16:57:00 -
135:
杏奈
たたへんのかな?私はあほみたいなことを考えるようになってた。
見た目はいかつくて遊んでそうやのに。でも、一ヶ月記念のその日、拓也は初めて私のことを優しく抱いてくれた。
拓也は今時では珍しいくらい硬派な男やった。
「亜希じゃたたへんのかと思ってた…よかった☆」2006-01-26 17:01:00 -
136:
杏奈
「あほか」
なんやねんこいつ…。俺は心の中で亜希に少しずつはめられていくような気がしてた。
付き合って一ヶ月やらんかったのは、他の男とは違うってゆう誠意を見せたかったから。大事にしたいと思ってたからやった。
亜希は逆に心配やったみたいやけど。2006-01-26 17:04:00 -
137:
杏奈
「亜希のこと好き?」
「うん」「じゃあちゃんと好きってゆってよ」
「なんでやねん」
亜希はいつも俺に好きかって聞いてきてた。もちろん好きやった。でも口に出してゆうものでもないと思ってた。
心で繋がってるなら、それでいいやんって。2006-01-26 17:09:00 -
138:
杏奈
聞かな分からんようなもんでもないし、言わな分からんようなもんちゃうやろうと…思ってた。
でも亜希が聞きたかったなら、ちゃんと答えてあげるべきやった。好きやって言うとけばよかった…。
亜希が俺のこと、忘れてしまう前に…。
分かってたなら俺は何回でも何百回でもゆうてたやろな…「亜希、好きやで」って。2006-01-26 17:13:00 -
140:
杏奈
「もぉ!拓也なんか嫌い!亜希のこと好きちゃうんやろ」
「ちゃうやろ?何で分からんねん。一緒におったら分かるやろうが」
拓也にはいつもそうやって丸めこまれてた。でも私はそれもけっこう楽しかった。拓也に愛されてる気はしてたし、私の拓也への想いも一点の曇りもなくまっすぐやった。2006-01-26 17:17:00