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『好き』
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1:
愛華
2005年1月13日
この日は愛華の運命を変える1日となった
2006-06-28 19:02:00 -
2:
愛華
ミナミの夜は騒がしい。終電が近いのか赤ら顔のサラリーマンやOLが足早に駆け抜けて行く。
『仕事行きたくないなぁ』琴梨が化粧直しをしながら言う。さっきまで飲んでいたのだが今日は0時〜仕事なのだ。仕事は風俗。今日じゃなくても行きたいなんて思ったことは1度もない。でもお金は確実に稼げる。稼ぐと言うのは麻薬みたいなものだ。初めは少しでも嬉しいが日に日に欲が増え、稼いでも稼いでももっとお金が欲しいと思うのだ。2006-06-28 19:05:00 -
3:
愛華
『今日休むぅ?』愛華がだるそうに答える。風俗のメリットは稼げることともう一つ、当日欠勤をしても遅刻をしても罰金もない。
『お金ないし休まれへん』琴梨はマスカラをつけながら答えた。二人は当時れっきとしたホス狂いだった。毎日嫌な思いをして稼ぎその日のうちにホストクラブで使い果たす。1日仕事を休むということはその日はホストクラブに行けないということだ。2006-06-28 19:07:00 -
4:
愛華
『私やっぱ今日はやめとくわ。適当に初回でも行ってくるぅ〜』愛華は仕事に行くのがいつも以上に辛く思えて、とても飲みたい気分だった。
『そっか。店の人に言っとくから又連絡してょ』琴梨は準備をして会計をすまし席をたった。2006-06-28 19:09:00 -
5:
名無しさん
[初回って言ってもどこ行こかなぁ〜何か知らん人としゃべるのも面倒やし帰ろかなぁ〜]
愛華も席をたつ。外に出ると雪が降りそうな位寒くスカートとブーツの間が寒い…
『どこ行くん?』即効ホストが声をかけてきた。2006-06-28 19:10:00 -
6:
愛華
『別に』愛華は冷たく言い放ち歩き始めた。
『飲みに行かん?』
『……』無視をして大通りまで歩く。そのホストはしつこくついてくる。大通りに出てタクを探すが見当たらない。
『はぁ…どこの店?しつこいしタクもおらんし行くわ』愛華は諦めて初回に行くことにした。2006-06-28 19:12:00 -
7:
愛華
『club1って店やねんけどopenまでまだ時間あるから飯行こ』
面倒な奴やなぁと思いながらびくどんでご飯を食べる。その間彼はずっと自分のことについて語っていた。彼の名前はゆう。昼は専門学校に通い夜はホストをしている。プチ自慢をするのが好きで無邪気な一面を持っている。2006-06-28 19:13:00 -
8:
愛華
『そろそろ行く?』ゆうは満足した顔で言った。
店に向かうまでに他の従業員に会った。ゆうが話し掛けみんなが輪になって話をしている。
[寒いねんから早く行こうょ]そんな時輪の真ん中にいる人と目が合った。茶色く大きな目、全てを見透かしているような目。愛華はその目に吸い込まれそうになり立ちすくむ。2006-06-28 19:15:00 -
9:
愛華
『あいたん行こ』ゆうの声で現実に戻され店に向かった。
まだ開店直後で店内は誰もいない。二人で貸し切りでまたゆうが自慢話を始める。
『なぁさっきの従業員の真ん中にいてた大きい目の人誰?』愛華がゆうの話を遮って質問する2006-06-28 19:16:00 -
10:
愛華
『タカさんのこと?』
彼の名前はタカ。club1のナンバー1だ。
その日は1時間で店を後にし帰路についた。愛華の脳裏に焼き付いたあの目…
何だか不思議な気分になり眠った。2006-06-28 19:18:00