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ストーカーの育て方

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  • 1:

    なな

    付き合い始めはあんたの方があたしに夢中やったのにいつからこうなったんやろぅ…

    2005-12-29 01:03:00
  • 50:

    なな

    部屋が暖まった頃ゆぅくんを起こした。起きて少したった頃ゆぅくんがトイレから出てこなくなった。

    2005-12-29 21:18:00
  • 51:

    なな

    それからはあたしの想像通りでトイレから出てきたかと思うと二日酔いか風邪をひいたかわからないような状態で頭痛と腹痛と吐き気に苦しんでいた。

    2005-12-29 21:19:00
  • 52:

    なな

    仕事の時間が過ぎた頃上司から電話がかかってきた。怒られているのが聞こえた。{お前昨日女の家行くとかいぅとったなぁ!そのまま来たくないから休むとか眠たい事いぅてるんちゃうんか!}

    2005-12-29 21:20:00
  • 53:

    なな

    怒られてるゆぅくんを見るのは気分が良かった。浮気した罰やわ!とか思って。それにゆぅくん今日は動かれへんしずっと一緒や。

    2005-12-29 21:21:00
  • 54:

    きゃン

    読んでるョ??めっちゃおもしろぃカラ、完結目指して頑張ってな(?・艸・)+゚?

    2005-12-29 22:25:00
  • 55:

    名無しさん

    2005-12-29 22:29:00
  • 56:

    なな

    きゃンさんありがとう???今日はヒマやからまた今からイッパイ書くんで読んでください??

    2005-12-30 00:34:00
  • 57:

    なな

    このまま死ぬんじゃ無いかと思うような見たこともない疲れた顔してゆぅくんがスーツを着始めた。

    2005-12-30 00:36:00
  • 58:

    なな

    《え?ゆぅくんどっかいくん?》
    《仕事や》
    《待ってや!そんなんで仕事すん?!死ぬで!》
    《もう死んだほうがマシかもなぁ》

    2005-12-30 00:38:00
  • 59:

    なな

    たぶんゆぅくんはご飯にいたずらした事とか気付いてた。さすがに今でもクーラーとビールに混ぜ酒して潰したのは気付いて無いやろぅけど…;
    ふらふらなったままゆぅくんは仕事に行ってしまった。その日ゆぅくんから連絡は無かった。そしてまたあたしの妄想が始まった。

    2005-12-30 00:39:00
  • 60:

    なな

    《やっぱりあたしはヤルだけの女なんや!だから会った日は用無しやから連絡くれへんのや!!女待ってるからしんどいのに帰ったんやな!あたしの好きって気持ち利用して許せん!!!》

    2005-12-30 00:40:00
  • 61:

    なな

    次の日からは着歴埋めるだけじゃ飽き足らず熟睡しはじめる頃を見計らって出るまで電話を鳴らし続けた。電話に出るたびゆぅくんは
    《何でこんな事するん?俺が疲れてるの分かってるやろ?》
    と力なく言った。

    2005-12-30 00:42:00
  • 62:

    なな

    そのたびあたしは
    《だってゆぅくん浮気ばっかりやん!もぅイヤや!あたしの気持ち利用して遊んで楽しい?騙すならちゃんと騙して!セフレなんだったらはっきりゆぅて!》
    《毎日毎日カオリとばっかり会ってあたしの事も相手してよ!ほんまカオリ殺すで!》

    2005-12-30 00:44:00
  • 63:

    なな

    勝手に作った妄想の中のゆぅくんの浮気相手に狂ったように嫉妬してその異常行動が5日続いた頃にはゆぅくんは携帯の電源を切って寝るようになった。

    2005-12-30 00:45:00
  • 64:

    なな

    どうやったらゆぅくんの気持ちがカオリからあたしに戻ってくるん?ゆぅくんと付き合ってからあたしは服もB系からゆぅくんの好きなお姉に変えたしダイエットもして痩せた。

    2005-12-30 00:46:00
  • 65:

    なな

    あたしからゆぅくんとったら何にも残らん。頭がおかしくなりそうで携帯をバスタブに投げ込んだ。こんな意味分からん携帯があるからあたしはこんなに苦しむんや!もぅいらん!

    2005-12-30 00:47:00
  • 66:

    なな

    2時間くらいしてやっぱり携帯が無いと友達とも連絡とられへんし不便な事に気付いた。それにあたしが連絡せんかったらカオリの思うツボや。ゆぅくんがとられるんはイヤや。
    買いにいこ…そう思ってショップに行ったけど父親名義の携帯やったから勝手に機種変とかは出来ないと言われた。新規契約するお金も無いし…

    2005-12-30 00:50:00
  • 67:

    なな

    公衆電話から実家に電話して『携帯トイレに落としてん〜』とヘラヘラ報告したら『お父さん今出張中やから帰ってきたらゆぅとくわぁ』とお母さんから返事があった。
    まぁすぐになんとかなるやろと思ってたけど予想外に4日もかかった。

    2005-12-30 00:53:00
  • 68:

    なな

    やっと新しい携帯が届いて電源を入れてメール問い合わせした。
    ゆぅくんからメール来てるかな♪
    受信24通。おおっっ。こんなにメール来てる!あたし携帯繋がってない方が人気者や。
    うきうきしながらフォルダを見た。

    2005-12-30 00:56:00
  • 69:

    なな

    ゆぅくんのフォルダにメールのマークは無かった。
    その途端あたしのストーカー心にまた日がついた。
    今絶対カオリとおるんや。家殴り込みに行ってやる。カオリ二度と見られへん顔にしたるから覚悟しとけや。

    2005-12-30 01:00:00
  • 70:

    なな

    カオリ潰しにいくとはいえゆぅくんにも会うわけやし…と思い殺気を抑えながら化粧して髪のセットをしていたら携帯がなった。
    この音は…ゆぅくんや!!
    でもいきなり出たら待ってました感たっぷりやし…と10秒ちょっと鳴ったところで電話にでた。

    2005-12-30 01:04:00
  • 71:

    名無しさん

    2005-12-30 01:06:00
  • 72:

    なな

    《は?何?寝てたんやけど》
    嬉しくて仕方ないのにいつもの強がりがでてしまった。もっと可愛くせなゆぅくんに嫌われる。分かってるのに…
    《寝てたん?ごめんな。お前何かあったん?全然いつものうざい電話無いし》

    2005-12-30 01:14:00
  • 73:

    なな

    それからしばらく普通の話してあたしは気付いた。
    きっとゆぅくんが電話してきたんはあたしがカオリ潰そうとしてるんが分かったからや。そんなにカオリが大事なんか?
    もしかしたらあたしが考えてることみんなに知られてるんちゃん…?あたしの考えてる事分かっててカオリと二人であたしの事バカにして楽しんでるんや!

    2005-12-30 01:17:00
  • 74:

    なな

    どこまであたしの事バカにしたら気がすむん…ほんまに許されへん。苦しめてやる。あたしの事バカにして笑った100倍苦しめてやる!

    2005-12-30 01:19:00
  • 75:

    なな

    後で知った事やけど自分の考えてる事がまわりに聞こえてる、バカにされてるっていう風に考えだすんは名前忘れたけど精神病なんやって知った。ブラックジャックによろしくか何かで読んだ(笑)

    2005-12-30 01:23:00
  • 76:

    なな

    その日ゆぅくんと会う約束をしてバイトが終わってからゆぅくんの家に行った。
    ドアをあけた瞬間あたしはゆぅくんの顔に吸いかけのタバコを押しつけた。
    《あっっ!何すんねんお前!》
    すぐにゆぅくんはあたしの手を払い除け洗面台に走った。

    2005-12-30 01:28:00
  • 77:

    なな

    《熱かった?痛かった?じゃぁあたしにも同じ事やってや。ゆぅくんが痛かったんとか同じ事されな分からへん。口で何言われたって実際味わわんとゆぅくんの事なんも分からへん》
    もちろんゆぅくんがあたしにそんな事する訳無いって分かっててやった。
    幸い顔に押しつける瞬間に腕捕まれて振り払われたからやけどはたいしたことなかった。

    2005-12-30 01:33:00
  • 78:

    なな

    ゆぅくんは何にも言わんと冷蔵庫からジュースを出して頬にあてながら布団に倒れこんだ。
    《そんなしゃべられへんくらい痛かった?じゃぁあたし自分でやってみ…》《やめろや!!》
    途中でゆぅくんが叫んだ。
    《もぅ寝よ。俺疲れてるし》

    2005-12-30 01:39:00
  • 79:

    なな

    あたしも何も言わんと服着たままそのまま布団に入った。
    ゆぅくんの腕枕でちゃんと寝るん久しぶりやった。ちょっとしてからゆぅくんがぎゅーっとしてきた。前までこんなんされたら嬉しくて仕方なかったのにそのときもカオリにも同じ事してるって考えたらまた腹が立ってきた。
    《ごめんな…全部俺が悪いねん。ごめんな》
    耳元でゆぅくんが静かにゆった。

    2005-12-30 01:46:00
  • 80:

    なッちー

    メチャえぇし?
    なンか泣きそう?
    頑張ッて書いてチョ?

    2005-12-30 01:50:00
  • 81:

    なな

    何もかも卑屈に考えてたあたしにはそれが別れの言葉に聞こえた。
    悲しくて辛くて悔しくてこのままゆぅくん殺してやろぅかとも思った。
    ゆぅくんが寝入った頃に何にも言わずに帰った。
    ゆぅくんが一番苦しむんはあたしが遺書残してゆぅくんの社会的信用も立場も無くして何もかもめちゃくちゃにしてやることやと思った。

    2005-12-30 01:53:00
  • 82:

    なな

    死のう。

    2005-12-30 01:54:00
  • 83:

    なな

    帰りにお父さんから電話がかかってきた。
    『携帯届いたんな?ちゃんと連絡しなさい』
    お父さんの声聞いた途端道で泣き崩れてしまった。会話することもできんくて電話を切った。
    顔あげたらまわりの人がこっち見てて恥ずかしいけど涙とまらんくて信号で止まっていたタクシーに駆け込んだ。

    2005-12-30 02:00:00
  • 84:

    なな

    タクシーのおっちゃんは怪訝そうな顔で見てきて
    《ドコ行ったらええんや?》
    と言ってきた。心配してくれると思ったけど予想外の言葉にさらに涙が出てきた。
    見知らぬ人に優しい言葉かけてもらえると期待してた話聞いてもらおうとか甘い事考えてた自分のアホさ加減にも嫌気がさしてさらに涙が止まらんかった。

    2005-12-30 02:07:00
  • 85:

    なな

    おっちゃんは嫌そうに大きなため息をついた。
    早くゆわなおっちゃんにも迷惑や。まともにしゃべれんかったから保険証の住所を見せた。
    《こんなとこ住所だけゆわれてもなぁ。近く来たら道自分でゆってや》
    ここからやと家までは20分はかかる。それくらいまでにはあたしも落ち着くやろぅ。

    2005-12-30 02:11:00
  • 86:

    名無しさん

    2005-12-30 02:12:00
  • 87:

    なな

    なッちーサン読んでくださってありがとぅございます??メッセージあるとすごいやる気でます??今日はもぅ寝るんでまた明日更新しますね?

    2005-12-30 02:16:00
  • 88:

    なッちー

    ウチも今から
    寝るので
    明日楽しみに
    してます?

    2005-12-30 02:18:00
  • 89:

    頑張れ♪♪♪

    2005-12-30 03:05:00
  • 90:

    なな

    ?+゜サンありがとうございます??今から更新しますっ?

    2005-12-30 14:30:00
  • 91:

    なな

    家の近くになってあたしも大分落ち着いてきたときにおっちゃんに詳しい場所をゆった。最後までおっちゃんは無愛想やった。当たり前か。変な客やし。

    2005-12-30 14:31:00
  • 92:

    なな

    家に着いて携帯みたらお父さんから着信履歴が3件。すぐにかけ返した。お母さんなら何があったか根掘り葉掘り聞いてくるとこやけどさすがお父さん。何も聞かずにちょっと話して切った。ありがとうお父さん。

    2005-12-30 14:33:00
  • 93:

    名無しさん

    2005-12-30 14:39:00
  • 94:

    なな

    あたしが死んだらお父さんどう思うんかな。
    たかだか男ひとりの事で大事な娘が死んだりしたらお父さんはゆぅくんよりずっと辛いおもいする。
    目先の事ばっかり見て親のこと何も考えてへんかった…

    2005-12-30 14:39:00
  • 95:

    なな

    部屋に入る頃にはもうすっかり落ち着いて死のうなんて気は無くなっていた。今までしてきた事考えたら仕方ない。キモイやんな。うざいやんあたし。
    でもまた明日になったらいつもみたいにストーカー行為続けるんやろぅな。なんかよく分からん。今日はもぅ疲れたから寝よう。

    2005-12-30 14:41:00
  • 96:

    なな

    ウトウトしてたら電話が鳴った。ベットに入ってから3時間もたってたんや。
    着信…ゆぅくんゃ…
    でも恐くて電話出られへんかった。あんなことしたんや。はっきりと別れ切り出されるに決まってる。
    しばらくしてまたゆぅくんから着信があった。

    2005-12-30 14:43:00
  • 97:

    なな

    諦めて電話をとった。
    《もしもし?お前いつ帰ったん?》
    ゆぅくんがあまりにも普通にしゃべり始めた事に驚いた。
    あんな事した後やで?何普通に話してるん?

    2005-12-30 14:44:00
  • 98:

    なな

    《もぅゆぅくん別れたいんやろ。分かってるよ。でもあたしのしつこいんが恐くてはっきり言えんのやろ…もぉええよはっきりゆぅて》
    いつもなら泣き叫びながら言うところやけどその時は妙に落ち着いていた。
    少し無言の後ゆぅくんが口を開いた。

    2005-12-30 14:45:00
  • 99:

    なな

    《もぅ…ほんまに…お前の想像力にはビックリするわ(笑)も〜笑うわぁ》
    意外な返事で驚いたの半分別れるって言われなくて安心したの半分って感じだった。

    2005-12-30 14:46:00
  • 100:

    なな

    《お前なぁ〜すぐやりたいだけやろとか言うけどやりたいだけでこんなストーカー女と付き合うか?普通》
    《ストーカー言うなボケッ!ちょっとしつこいだけじゃ》
    《やっといつもの顔…じゃなくて口悪いお前にもどったやん(笑)》
    《うるさい中年が。痛風で死ね!》

    2005-12-30 14:48:00
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