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君じゃなきゃダメで?
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1:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?実話に少し肉付けしてかき?ます?下手ですが、意見あればかきこんでください?
2006-03-30 01:43:00 -
101:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『彩香サンと志帆サンて知ってる?ミナミのSCENEてキャバで働いてるんやけど…』
『━え、誰?どこで会った人?』隼人は平然としている。ヤッパリちゃんときかなアカンか…私は決心した。『隼人、正直に答えてな?』真っすぐに隼人を見る。2006-04-02 18:48:00 -
102:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『隼人、ミナミのTRUSTて店でホストしてるんやろ!?』隼人の目が一瞬泳いだ。『…何の話?』『とぼけんといて?責めるつもりはないし』沈黙が続く━━
タバコに火をつけ、隼人が口を開いた。『…してる。そいつらも知ってる。お前はなんで知ってるん!?』2006-04-02 18:56:00 -
103:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『━そっか。その二人に聞いたんよ…私彩香サン達と同じ店で働いてる。黙っててゴメンなさい』『はぁ!?』隼人はまじギレしている。『お前、何俺の事騙しとんねん!!』
今までみた事ない隼人の姿に、怖くなってきた2006-04-02 18:59:00 -
104:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『デモ、隼人も黙ってたやん』ボソっと言った。『お前、それで俺に説教しよーとしたんか?へー、態度デカイな!!』隼人は冷静さを失っている…『違っ、ただ隼人がスキで。ほんまに私は隼人に愛されてるか知りたいねん。』泣きながら言った
2006-04-02 19:03:00 -
105:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺、誰にも本気にならんから』隼人は悪びれる事なく言った。
━え?どーゆー事?私も結局遊びなん?『何で?ヒドイやん…何で他の人と付き合ったり、Hしたりするん…』『は?待て、お前携帯みたやろ!』━ヤバイ。『お前死ねや!』隼人のこぶしが私のミゾオチに入った…2006-04-02 19:09:00 -
106:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━痛ッ。体が奮える。鞄を持って、走ってドアのノブを掴んだ。お金を払っていないから、開くはずがない…『待て、コラ!!』隼人に腕を捕まれ、ベッドに倒れこんだ。
2006-04-02 22:27:00 -
107:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
バシッ━隼人の指輪があたったらしい。目の上あたりをなぐられ、手をかざすと血がついた。『やめ…』体が奮える。奮えがとまらない。『調子のんなよ!』隼人は狂ったよーに殴り続けた…
2006-04-02 22:30:00 -
108:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『やめて!!やッ…怖い』私は涙を流しながら、叫んだ。『助けてッ、誰かぁ』防音効果ばっちりのラブホテル…私の声はむなしく響いた。『黙れ、クソ』隼人のコブシがまた、ミゾオチに入って、私は倒れた
2006-04-02 22:33:00 -
109:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お腹が痛い…私このまま死ぬん?『ハァ、ハァ…』隼人の息を切らす音が響く。
『ゴメン、サオリ!!』━え?隼人が私を抱きしめた。
『だ、ぃじょ…ぶゃで。』かすれた声で答えた。『すぐ病院連れてくから』2006-04-02 22:37:00 -
110:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の車に乗るのが、少し怖かった。本当は今すぐ帰りたい。━でも、体が痛み、動けない。私はベッドの上でぐったりしていた。隼人は金を払い、テキパキ動いている。
かすかに目をあけ、その様子をみていた。━アッ。確かに隼人は泣いていた2006-04-02 22:40:00 -
111:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は私を抱き抱え、おんぶして車に乗せた。
ナンデ、ナンデ泣いてるん?さっぱりわからない…
とにかく助かった。そのまま目を閉じた。
しばらくして、目をあけると病院のベッドの上だった2006-04-02 22:43:00 -
112:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━痛ッ。お腹に激痛が走る。『サオリ。大丈夫か!?』隼人が私をのぞきこんだ。『ャッ、どっか行って』隼人を見て、奮えていた。『ちょっと席をはずしてくれるか?』横にいた、医者らしい人に言われ、隼人は心配そうに出ていった。━バタン‥‥
2006-04-02 22:47:00 -
113:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『恐かったね。大丈夫やで』医者は優しい声で言った。その優しさに、なぜか涙がでた『体には異常ないから☆口はチョット切れてるし、所々青じんでしまってるけど、すぐ治るからね。入院とかもしなくていーし』
よかった…安心したら、又涙がでた。2006-04-02 23:09:00 -
114:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『彼氏と一緒に帰るのかな?大丈夫?』━どーしょう。私が黙っていると、『彼氏は、通院したりしてるんかな?』医者が聞いてきた。『…ハイ?』『彼氏は、精神的な病気かもしれんから、一回カウンセリングかなんか受ける事を勧めるわ』
2006-04-02 23:13:00 -
115:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は、病気━?
『そんな重いもんじゃないからね』…どーゆう事?『隼人と、彼氏と帰るので、呼んでくれますか?』怖いキモチもあったけど、それでも隼人と話たかった
『サオリ。俺…ほんまゴメン。どーしたらいい?』又隼人は泣きそうになっていた2006-04-02 23:16:00 -
116:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『しばらく考えさせて…?とにかく帰ろ?』
『サオリ…』隼人は、誰にも本気にならんて確かに言った。私の事なんてほんまはどーでもいいんやろな…じゃ、ナンデ泣いたん?頭がおかしくなりそう。何を信じればいいのか。どーすればいいのか…2006-04-02 23:44:00 -
117:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
会計は隼人が払ってくれた。『ありがと。』
今までデートは全て隼人持ちやった。でも彼はホスト…何がしたいんよ。
車の中で沈黙が続いた。
━『ここでえーよ。』いつものコンビニの前で降りた。『サオリ!!』隼人が窓から叫んだ…『俺、別れたくないから』2006-04-02 23:47:00 -
118:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何も言わず、歩き始めた。言う言葉がみつからなかったから━
とりあえずお風呂に入った。何これ!!鏡に映る自分の体をみて絶望した。顔も体もあざだらけ。あご、目の上、腕、お腹、背中…そして全身が痛む。目は少しはれていた。『ぶっさー』ボソっとつぶやいた2006-04-03 00:05:00 -
119:
???
しおり?
2006-04-03 00:12:00 -
120:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
???さん、読んでくださってうれしいです??
2006-04-03 00:26:00 -
121:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
これからどーしよう。あんなに恐かったのにヤッパリ隼人がスキってキモチがあった。
結局なんでホストをしているのか、なんで私と付き合ってるのか…何もわからなかった。『俺、別れたくないから』隼人の最後の言葉を思い出した。2006-04-03 00:29:00 -
122:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
彼女は一杯いるし、誰にも本気にならないと確かに言った。それに、病気て何??謎だらけだった。
ブーッブーッ
お風呂から上がると、携帯がせわしくなっていた。
メール?[隼人][サオリほんまにゴメン!別れたくない][誰にも本気にならんはずやったけど、初めてスキになったんや]2006-04-03 00:32:00 -
123:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人から?件、客?件、理香からもメールが来てた。[理香][サオリ今日仕事くるぅ?]━あ…仕事。こんな体じゃいけへんな…[ゴメン。ちょっとしばらく休むな(>_
2006-04-03 00:37:00 -
124:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…ハイ?』"サオリ?休むって、彼氏となんかあったんか?大丈夫?"理香、心配してくれたんや…『ン。彼氏ヤッパリホストやった』"まぢ?アカンて!もー別れや!?私の事でわかってるやろ!?"━わかってる、でも私は理香みたいに強くない。
2006-04-03 00:42:00 -
125:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"サオリはお店に呼ばれてる訳でもないし、彩香サンが言うよーに仕事で偏見もったらアカンけど…育てかもしれんからほんま店だけは行ったらあかんよ!"━育て。初めて聞く言葉…
『育てって?』理香が丁寧に教えてくれた。つまり私もこれから客にされるかもしれないってことか━2006-04-03 00:45:00 -
126:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"スキやったら仕方ないし、何でもいいな☆"殴られた事は言わなかった。きっと、別れたくなかったから。誰かに認めて貰いたかったから…隼人からは次々メールが届く。
[隼人に聞きたい事一杯あるんやけど。]まず、こう送った2006-04-03 00:49:00 -
127:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人からもすぐ電話がかかってきた…"サオリ。もぅ連絡くれんかと思った…"声が奮えている。『隼人。私の体調が良くなったら話てくれへん?ちゃんと話そ?』"わかった。冷静に話す。だから嫌わんといて?ゴメン待ってるな"
2006-04-03 00:56:00 -
128:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
電話を切って、大きな溜息をついた。『はぁ…』とにかく話をしないと前に進めない。病院で貰った薬をぬった。━夏休みでよかった。
そのまま眠りについた…2006-04-03 01:02:00 -
129:
あら∪ナニ者です ◆cf5o1uLKtM
関係なL|のレニ荒ら∪て本当レニごめンなさL|・・本当レニ本当レニごめンなさL|・・許∪てもらぇるハズわなL|ですLナど謝リナニカッナニです・・ごめンなさL|
2006-04-03 02:16:00 -
130:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
荒らしさん、私は気にしてませんが、もうやめてくださいね?
2006-04-03 13:51:00 -
131:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
三日位たっただろうか…
一度だけサングラスをかけスーパーに行っただけ。家でゴロゴロしていた。隼人からは頻繁に連絡がきた。
そーいえば、以前は来なかった夜にもメールが来るよーになった…やめたんかな?その時、携帯が鳴る。★〃℃#¢━彩香サン?2006-04-03 13:54:00 -
132:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…はい?』"サオリ実家なんやって?店長に聞いた☆"『そーです。』"サオリの彼氏の事やけど"━ドキッ!今度は何…?
"昨日また志帆とTRUST行ったんよ★"『…はぁ。』何なん?2006-04-03 13:58:00 -
133:
名無しさん
おもしろいぃぃ気になる!
2006-04-03 14:37:00 -
134:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
138さん、読んでくださってうれしいです??下手やけど頑張りますんで?
2006-04-03 14:58:00 -
135:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"なんか、昨日から連絡つかんらしくて、飛んだらしいで"━嘘ぉ。『そーなんですか。』"サオリのタメちゃうん?愛されててんな♪寂しいしはよ店来てなー"
…私のタメ?顔が緩む。
隼人━気付けば、隼人に電話をかけていた2006-04-03 15:01:00 -
136:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
プルッ"サオリッ!"ワンコールもたたないうちに隼人が出た。『でるの早ッ〃…明日会える?』隼人が恋しくて、スキってキモチを再確認した。
腫れと痛みはひいたが、青あざはまだ消えない…でも会いたくて。
"ウン。よかった。はよ会いたい…"2006-04-03 15:04:00 -
137:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
明日こそちゃんと話合って、私も仕事はやめよう…
隼人と一緒にいたい。隼人と会えるのが、楽しみだった。
私はおかしいかもしれない。でも、なぜか君じゃなきゃダメで━━━━━2006-04-03 15:06:00 -
138:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
久しぶりに化粧をして初めて気付く…あざは思った以上に深い。ファンデを塗りたくってもなかなか消えなかった。
隼人は私の傷がひどければ、きっと自分を責めるだろう。一生懸命隠した2006-04-03 21:51:00 -
139:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の車が見えた。『……』一瞬、車に乗るのをためらった。よみがえる記憶。でも、駆け寄って助手席に乗り込んだ。『サオリ。ほんま、俺…』泣きそうな隼人…『とにかくファミレスがどっか入ろ?』
2006-04-03 21:58:00 -
140:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
席に案内されるが、キマヅイ雰囲気…。『隼人、私も嘘ついてたのと携帯みた。だからもぅ謝らんといて?…ただ、ほんまの事しりたい。私は夜やってたの、特に理由なんてない、━隼人は?』
2006-04-03 22:01:00 -
141:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人はまっすぐ私を見ている。『俺、昔ホストやってて、ツレに誘われて又やり始めた…客にするつもりで何人とも付き合ってた』
隼人から目をそらす━初めて知る事実は残酷なものだった。『でもサオリは違う!』えっ?2006-04-03 22:05:00 -
142:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺、中学ン時ツレにムカツイてぼこ?にした事があった』顔をあげたら、隼人は真剣な顔をしてこっちを向いている━チャント聞かな…『ほんま信用してる奴やったのに裏切りよったから。ソイツ病院送りになった』
2006-04-03 22:11:00 -
143:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『失礼します━』
頼んだモノが来たから、話が中断された。『食べながら聞いてな?』隼人も、箸を割り、みそ汁をもった。
『俺、自分が怖かった。気付いたら殴ってて記憶ナイねん…』2006-04-03 22:13:00 -
144:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺、大切な人に裏切られたらとまらへんねんか…』スパゲティをすする手をとめた。━先生の言ってた病気って━隼人の手は、確かに奮えていた。
『だから誰もスキにならん。スキな人を傷つけるから…ごまかして何人とも付き合って━』2006-04-03 22:16:00 -
145:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は手を止めた。声も奮えている…『隼人?わかったから、食べ?』
そんな過去があったんや。私以上に苦しいのは隼人かもしれん。
『でも、サオリの事スキになってしまったんや!』━嘘!?2006-04-03 22:18:00 -
146:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリはアホほど純粋で、素直や。俺とは全然違う。最初はからかったろて思ったのに、本気になった』
『隼人…』『デモ、俺のアカン部分を呼び起こした…だから別れなアカン』━━ドクッ2006-04-03 22:39:00 -
147:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『嫌ゃ。』私が大声を出したから隼人も周りの人も驚いている。『私、隼人がスキやもん。一緒に頑張ろ?』『サオリ…でも俺、これ以上サオリを傷つけるン嫌や』
わかってる。でも、隼人がいないなんて嫌や…私は隼人がスキ。2006-04-03 23:22:00 -
148:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『一緒にいて?幸せにして?』笑顔で言う。『サオリ…俺でいいんか?頑張る。絶対泣かせへん』
私は、店を辞めると誓った。隼人も一途になると約束してくれた。新たなスタート…そんな、うまくいくはずもなかった2006-04-03 23:25:00 -
149:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
店を辞めると伝えたら、彩香サンにも店長にも、止められた。理香はサオリのスキにしたらいいけど、ズット友達やから!て。うれしかった。隼人も、女のメモリーを消したと携帯を見せてくれた
2006-04-03 23:39:00 -
150:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人とはしょっ中遊んだ。私はコンビニで、隼人は引っ越しのバイトが決まった。大変だったけど、隼人がいれる事が幸せやった。
でも、段々隼人の性格が変わっていった…2006-04-04 00:08:00 -
151:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人が→隼人とでした。すみません
2006-04-04 00:24:00 -
152:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
バイトが終わって、携帯をみると隼人からの着信とメールの荒らし…。[今何しとん!?][ほんまにバイトか?][男と遊んでるんか?][はよ連絡せえボケ][サオリ寂しい?]メールだけではおさまならかった
2006-04-04 00:45:00 -
153:
???
頑張って?
2006-04-04 01:00:00 -
154:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
???さん、すごい励まされます?
2006-04-04 13:12:00 -
155:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
友達と遊びに行くと告げると、[誰とどこで?8時までに帰れよ]て言われたし、会った時は次の日の予定を細かく書かされ、携帯が鳴ると隼人が先にチエックした。━何もやましくないのに。隼人がスキだから耐えた
2006-04-04 13:15:00 -
156:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
学校の友達から花火の誘いが来た。どーやら学校の男の子も来るみたい。
━行きたいな。久々に学校の友達に会いたかった…[ゴメン。その日無理や?]
隼人の顔が浮かぶ。行けるはずがない2006-04-04 13:18:00 -
157:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[最近サオリ付き合い悪い?]友達からの返信で悲しくなった。友達と遊ぶにしても細かく尋問を受ける。男友達なんて、一人もいなくなった…涙が止まらない。それでも隼人を失う悲しみよりはましだった
2006-04-04 13:20:00 -
158:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
自分の思う通りにならないと、隼人はキレた。私は一度手をあげられているから強く反抗できなかった。━怖かったから…私が半泣きになっていると、優しく抱きしめてくれた。『ゴメン。スキやから…』隼人も泣きそうになっていた
2006-04-04 13:31:00 -
159:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は私ナシでは生きていけない。隼人を見捨てられる訳がなかった。
ブーッブーッ。私の携帯が鳴り、当然のように隼人が見る。学校の友達やったらしい。『サオリ花火こーへんの?てどぅゅぅ事?ユウナって誰?』
━隼人の顔がみるみる険しくなる2006-04-04 13:43:00 -
160:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『学校の子…花火誘われたけどチャント…断った』恐る恐る言った。『そんなん聞いてへん。隠れて行くつもりやったんちゃうんけ』
『違っ…ゴメンなさい。』必死で謝まった。よみがえる記憶━2006-04-04 15:17:00 -
161:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『誘われた事もチャントはなさんかい!』ガシャ━━
私の部屋の机の上がぐちゃ?になった。ジュースはこぼれ、ペンや本が散乱した『やめッ…隼人っ』
隼人の行動は日に日にエスカレートしていった2006-04-04 19:14:00 -
162:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何でこんなんするん?私が悪いん?隼人がわからない…私達はヤッパリ一緒にいるべきじゃないんやろか。
部屋の隅で泣いている私を上から睨みつけ、『帰る』隼人が玄関の方に歩きだした2006-04-04 19:16:00 -
163:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『隼人、待って!一人にせんといて』━バタン…
一人になって、声をあげて泣いた。その時、携帯が鳴った。隼人?
[理香]…理香!助けて━『もし…もし。ズズッ』"サオリ?何?泣いてるん?"2006-04-04 19:19:00 -
164:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『理香ぁ…ぅッ。』"彼氏となんかあったん!?待って!すぐ行くから"
理香の家は3駅程ムコウ。一度泊まりに来た事があった
プーップーッ…携帯は一方的に切れた。『…ふぇ……』一人泣き続けた2006-04-04 19:22:00 -
165:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━しばらくして再び携帯が鳴る。『はぃ…』"着いたから空けて"
『サオリ!どーしたん?』理香は息を切らしていた。急いで駆け付けたんだろう。『何!?この部屋…』グチャ?の部屋を見て理香は驚いている2006-04-04 19:25:00 -
166:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『……彼氏。』私はやっと口を開いた。『彼氏って隼人クン?何で?サオリ何したん?…とにかく涙ふき』
私はティッシュで涙をふき、鼻をかみまくった。『落ち着いたら話てな?』
理香は部屋を片付け始めた2006-04-04 19:31:00 -
167:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香の優しさに又涙が出た。『ぅッ……』理香がその様子に気付いた。『え!?何で泣いてるん!?』理香が手をとめた。
『理香が…優しいから』『意味ワカラン★普通やん笑!』理香は照れて又片付け始めた2006-04-04 19:38:00 -
168:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はゆっくり、今まであった事を話始めた…理香は心配そうにしていたけど、私が話終わるまで何も言わなかった。
そして静かに言った。『サオリ、別れー』
当然の意見。でも胸が締め付けられた2006-04-04 19:55:00 -
169:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『私、隼人がスキ…』『スキでも幸せになれへんやろ!?』又、泣きそうになった。
その時、携帯が鳴った。[隼人]
『彼氏や…』『もーでんとき!』理香が怒り気味に私から携帯を奪おうとした2006-04-04 20:10:00 -
170:
名無しさん
リアルやん?
しかも名前一緒?ワラ2006-04-04 20:13:00 -
171:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
175さん、読んで貰ってウレシイです??サオリって名前なんですか?
2006-04-04 20:20:00 -
172:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ぃゃゃ…』私は無理矢理電話にでた。"サオリゴメン…開けて"隼人の悲しそうな顔。隼人の声は、理香にも聞こえたらしい。
『彼氏呼びぃや。』
しばらくして隼人が部屋に入ってきた。反省している様子…しかし理香に気付いて態度が豹変した2006-04-04 20:23:00 -
173:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お前、俺騙したな!?』
『騙してないもん!』隼人はイライラし始めた。『隼人クン!?私が勝手に来ただけやから文句あるなら私に言って』『はぁ?お前誰やねん』二人とも睨み合っている。強気な理香は、隼人を挑発した2006-04-04 20:27:00 -
174:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『相沢理香。サオリの友達…話は聞いた。サオリが泣いてたから心配できた』
『へ〜…わざ?どうも。お前関係ナイやろ?でてけや』『あんたサオリを傷つけて、えぇ加減にしいや。謝りーや』━ヤバイ。きっと隼人は強気な態度を嫌うはず…2006-04-04 20:32:00 -
175:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なんやねん。しらん癖に調子のんな』隼人は、理香の襟元を掴んだ。『隼人!!』理香は歯をくいしばっている。
『やめて、友達に手だすんだけはやめて!』泣き叫んだ。『ちっ!』
…隼人は壁を殴った2006-04-04 20:36:00 -
176:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…もう別れてあげて』『お前関係ないやろが!』
私はただ泣くしかできなかった。私が理香の立場だったら、きっと同じ事を言うだろう。でも、自分の事となると何で勇気がでないんやろ…幸せになれへんてわかってるのに2006-04-04 20:52:00 -
177:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ほんまなんなん、この女…殴っていい?』隼人は貧乏ゆすりをし始めた。『大切な友達やからやめて』
『ふーん。大切ね…安い友情やな。んなら、俺かその女決めろや』━はっ!?2006-04-04 20:54:00 -
178:
?
よんでます?頑張ってください?
2006-04-04 21:11:00 -
179:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、うれしいです??暗い話でゴメンなさい?
2006-04-04 22:20:00 -
180:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『どーゆう事よ!?』
『俺が大事やったらその女と縁切れや。その女が大事やったら俺が消えたる★』━究極の選択。何をされても隼人の事嫌いになれない。隼人を嫌いになる方法があるなら教えて欲しい…2006-04-04 22:22:00 -
181:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香は黙っている。『私にとっては二人共大切や…』『そんなんキレイゴト。俺は一緒にいたいけど、ツレは別れて欲しいらしいし意見分かれてるからな☆』
どーしよう。ほんまに決められへん。2006-04-04 22:46:00 -
182:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
しばらく沈黙が続く。隼人は煙草を吸い始めた━『私帰るわ!サオリなんてしらん』理香が口を開いて、玄関の方に小走りで歩きだした。『理香。待って…』
どうしよう…理香を傷つけた。理香は私をいつも心配して支えてくれたのに2006-04-04 22:55:00 -
183:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は理香を追い掛けた。『待って!』
隼人は、見向きもしないで煙草を吸い続ける━靴をはき、理香は振り返ってそっと私を抱きしめた。えっ…そして笑顔で言った『サオリなんてしらん!』隼人に聞こえるように。2006-04-04 22:57:00 -
184:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そのまますぐに出て行った…バタン。
━理香。これは、理香の優しさ!?涙が流れる。私何してるんやろ。しばらくその場に立ち尽くしていた。『はよこい。俺を選んだんやろお前…』隼人が呼ぶ2006-04-04 23:00:00 -
185:
名無しさん
むっちゃ気になるから続き読ませてください☆
2006-04-04 23:01:00 -
186:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
190さん、ありがとうございます('ー^☆気まぐれに更新してしまってるけど、読んでください!
2006-04-04 23:22:00 -
187:
名無しさん
2006-04-04 23:24:00 -
188:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は隼人の胸に飛び込んで大泣きした。隼人は、喜んでいたけど、この涙は理香の為やからな━隼人と幸せになる。強く誓った。
理香、これでよかったんかはわからんけど、ほんまにゴメンなさい…2006-04-04 23:28:00 -
189:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それからは、隼人に何を言われてもできる限り耐えるようにした。寂しがりで強がりな隼人の性格を理解して、うまく付き合っていけるように努力した。
そして、長かった夏休みは終わった…2006-04-04 23:31:00 -
190:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
学校が始まるとヤッパリすれ違いが続く。隼人は三回生。そろそろ就職活動の時期━『就活やから』と、あまり会えなくなった。それでも我慢し、バイトばかりしていた。隼人も私がバイトをしている方が安心らしく、バイトを奨励していた
2006-04-04 23:34:00 -
191:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なーお前頭いいやろ?ちょい課題手伝って〜☆』
ある日、隼人が家を押しかけてきた。━久々に来たと思ったら、そんな事!?ムカツイたけど、会えた喜びもあった2006-04-04 23:36:00 -
192:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は経済を勉強していた。私は国文。経済なんて全くわからない…
仕方なくパソコンを開いて調べた事を写す事にした。作業に没頭し、一時間位たっていただろうか。スースー…隼人はベッドで寝ていた2006-04-04 23:39:00 -
193:
???
しおり?
2006-04-05 00:02:00 -
194:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
携帯がなりやんだ。隼人はピクリとも動かない。━何でこんな無防備なんやろ。
受信メール一覧。━女だらけ…悔しいキモチとヤッパリと言うキモチが混じる。
メールを開いた瞬間、驚きを隠せなかった2006-04-05 01:09:00 -
195:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[明日お店行くね☆]
『…嘘や。』思わず声が出た。隼人は又ホストをしている━口がふさがらない。何通かのメールを見て確信した。携帯を閉じ、元に戻す…どうしよう。前と同じ事を繰り返したくはなかった2006-04-05 01:13:00 -
196:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
???さん、いつもありがとうございます??
2006-04-05 01:14:00 -
197:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
薄々女と連絡はとっているだろうなとは思っていた。まさかホストをしているなんて━メールをみた所、違うお店で始めたらしい。
てか、私は何しているんやろ?目の前のレポートを見てむなしくなった2006-04-05 01:23:00 -
198:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の事を相談できる友達なんて、もういなかった。段々、隼人から離れていこうというキモチが生まれた。隼人が変わるなんて無理や。諦めなあかん…
2006-04-05 01:29:00 -
199:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『よぅ寝たわ☆』隼人が起きた。『やってくれたん?さすがサオリ♪』
『隼人就活はどうなん?』隼人を責めたくて仕方なかったけど、平常心を保った。『まあ?やなぁ』━嘘つけ!心の中は煮え繰り返っていた2006-04-05 01:35:00 -
200:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ありがとな☆今から飯おごったるから、準備しいな』隼人のアメとムチの上手い使い分けに、私は踊らされている。
隼人の一言で心が穏やかになった。━アカン?!今まで何回裏切られたか…2006-04-05 01:38:00