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色・枕・・・・それでもあなたが好きでした。

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  • 1:

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    あぼ~ん
  • 200:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『ぃらっしゃいませーー!!』
    扉が開かれた。目で良牙くんの姿を探した。でも姿は見当たらなかった。
    『優菜ちゃんが1人で来るんとかビックリしたわ!』
    『ちょっとね。』
    ヒカルはわざとらしく言った。きっと全て知っていたんだろう。

    2005-09-09 13:38:00
  • 201:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『最近紗江来てるん?』
    『来てるでー☆今日も来ると思う。』
    『そうなんゃ。』
    別に紗江の事を気にしていた訳ではなかった。頭の中は良牙くんがなぜいないのか、
    それだけ考えていた。

    2005-09-09 13:40:00
  • 202:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『生ゃっけ?』
    『ぅん生☆』
    私はヒカルに気づかれないように笑顔を作った。
    『良牙さん今出てるけど、直ぐ帰って来ると思うで☆』

    2005-09-09 13:43:00
  • 203:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『そぅなん?何で?』
    『優菜ちゃんの口座ゃん!笑』
    その時初めて口座の意味を理解出来たような気がする。
    別に何も隠す必要なかったな・・・と少し自分で飽きれた。

    2005-09-09 13:44:00
  • 204:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    ヒカルに相手をして貰い1時間くらい経った頃―
    『ぃらっしゃいませーー!!』
    大きな声が扉にむけられた。光がドアの隙間から店内へ入った。
    扉のほうへ自然と視線を向けた。《良牙くんっ!・・・えっ?》

    2005-09-09 13:46:00
  • 205:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    喜びも束の間だった。
    良牙くんの腕に絡みつく女の人が1人・・・一緒に店に入ってきた。
    今まで一緒だったのだと直ぐに分かった。
    同伴やアフターがあるなんてその頃は知らなかった。店を出ればもうプライベートな時間だと
    思い込んでいた私のショックは相当なものだった。

    2005-09-09 13:49:00
  • 206:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    この前のデートはただの遊びだったんだ。やっぱり夢だった。
    「好き」と言われたのも聞き間違いだった。そう思うしかなかった。
    『良牙さんちょっとしたらこっち来ると思うで☆』
    ぼぉ〜と良牙くんを見ていた私に言った。

    2005-09-09 13:52:00
  • 207:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『紗江いつ来るん?』
    私はその事を無視した。良牙くんの話しをして欲しくなかった。
    泣いてしまいそうだったから・・。
    『電話してみよか?』
    『ええで?自分でするわ☆』

    2005-09-09 13:53:00
  • 208:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    私はそう言ってトイレに向かった。
    携帯を鞄から取り出し紗江n電話をした。
    『もしぃ?優菜?さしぶりゃん☆』
    『・・さしぶりっぃっっ・・』
    私は紗江の声を聞くなり泣き出してしまった。

    2005-09-09 13:59:00
  • 209:

    優菜 ◆qYWEqvM0cc

    『どうしたん?!』
    『紗江・・・今日ヒカルの所来るんゃろ?』
    『行くけど、おるん?』
    『ぅん。ぅちもう分からん・・・』
    我慢しようとすればするほど涙が溢れた。紗江が電話越しに困っていたのが分かった。

    2005-09-09 14:02:00
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