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?自虐体質?
-
1:
名無しさん
これはリスカなどの自虐体質についての文です。
2006-01-28 21:17:00 -
201:
玲
『着信拒否』何回か掛けてからやっと気付いた。
2006-01-30 23:02:00 -
203:
名無しさん
がんばって完結してね?ずっと見てるから?
2006-01-30 23:08:00 -
204:
玲
久しぶりの元彼の声。嬉しいはずの電話が、憎しみに代わっていく。
2006-01-30 23:17:00 -
205:
名無しさん
205さん、ありがとうです??
2006-01-30 23:18:00 -
206:
玲
何のために電話してきたん?冷やかし?意味がわからん。別れ切り出したんあいつやのに、より戻す気もないくせに何の電話?
いろんな考えが私の頭の中を駆け巡る。2006-01-30 23:21:00 -
207:
玲
気が付くとハサミを探していた。一緒にいた女友達が隠していたのでなかなか見つからない。
2006-01-30 23:23:00 -
208:
玲
探すのが億劫(おっくう)になり諦めた。同時に刃物を探している自分に呆れた。元彼が言ったように私はまだ弱い。
2006-01-30 23:26:00 -
209:
玲
1ヵ月に1度くらい元彼からの電話があった。その度に私は復縁を迫り、元彼はことごとく断った。
2006-01-30 23:30:00 -
210:
玲
復縁する気もないのに、何の為の電話なのか。私は元彼に尋ねることはしなかった。その言葉を発したら、もう二度と元彼から電話が掛かってこなくなりそうだったから。そうなるのが恐くて聞けなかった。
2006-01-30 23:33:00 -
211:
玲
『あんたと別れてから何人かと付き合ったりしたけど、やっぱりあんたじゃないと無理やねん。』
私は新しい彼氏ができたことや一緒に住んでたことは1つも言ってなかった。2006-01-30 23:36:00 -
212:
玲
『お前オレに彼氏できたなんてゆーてないやんけ!彼氏できたかって聞いても、できてないってゆーてたやんけ!そんなしょーもない嘘つくなや!そんな嘘つくならもう友達としてもオレら付き合っていかれへんわ。もう電話もしやんし。オレはお前と普通に友達やっていきたかったから連絡しとってん。携帯も解約して番号も変える。じゃぁな。』
2006-01-30 23:41:00 -
213:
玲
『ちょっと待ちぃや!じゃぁあんたは本間に彼女いてないの?彼女できた?って聞いたとき、いてないって答えてたけど、本間にいてないん!?』
私は言い返した。2006-01-30 23:44:00 -
214:
玲
『オレもいてるよ。やけどオレに彼女いてるなんてゆーたらお前また手首切ったりするやろが。』
元彼の変な優しさは大きなお世話だった。2006-01-30 23:46:00 -
215:
玲
嘘ついてたんはお互い様やろ、という私の言葉は意味を持たず、元彼との電話は終わった。
2006-01-30 23:48:00 -
216:
玲
電話が切れて、急に馬鹿馬鹿しくなってきた。私だって嘘は付いていたが、自分が付いた嘘は正当化する元彼に、熱い想いは冷めた。
2006-01-30 23:50:00 -
217:
玲
私はこんな男のことで不安になったりパニックになったりして自虐行為を繰り返していたのか…情けなかった。
2006-01-30 23:51:00 -
218:
玲
元彼への想いが冷めたことと、連絡がこなくなったのとで私は完璧に自虐行為から立ち直れたと思っていた。
2006-01-30 23:53:00 -
219:
玲
その考えは甘かった。
2006-01-30 23:54:00 -
220:
玲
ある日女友達とホストクラブへ飲みに行ったとき、1人のホストに一目惚れをした。
2006-01-30 23:55:00 -
221:
玲
彼はそこの従業員ではなく、用事があってそのホストクラブに来ていた。
2006-01-30 23:56:00 -
222:
玲
彼が勤めている店の名前と源治名は、彼とそこの店の従業員が話していた声が聞こえていてわかった。
2006-01-31 00:02:00 -
223:
玲
彼は私の目の前で喋っていたので必然と聞こえていたのだ。
2006-01-31 00:03:00 -
224:
玲
家に帰り、サイトで彼を探す。いた。早速メールを送る。しかしメルアドが間違っているのか届かない。勇気を出して電話を掛けた。
2006-01-31 00:05:00 -
225:
玲
彼は私を覚えててくれて、その時はメルアドを教えてもらって電話を切った。
2006-01-31 01:11:00 -
226:
玲
電話を切ってすぐに、メールで『友達になってほしい』と彼に送った。『オレでよかったらいーよ。』と返事が返ってきた。
2006-01-31 01:13:00 -
227:
玲
それから毎日のように彼から連絡があった。私はお客さんにされないように『店には行かないよ?』と伝えておいた。彼は、それでもいーしお客さんにするつもりもないと言ってくれた。
2006-01-31 01:15:00 -
228:
玲
ある日、女友達と飲みに行って酔っていた私は、彼を家に来るように誘った。
2006-01-31 01:17:00 -
229:
玲
彼は来てくれた。そして、酔った勢いで私は彼に告白した。
『実は一目惚れしてんやん。』2006-01-31 01:17:00 -
230:
玲
彼と私はその日から付き合うことになった。そして、私と女友達の家で一緒に住むようになった。
2006-01-31 01:19:00 -
231:
玲
本当に幸せだった。
2006-01-31 01:19:00 -
232:
玲
彼と私の2人で暮らそうという話になった。
2006-01-31 01:20:00 -
233:
玲
私はすぐに家を探し始めた。これから始まろうとしてる、彼と私の新生活に期待しながら。
2006-01-31 01:21:00 -
234:
玲
しかし見事にその期待は裏切られた。
2006-01-31 01:22:00 -
235:
玲
家が見つかって、彼に報告した。
『今月末から入れるって。』2006-01-31 01:23:00 -
236:
玲
『あのさぁ、やっぱり一緒には住まれへん。』
彼の口から出た言葉の意味が一瞬わからなかった。2006-01-31 01:24:00 -
237:
玲
『えっ…何でなん?』
やっと意味を理解してから彼に聞いた。
『お母さん、体悪いから実家帰らなあかんねん。一緒に住むなら、稼いだお金全部お前に渡したいねん。』2006-01-31 01:26:00 -
238:
玲
ピンと来た。『色』だ。
2006-01-31 01:27:00 -
239:
玲
直前に断った彼を責めたりはしなかった。惚れた弱みというのか。
2006-01-31 01:28:00 -
241:
玲
ずっと彼の本命だと信じて疑わなかった私は恥ずかしかった。
2006-01-31 01:30:00 -
242:
玲
私は深く傷ついた。相手が遊びなら受けて立とうじゃないの。私だって遊んでやる。そんな考えが湧いた。
2006-01-31 01:31:00 -
243:
玲
そこら辺のホストと浮気しまくった。他の人に抱かれて自虐行為に手を出そうとしていた気持ちを落ち着けていた。
2006-01-31 01:33:00 -
244:
みい
リアルタイムや?ガンバ?
2006-01-31 01:36:00 -
245:
玲
みんなありがとう?
2006-01-31 01:38:00 -
246:
玲
彼と住むために用意した家には、私の淋しさでいっぱいになり、その淋しさを他のホストが埋めて行ってくれた。
2006-01-31 01:41:00 -
247:
玲
彼と別れようと思わなかった。彼が私に色だろうが何だろうが好きなものは好きなのだ。あの大好きだった元彼と別れてから初めて本当に好きになった人。
2006-01-31 01:43:00 -
248:
玲
今までの彼氏のように、私の心の隙間を埋めるためだけに利用してきただけの人とは違う。
2006-01-31 01:46:00 -
249:
玲
ふとした拍子に、彼に、他のホストと浮気してることがばれてしまった。
2006-01-31 01:52:00 -
250:
玲
彼は私に激しく怒ったあとに言った。
『信用していたのに。』2006-01-31 01:56:00 -
251:
玲
私だって信じていたのに、と口に出かけたがやめておいた。相手はホストだ。
2006-01-31 01:57:00 -
252:
玲
『信じてもらえるようにするにはどうしたらいーの?』
一度失われた信用を取り戻すのは、簡単なことではない。2006-01-31 02:00:00 -
253:
玲
そんなこと自分で考えろ。と冷たく突き放され、私は『疑われんように毎日店来るわ。それで信用してくれる?』と言ってしまっていた。
2006-01-31 02:02:00 -
254:
玲
それはお前の行動次第だな。と言われた。
2006-01-31 02:03:00 -
255:
玲
それからの毎日、私は店に通った。もちろん彼のお客さんが来ていたら、彼の接客態度がイヤでも目に入ってくる。
2006-01-31 02:05:00 -
256:
玲
ストレスは溜まる一方。たまに彼が一緒に家に帰ってくることが救いだった。
2006-01-31 02:07:00 -
257:
玲
私の家で彼が隣で寝ているとき、勝手に携帯を見てやった。最低なこととはわかっていながらも、自分の衝動に耐えることができなかった。
2006-01-31 02:09:00 -
258:
玲
メールボックスを開き、送受信メールを見る。
2006-01-31 02:12:00 -
259:
玲
あるメールを見たとき、心臓が止まるかと思った。
2006-01-31 02:12:00 -
260:
玲
『大好き』という文字の後に、ハートマークが可愛らしく付いていた。
2006-01-31 02:14:00 -
261:
玲
彼がお客さんに送ったメール。
2006-01-31 02:14:00 -
262:
玲
他のメールも見た。
2006-01-31 02:15:00 -
263:
玲
『大好き』というメールを送った相手にだけ、色をかけていた。いや、その子こそ本命かもしれない。
2006-01-31 02:16:00 -
264:
玲
涙が勢いよく溢れ出した。彼の隣で声を押し殺して泣いた。
2006-01-31 02:18:00 -
265:
玲
付き合い始めたときに、私は彼に1つだけ約束してほしいことがあると言った。『ホストだから色かけるときもあると思う。だからそんなときは絶対に言ってな?』と。
2006-01-31 02:20:00 -
266:
玲
その約束は今、意味のないものになっていた。
2006-01-31 02:21:00 -
267:
玲
さすがに彼が寝てる隣でリスカをする気にはならなかった。
2006-01-31 02:23:00 -
268:
みい
?しおり?
2006-01-31 02:34:00 -
269:
玲
しおり、ありがとう?
2006-01-31 02:37:00 -
271:
玲
携帯を見たと彼に言えずにいた。色をかけているのかと聞くこともできない。
2006-01-31 02:51:00 -
272:
玲
私は色カノだと割り切っていたはずなのに。実は割り切れていなかった。
2006-01-31 02:53:00 -
273:
玲
本命だと言うわりには、私への態度がおかしい彼に、不満があってもじっと我慢した。
2006-01-31 03:00:00 -
274:
玲
その不満は私がたまに飲み過ぎて酔い潰れたときに決まって爆発した。爆発すると間違いなく彼と喧嘩になった。
2006-01-31 03:34:00 -
276:
玲
何回目かの爆発が起きたとき、ついに言ってしまった。
『今日来てた女の子に色かけてるやろ!知ってるんやから。』2006-01-31 03:37:00 -
277:
玲
『お前勝手に携帯見たんやろ?ちなみにかけてないから。何の勘違いやねん。』これが彼の返事。
2006-01-31 03:39:00 -
279:
玲
『勘違いて何よ!メールで好きって送ってたやん!どこが色じゃないの!?』
お酒の力も手伝って、私は喚(わめ)き散らした。2006-01-31 03:44:00 -
280:
玲
彼の店は営業をとっくに終え、階段で喋っていたのだが、自分の声が階段で響き頭が痛い。
『そんな嘘だるいねん。もー帰る。』
私は荷物を掴(つか)み立ち上がった。2006-01-31 03:47:00 -
281:
玲
立ち上がり、歩きだそうとした私を、私の真正面にいた彼が突き飛ばした。背中が壁に当たり、痛みが走る。
2006-01-31 03:48:00 -
282:
玲
『痛いわ!暴力やめて。』私はめげずに帰ろうと足を踏み出した。
2006-01-31 03:49:00 -
283:
玲
『はぁ?お前だるいねん。お前がそこまで言うなら客全部切ったろやんけ。明日から店もこやん。それでえーか!?』
歩きだそうとした私をまた突き飛ばしながら彼が言った。2006-01-31 03:51:00 -
284:
玲
さっきより強い力で押されたのか、私は背中を壁に強打し、座り込んでしまった。
『好きにしたらえーやん。やっぱりホストの彼女はこんな女向いてないねん。』ぼそっと呟(つぶや)いた。2006-01-31 03:53:00 -
285:
玲
『お前とことん腹立つのぉ!いー加減にしろよ。お前のこと何とも思ってなかったら浮気した時点で、はい、さよならじゃ!それでも一緒におるってことはどーゆーことか考えろ!』
2006-01-31 03:55:00 -
286:
玲
背中が痛むのと、彼へのイライラで私はついつい言ってしまった。
『お客さんの一人やから…』2006-01-31 03:58:00 -
287:
玲
一瞬にして彼の形相が変わるのを見た。
『今すぐオレのメモリー消せ。そして二度とオレの目の前に現れるな。』
形相を変えた彼は冷静に言うと私の手から携帯を奪おうとした。2006-01-31 04:01:00 -
288:
玲
身をよじって携帯を取られまいとする私に彼は続けた。
2006-01-31 04:04:00 -
289:
玲
『客やったらわざわざ未収もかぶらん。何でお前の未収、オレがかぶらなあかんねん。それでもお前が客やと思うならそんでいー。でも今後一切オレと関わるな。』
2006-01-31 04:07:00 -
290:
玲
私は未収をかぶってもらっていた。40万ほど。そういえば、携帯を勝手に見たとき、厳しい未収回収のメールも見た。確かに私への態度と違うかった。
2006-01-31 04:09:00 -
291:
玲
『もーいーわ。オレはお前のメモリー消しとくし。はよ帰りや。』
そう言うと彼は階段を降り、帰ってしまった。2006-01-31 04:10:00 -
292:
玲
焦って彼に電話を掛けるが、彼は取ってくれない。私は泣き泣き家に帰った。
2006-01-31 04:11:00 -
293:
玲
家に帰ってキッチンの前に立つ。包丁を取り出した。包丁の刃を昔と同じ、左手首に当てる。
2006-01-31 04:12:00 -
294:
玲
頭の中で誰かが必死になって止めている。
『あかん!あかんて!今すぐ包丁直して!』2006-01-31 04:15:00 -
295:
玲
しかし私の右手は動いてしまった。またしてしまった。リスカ。一回切ってしまうともう止まらない。
2006-01-31 04:17:00 -
296:
玲
客にはなりたくないって言ったのに。色掛ける時はちゃんと言ってって約束したのに。その約束したとき、『オレは周りのホストと同類にはなりたくないから、そんなしょーもないことはしやん。』ってゆーてたのに。
いろんな不満が渦になって私の体中を駆け巡る。不満の数だけ手首を切った。2006-01-31 04:22:00 -
297:
玲
包丁はカッターより血が出てこない。それにもイライラして繰り返し手首を切りつけた。
2006-01-31 04:23:00 -
298:
玲
ふと我に返ったとき、手首はボロボロになっていた。あらゆる方向に付けられた線状の傷から幾筋(いくすじ)もの赤い血が浮かび上がっていた。
2006-01-31 04:25:00 -
299:
玲
私は急いで血を洗い流して絆創膏を丁寧に張った。絆創膏3枚分の下にはおぞましい数の切り傷。
2006-01-31 04:27:00 -
300:
玲
さっきより少しだけ気分は晴れていた。
2006-01-31 04:27:00