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−悪魔な俺−

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  • 1:

    しゅん

    (今日も雨やんけ・・・)
    憂欝になりつつも俺は、いつもどおり出勤だ。
    早川 駿介−18才−の時の話。

    2005-12-10 11:39:00
  • 2:

    しゅん

    俺は、雨の日は憂欝だ。きっと誰だって憂欝だ。
    たまに雨に見とれる日もあるけどそんなん本間にたまにや・・・
    Club DADA−ここが俺が存在する価値のある場所。
    今の地位まで死に物狂いで働き続けた。

    2005-12-10 11:42:00
  • 3:

    しゅん

    真也「なんや?お前ものごっつい顔してるやんけっ?客も逃げてまうぞ−?」
    このケタケタ笑いながら俺をみているのが−真也−俺と同期の男。こいつとは、いつもナンバー争いをしている。
    といっても俺や真也には、絶対勝てない人がいる。
    駿介改めーしゅんーこれが俺の源治名。
    しゅん『うせやんっ?俺の男前の顔が台無しやんけ?顔が濡れて力がでないよ〜って俺は、アンパ○マンか?』

    2005-12-10 11:53:00
  • 4:

    しゅん

    サイトでは、〈仲が悪い〉とか〈客の取り合いしてる〉とか言われている俺と真也。なわけない!客の前では、ピリピリしておかないと客同士の争いがなくなるわけ。
    真也「いや俺のが男前やけどな??」
    真也は、本間にあほなんか今だにわからへんとこがある。けど憎まれへん奴。
    店長「おいっ?しゅんに真也−龍−しらへんか?あいつの携帯電源入ってないんや?」
    −龍−この人がどうしてもおれらが勝てない人。不動のナンバー1だ。私生活は、謎。顔は、もうキム○クも嫉妬するんちゃうかってぐらいの男前。

    2005-12-10 12:03:00
  • 5:

    しゅん

    しゅん『いや?わかんないっす』
    真也「本間や?電源はいってないってこのお姉さんゆうとるわぁ?」
    店長は、真也にあきれながらも店の中を落ち着きなくウロウロしている。真也は、今だに〈電波の届かない場所にいらっしゃるか電源がはいっていない為お繋ぎできません。〉ってゆうアナウンスをどっかのお姉さんが言ってんねん?となんともあほなコトを言っている。
    (龍さんが無欠とかないよなあ・・・あの人台風でも洪水でも地震でもきそうやのに・・・)って俺は、龍さんのパネルを見ながら考えていた。

    2005-12-10 12:12:00
  • 6:

    しゅん

    その時 店の大きな入り口のドアが勢いよくあいた。
    真也「あっ?龍さんやあ?おはようございまあす?」
    真也の挨拶で俺と店長と他の従業員は、振り返った。そこには、雨で髪もスーツもビショビショで息を切らしながらぜぇ−ぜぇ−いっている龍さんが立っていた。
    店長「おまえどうしてん?携帯の電源も入ってないし心配したやんけ?」
    龍さんは、今にも泣きそうな声で・・・

    2005-12-10 12:18:00
  • 7:

    しゅん

    龍「俺なあ〜?初めて電車のったらなあ〜迷子なってなあ〜?そんでなあ〜」
    店のみんなは、全員あっけにとられた・・・そう 不動のナンバー1は、本当に子供みたいだ。客の前では、クール・男らしい・素敵なんてゆわれてるが本当は、子供みたいだ。
    龍さんに憧れて入る新人も最初は、びっくりするが親しみやすいので慣れると案外普通になっているみたいだ。
    店長「龍?泣くなよ?本当におまえわ・・・?遅刻は、なしにしとくから髪乾かして着替えろ?」

    2005-12-10 14:07:00
  • 8:

    しゅん

    龍「ぼんどにぃぃ?やったぁ?あっみんなぁおはよ??」
    真也は、またケタケタ笑っている。俺は、龍さんに憧れている。客の前では、本当に不動のナンバー1 −龍−に切り替わる。俺は、完全に切り替えることなんてまだ無理だ。可愛い子が飲みにきたらあわよくば?なんて思ったりしたりしちゃう・・・だから切り替わる龍さんが憧れる。店の奥には、小さな部屋があって酔い潰れた従業員が寝たり着替えたりする部屋がある。そこに着替えの最中の龍さんと営業メールをカチカチ作っている俺。二人きりになった。もう1年ぐらい一緒に働いているがまだ二人きりになると緊張する俺がいたりする・・・
    龍「なぁ。しゅんちゃん?」
    しゅん『っはっはい?』
    ほらどもったりしてしまう・・・

    2005-12-10 14:18:00
  • 9:

    しゅん

    龍「俺なぁ〜自然がスキやねん?」
    ときどき龍さんがわからない。ってかわからない・・・主語がないからか?
    しゅん『あ〜自然は、癒されますよね?』
    龍さんは、ニコニコしながら俺を見つめている。ん?俺、変なコトゆったかな・・・
    龍「俺な、めっちゃ田舎もんやねん。俺の地元には、マンションなんてないしコンビニもないねん?道歩いてたら空なんか上みなこの街は、みられへん・・・けど俺の地元は、道歩いてても前に空がみえる?だから・・・」
    続きを言い掛けた時に店長が部屋に入ってきた。さっそく龍さんのお客さんが来たみたいだ。

    2005-12-10 14:28:00
  • 10:

    しゅん

    龍さんは、ばいちゃ〜とはにかみ笑顔で店長と一緒に部屋からでていった。続きが気になる・・・ものごっつ気になる・・・(何がいいたかったんやろ?)俺は、窓の外を見た。まだ雨は、ものすごい勢いで降り続いている。
    はあ−。っとため息をついてせわしなくなる携帯をぼんやり眺めていた。
    ガチャッ・・・真也「失礼しま〜す?あやと美和がきましたよ〜?」
    俺と真也のにこいちの客がきた。あやと美和は、絶対にこいち。しかも似ている。使う金は、まぁまぁだが週に2・3回きてくれるいわゆるおいしい客だ。
    しゅん『んなら今日は、作戦Cで??』

    2005-12-10 14:37:00
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