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レイコ
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1:
ユキ
ブーンブーン
真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
ブーンブーン
僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
ブーンブーン
息が、完全に止まる。
ブーンブーン
僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
僕は、レイコにキスをした。
ブーンブーン
辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。2005-06-10 12:55:00 -
844:
ユキ
僕は、毎日かかさず母さんに手を合わせていた。
義母との、肉体関係が始まった時からは、母さんにずっと祈っていた。
なぜ、自分を産んで死んだんだと心の中で責める日もあった。2005-09-13 08:07:00 -
845:
ユキ
でも、今は違う。
僕は、この家から離れてしまう前に母さんにお礼が言いたかった。
『産んでくれて、ありがとう。僕は、今幸せです。』2005-09-13 08:10:00 -
846:
ユキ
口には、出さず。心の中で母さんに伝えた。
『この世界に、レイコが居る世界に産んでくれてありがとう。』
母さんは、写真の中で穏やかに笑っていた。2005-09-13 08:13:00 -
847:
ユキ
書斎を、出て僕は急ぎ足で自分の部屋へ向かった。
水曜日の午後は、義母は必ずエステに行っていて家を空けている。
だが、万が一はちあわせは避けたかった。
僕は、自分の部屋のドアを開けた。2005-09-13 08:19:00 -
848:
ユキ
「!!」
ドアを開けて、僕は呆然とした。
部屋の中は、泥棒が入った後の様にぐちゃぐちゃだった。あらゆる、引き出しは開いていて、中身がとびだしていた。2005-09-13 08:22:00 -
849:
ユキ
僕は、混沌とした部屋に踏み居れた。
そして、机のすでに開け放されている引き出しから銀行通帳と、ハンコを探した。早く、この部屋から出たかった。
この荒れた部屋は、義母の仕業だと思った。2005-09-13 08:27:00 -
850:
ユキ
義母の心の、荒れようが、この部屋を見れば想像出来た。
僕は、見つかった通帳とハンコを、握り締め、ドアに向かって歩いた。
「!」
うっかり、落ちていた紙を踏み、転びそうになった。「あぶな…え!?」2005-09-13 08:33:00 -
851:
ユキ
踏んだものを、よく見ると写真だった。
レイコと僕が写っている。部屋が、薄暗かったが、その写真は盗撮だと見てすぐ分かった。 僕は、よく見る為に、カーテンを開け日を入れた。
部屋は、午後の夏の光に照らされた。2005-09-13 08:40:00 -
852:
ユキ
明るくなった部屋で、僕は絶句した。
ぐちゃぐちゃの部屋の、床やベット、いたる所に僕とレイコの写真が散乱していた。
どれも、写真は盗撮だった。僕とレイコの生活が、撮られていた。どうやって撮ったのか、部屋の中の二人の写真もあった。2005-09-13 08:45:00 -
853:
ユキ
壁にも、無造作に写真が何枚も張られていた。
「!」
その中の一枚を見て僕は、鳥肌が立った。
僕と、レイコが幸せそうに笑っている写真。だが、レイコの顔には押しピンが何個も付いていた。2005-09-13 08:50:00