小説掲示板ストーカーの育て方のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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ストーカーの育て方

• 1:

  なな

  付き合い始めはあんたの方があたしに夢中やったのにいつからこうなったんやろぅ…

  2005-12-29 01:03:00
• 82:

  なな

  死のう。

  2005-12-30 01:54:00
• 83:

  なな

  帰りにお父さんから電話がかかってきた。
  『携帯届いたんな？ちゃんと連絡しなさい』
  お父さんの声聞いた途端道で泣き崩れてしまった。会話することもできんくて電話を切った。
  顔あげたらまわりの人がこっち見てて恥ずかしいけど涙とまらんくて信号で止まっていたタクシーに駆け込んだ。

  2005-12-30 02:00:00
• 84:

  なな

  タクシーのおっちゃんは怪訝そうな顔で見てきて
  《ドコ行ったらええんや？》
  と言ってきた。心配してくれると思ったけど予想外の言葉にさらに涙が出てきた。
  見知らぬ人に優しい言葉かけてもらえると期待してた話聞いてもらおうとか甘い事考えてた自分のアホさ加減にも嫌気がさしてさらに涙が止まらんかった。

  2005-12-30 02:07:00
• 85:

  なな

  おっちゃんは嫌そうに大きなため息をついた。
  早くゆわなおっちゃんにも迷惑や。まともにしゃべれんかったから保険証の住所を見せた。
  《こんなとこ住所だけゆわれてもなぁ。近く来たら道自分でゆってや》
  ここからやと家までは20分はかかる。それくらいまでにはあたしも落ち着くやろぅ。

  2005-12-30 02:11:00
• 86:

  名無しさん

  >>1-84

  2005-12-30 02:12:00
• 87:

  なな

  なッちｰｻﾝ読んでくださってありがとぅございます??メッセージあるとすごいやる気でます??今日はもぅ寝るんでまた明日更新しますね?

  2005-12-30 02:16:00
• 88:

  なッちｰ

  ウチも今から
  寝るので
  明日楽しみに
  してます?

  2005-12-30 02:18:00
• 89:

  ?+ﾟ

  頑張れ♪♪♪

  2005-12-30 03:05:00
• 90:

  なな

  ?＋゜ｻﾝありがとうございます??今から更新しますっ?

  2005-12-30 14:30:00
• 91:

  なな

  家の近くになってあたしも大分落ち着いてきたときにおっちゃんに詳しい場所をゆった。最後までおっちゃんは無愛想やった。当たり前か。変な客やし。

  2005-12-30 14:31:00
• 92:

  なな

  家に着いて携帯みたらお父さんから着信履歴が３件。すぐにかけ返した。お母さんなら何があったか根掘り葉掘り聞いてくるとこやけどさすがお父さん。何も聞かずにちょっと話して切った。ありがとうお父さん。

  2005-12-30 14:33:00
• 93:

  名無しさん

  >>1-100

  2005-12-30 14:39:00
• 94:

  なな

  あたしが死んだらお父さんどう思うんかな。
  たかだか男ひとりの事で大事な娘が死んだりしたらお父さんはゆぅくんよりずっと辛いおもいする。
  目先の事ばっかり見て親のこと何も考えてへんかった…

  2005-12-30 14:39:00
• 95:

  なな

  部屋に入る頃にはもうすっかり落ち着いて死のうなんて気は無くなっていた。今までしてきた事考えたら仕方ない。キモイやんな。うざいやんあたし。
  でもまた明日になったらいつもみたいにストーカー行為続けるんやろぅな。なんかよく分からん。今日はもぅ疲れたから寝よう。

  2005-12-30 14:41:00
• 96:

  なな

  ウトウトしてたら電話が鳴った。ベットに入ってから３時間もたってたんや。
  着信…ゆぅくんゃ…
  でも恐くて電話出られへんかった。あんなことしたんや。はっきりと別れ切り出されるに決まってる。
  しばらくしてまたゆぅくんから着信があった。

  2005-12-30 14:43:00
• 97:

  なな

  諦めて電話をとった。
  《もしもし？お前いつ帰ったん？》
  ゆぅくんがあまりにも普通にしゃべり始めた事に驚いた。
  あんな事した後やで？何普通に話してるん？

  2005-12-30 14:44:00
• 98:

  なな

  《もぅゆぅくん別れたいんやろ。分かってるよ。でもあたしのしつこいんが恐くてはっきり言えんのやろ…もぉええよはっきりゆぅて》
  いつもなら泣き叫びながら言うところやけどその時は妙に落ち着いていた。
  少し無言の後ゆぅくんが口を開いた。

  2005-12-30 14:45:00
• 99:

  なな

  《もぅ…ほんまに…お前の想像力にはビックリするわ(笑)も〜笑うわぁ》
  意外な返事で驚いたの半分別れるって言われなくて安心したの半分って感じだった。

  2005-12-30 14:46:00
• 100:

  なな

  《お前なぁ〜すぐやりたいだけやろとか言うけどやりたいだけでこんなストーカー女と付き合うか？普通》
  《ストーカー言うなボケッ！ちょっとしつこいだけじゃ》
  《やっといつもの顔…じゃなくて口悪いお前にもどったやん(笑)》
  《うるさい中年が。痛風で死ね！》

  2005-12-30 14:48:00
• 101:

  なな

  前みたいないつも通りのくだらん言い合い。すごいほっとした。
  《口悪くて何か冷たい感じだった女をこんな粘着質なストーカー女に育てあげたん俺やん？俺すごい調教師やな。カオリの他にお前の頭の中には誰おるん？》
  しばらくは冗談でこんな話してたけどだんだん本音が出てきた。

  2005-12-30 14:49:00
• 102:

  なな

  《正直うざかったしお前のこと異常やと思った。お前と付き合ってても俺にメリットなんて何一つないし。拒否しようと思ったけどお前がおらんくなるんも嫌やった。お前をここまで追い詰めてめちゃくちゃなったんもお前がどんな事しても可愛くてしゃぁ無いからそれ許してしまってた俺の中途半端な態度のせいやった。ごめんな。あ、可愛いって言うんは顔じゃないから調子のんなよ。でも俺は浮気もしてないしほんまに忙しくてしんどいん分かってくれ》

  2005-12-30 14:51:00
• 103:

  なな

  その後自分で店持ってたときの借金を早く返して一緒に住みたいっていう話、今の店の状態の話、これから先のことほとんど自分の話せーへんゆぅくんが色々話してくれた。
  悪いのはあたしやのにゆぅくんは何回も謝ってくれた。こんなにいっぱい真剣に話したんはじめてやった。
  ゆぅくんがどれだけあたしの事思ってくれてたか…全然気付かんかった。

  2005-12-30 14:55:00
• 104:

  れのん

  主さん、がんばって??　うちも主ｻﾝの気持ちわかるし?

  2005-12-30 14:55:00
• 105:

  なな

  それからあたしのストーカー行為は終わった。
  
  
  
  よぅに見えた。

  2005-12-30 14:56:00
• 106:

  なな

  れのんさんありがとう??まだ続くけど読んでくださいっっ?現在も進行形の話なんで頑張って書きまぁす??

  2005-12-30 15:00:00
• 107:

  名無しさん

  続きすごく楽しみです

  2005-12-30 15:04:00
• 108:

  名無しさん

  >>1-110

  2005-12-30 15:32:00
• 109:

  名無しさん

  >>91-200

  2005-12-30 16:39:00
• 110:

  なな

  >>108ｻﾝ読んで頂いてありがとうございます?今から更新します?

  2005-12-30 18:44:00
• 111:

  なな

  もぉゆぅくんに迷惑かけられへん。ゆぅくん苦しめたくない。ゆぅくんやってあたしの事好きやからあたしのしてたこと我慢してくれてたんや！あたしも我慢せな！
  メールも電話も我慢した。
  でもそれは１週間も続かんかった。

  2005-12-30 18:47:00
• 112:

  なな

  メールも電話も無い会われへん関係なんて付き合ってるって言えるん…？
  もしかしてあのときの言葉はあたしを上手く突き放すための嘘やったんかも。
  でもあの言葉が本当ならまたゆぅくんを苦しめてしまう。これ以上あんなことやったら絶対に冷められる…
  次にあたしが思いついたのはとんでもない事だった。

  2005-12-30 18:48:00
• 113:

  なな

  ゆぅくんが事務所にいるであろう時間を狙って客を装ってゆぅくんの店に行った。
  フロントに出ていたのはバイトの子。ゆぅくんの話で聞いたことがある。あっくんて言う子や。すぐにその子に話し掛けた。

  2005-12-30 18:49:00
• 114:

  なな

  《前からちょこちょこ店前通ってて気になっててんやん〜携帯聞いてもいい？(笑)》
  《俺目当てかいっ！(笑)えぇで☆赤外線できる〜？》
  あっさり連絡先をゲットできた。こんなにうまくいくなんて思わんかった。

  2005-12-30 18:51:00
• 115:

  なな

  あたしが次に思いついたのはゆぅくんの近くの人間と仲良くなってゆぅくんの行動を把握しようと言うことだった。
  それからあたしは積極的にあっくんに近づいていきあっくんとは頻繁にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりするようになった。
  ゆぅくんも遊んでくれんしヒマだったからあっくんと遊ぶんは楽しかった。

  2005-12-30 18:52:00
• 116:

  なな

  あたしは気晴らしになるしゆぅくんにはしつこいことせんで重荷にならん。
  あたしにもゆぅくんにもいいことやん！
  あっくんは仲良くなるにつれよく仕事の話をしてくれるようになった。
  それとなくゆぅくんの行動を聞き出し一喜一憂していた。ゆぅくんが何をしていようとあたしはゆぅくんの行動をゆぅくんが知らないところで知ることができることに満足感を感じていた。

  2005-12-30 18:54:00
• 117:

  なな

  ある日あっくんから電話がかかってきた。めっちゃ酔ってた。
  《今なぁ〜店の人と飲みに来てんねやんかぁ〜》
  《あっくんめっちゃ酔ってるやん！大丈夫なん〜？》
  後ろの声や音がうるさくてなかなか声が聞き取れない。かなり盛り上がってるみたいや。

  2005-12-30 18:56:00
• 118:

  なな

  《お前誰と電話してんねやー！新しい女かぁ？》
  あっくんの電話の向こうの声が聞こえた。
  このしわがれたヤンキー風な声は…ゆぅくんや…！
  《ちゃいますよ〜そんなんじゃないですって〜》
  あっくんの声が聞こえる。

  2005-12-30 18:57:00
• 119:

  なな

  実際あたしとあっくんはそんな関係にもならずほんまに仲良い連れみたいな感じになってた。やからこそ仕事のグチや店の事を何でも話してくれた。
  相変わらず電話の向こうから楽しそうな声が聞こえる。たまにゆぅくんの声も聞こえる。
  あたしがこーやってゆぅくんのこと監視してんの気付いてないんやなぁ…めっちゃ楽しい。興奮する。

  2005-12-30 18:59:00
• 120:

  なな

  …でもゆぅくんあたしと会う時間は無いのに店の子と飲みに行く時間はあるんや…
  どーゆーことなん？
  やっぱり女おんねや。会われへんってゆって違う女とあってるんや！
  鎮まってたはずのあたしの妄想にまた火がついた。
  次の日ゆぅくんに電話した。

  2005-12-30 19:01:00