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月明かりの船
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1:
雪弥
もうすぐ夏が終わる…
出会いは雨だった…。
あの小さなバス停…覚えてる?
あの日から、俺の大切な場所になったんだ…。2005-06-09 11:39:00 -
25:
「寝れないのか?」
『う〜ん、何でかな』
しゅうは体育座りし
膝を抱えた。
「…郁ちゃんの事?」
しゅうは【んーっ】
と両手を伸ばして、背伸びをすると、そのまま後ろに倒れた。
『…わかんねっ』
そう言い目を閉じた。
流と部屋に戻り眠りについた。2005-06-09 12:01:00 -
26:
夕暮れ時しゅうは
あのバス停に行った。
「しゅ、柊くん!?」
郁はとっさに、何かを
後ろに隠した…が
バレバレだ…。
【トサッ…】と何かが
郁の足元に落ちた。
「あーダメっ!見ない
で!」2005-06-09 12:02:00 -
28:
「びっくりさせようと思ったのに〜」
郁は悔しそうに言った
『・・・これ・・』
「はは…バレちゃった。うん。手話の本なの」
“…やばい…”
「柊君、ノートに書くの大変かなって。」
“反則だ…めちゃくちゃ嬉しい。”2005-06-09 12:04:00 -
29:
郁は親戚がこっちに居て、一人で大阪から出てきたらしい。年は18才、同い年だ。
郁はよく笑う。小っちゃくて可愛らしかった。ドジで天然の郁…
しゅうと郁はノートを使って、時間も忘れ話をした。郁が花火をしたいと言ったので。
しゅうは郁と花火をする約束をし、家に帰った。2005-06-09 12:04:00 -
30:
部屋に帰ると家の前には、華が居た。
「しゅう、お帰り!」
『珍しいな。何かあった?』
部屋のドアを開ける。華は部屋に入るなり、
「渉と喧嘩したの!」
と膨れっ面で言った。
『へぇ、珍しい』
冷蔵庫から缶ジュースを出し華に渡した。
「ありがと・・。あいつ意味わかんない!華、友達に頼まれて仲介しただけなのに!!」2005-06-09 12:05:00 -
31:
『仲直りしなよ☆渉も華も、もちろん流も俺の大事な友達なんだからさ』
華はしゅうの言葉にひるんだ。
やっぱりしゅうは、華を女として見てないんだ…。
只の友達・・。
ねぇ?しゅう…華は女のコだよ…。
「帰るねっ☆」
そう言うのが精一杯だった。2005-06-09 12:06:00 -
32:
『来たばかりなのに』
と言うしゅうに華は、
「ゴメンね☆」と言い
振り返らずに靴を履くと部屋を出た。
ドアをしめるとその場に座りこんだ。
“しゅうは、華の気持ちを知らない…だから仕方ない…。それに、友達という
【カタチ】を選んだのは華自身だもん”
ーだから今はまだ…泣けないー2005-06-09 12:07:00 -
33:
待ち合わせは夜8時。
しゅうが海へ行くと、郁は先に来て待っていた。
『ゴメン待った?』
ノートに書いて見せると、郁は笑って言った。
「今来たとこ☆始めよっ」
花火に火を付ける。赤や緑に光る花火は相変わらずキレイだ。2人は花火の光で宙に文字を書いてはしゃいだ。2005-06-09 12:08:00 -
34:
線香花火に火を付ける
「…ねぇ、柊君は…死後の世界って信じる?」
唐突でびっくりした。よく笑う郁からは想像つかない発言だ…。
流みたいな事を言う。
流はよく夢を見るそうだ。キラキラしたクリスタルの森。大きな林檎の木。
そして…
大切な誰かとサヨナラした夢・・・。
流はよくその話をしゅうにした。2005-06-09 12:09:00