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あなたさえ居れば…。
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1:
華 ◆C1JH30EVSU
旧掲示板:04/12/19〜05/2/6の華サンの実話です。
感動した話をコピペしていたので、みなさんにも読んでもらえたらと思いました。2005-07-03 02:30:00 -
201:
華 ◆C1JH30EVSU
そうでなくても、あんたが店に来てってゆうの断った事なんてなかったやろ?
2005-07-03 17:06:00 -
202:
華 ◆C1JH30EVSU
あの時の、あまりにも思いやりのない言葉にあたしはもぉ涙も出やんかった。
そんなもん…
諦めてたのに、なんで離れられへんだんやろな?2005-07-03 17:09:00 -
203:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはそろそろユウキとの関係に限界を感じていた。
精神的にも、金銭的にも苦しかった。
手をあげる事はなくなったけど、ケンカがなくなる事はなかった。2005-07-03 17:11:00 -
204:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキが助けてほしいと言った日から、あたしは一切自分の為にお金を使っていない。
毎月2・30万の未収。
たいした額じゃないかもしれないけど、1人暮しのあたしにはキツかった。2005-07-03 17:13:00 -
205:
華 ◆C1JH30EVSU
ケンカの内容は、あたしの男関係から金銭問題に変わった。
2005-07-03 17:14:00 -
206:
華 ◆C1JH30EVSU
『もぉホンマにいっぱいいっぱいやねんっ』
『だからキャバなんか辞めて、セク行けゆってんねん!』
『もぉあたしの事客として見てるやろ?!』
『客やったらとっくに風まわしてるわっ!!』2005-07-03 17:17:00 -
207:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしにしたら、セクも風も一緒やった。
セクを進めるあんたは、もぉ昔のあんたじゃなくなってたよな。2005-07-03 17:19:00 -
208:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしを見る目は客を見る目と同じ。
愛してるとか、お前で最後にするとか言われても、昔みたいに綺麗な形ではあたしに届かへん。2005-07-03 17:21:00 -
209:
華 ◆C1JH30EVSU
色はやめて…
これ以上幻滅させやんといてよ。
お願いやから…………2005-07-03 17:22:00 -
210:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはセクを拒否し続けた。
ユウキは、あたしがなんでそこまで嫌がるのか分からないと言った。2005-07-03 17:23:00 -
211:
華 ◆C1JH30EVSU
でも、ユウキがそれ以上しつこくセクを進める事はなかった。
それどころか
『お前の負担減らせるように努力するわ…』
と言いだした。2005-07-03 17:25:00 -
212:
華 ◆C1JH30EVSU
本当に店に呼ばれる回数も減った。
だけど……
2005-07-03 17:28:00 -
213:
華 ◆C1JH30EVSU
今から来てっ!
朝の7時…
ユウキからのメール。
朝方店に呼ばれるのは、売り上げが悪い証拠。
あたしはタクで店に向かった。2005-07-03 17:30:00 -
214:
華 ◆C1JH30EVSU
予感的中。
店に客は1組しかいなかった。
こんな時間帯にキャッチに出ていた従業員が戻ってきた。
あたしともう1人の客をチラミして、迷わずあたしの席に全員ついた。2005-07-03 17:32:00 -
215:
華 ◆C1JH30EVSU
『お席失礼しまぁ〜す♪』あたしはユウキを睨んだ。アイコンタクト。
『どうするつもり?』2005-07-03 17:34:00 -
216:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキは苦笑いしてあたしの耳元で囁いた。
『こいつらお前の顔見て、一直線にこっちきたなっ(笑)わかってるわ』
ユウキはご機嫌だった。2005-07-03 17:36:00 -
217:
華 ◆C1JH30EVSU
意地っ張り。
もぉ1組の席は、ユウキとナンバーを争っているタカシだった。2005-07-03 17:38:00 -
218:
華 ◆C1JH30EVSU
勝ち誇った顔でユウキが言った。
『お前等、ドライ10本もってこいっ!』
はぁ?!
あたしは呆れ果てた。2005-07-04 00:00:00 -
219:
華 ◆C1JH30EVSU
『もぉよくわかったわ』
一言そぉ呟いた。2005-07-04 00:00:00 -
220:
華 ◆C1JH30EVSU
『なにがやねん?!何がわかってん!』
またユウキがキレる。
『もぉええって。スキにすれば?』
『はぁ?!お前外出ろやっ!』2005-07-04 00:03:00 -
221:
華 ◆C1JH30EVSU
オロオロするヘルプ達。
いつもの事やん…2005-07-04 00:03:00 -
222:
華 ◆C1JH30EVSU
『何がわかってん!ゆえやっ!』
『何がって?もぉこのあんたの行動が真実やん!あんたやっぱり、あたしの事なんかちっとも考えてないっ!よくわかったもぉホンマに終わ…』2005-07-04 00:06:00 -
223:
華 ◆C1JH30EVSU
最後まで言う前に顔を平手打ちされた。
もぉ手はあげやんってゆったくせに……
2005-07-04 00:07:00 -
224:
華 ◆C1JH30EVSU
『話は営業終わってからやっ。店入ったら普通にせぇよっ』
そぉ言われ店に戻った。2005-07-04 00:08:00 -
225:
華 ◆C1JH30EVSU
テーブルにはもぉドライが用意されていた。
あたしはヘルプ達に今まで見せた事のないほどの笑顔で
『飲みやぁ〜』
と、グラスについでいった。2005-07-04 00:10:00 -
226:
華 ◆C1JH30EVSU
『俺の分は?』
ユウキを無視するあたしに、みんな引きつった笑顔。2005-07-04 00:11:00 -
227:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはユウキが見えないかのように無視し続けた。『お前、俺にだけフテコイねんっ!』
でもあたし、普通にしてるやんっ。2005-07-04 00:13:00 -
228:
華 ◆C1JH30EVSU
そんな中、歌ゲーが始まった。
もぉどぉにでもなればいい
だって今日で最後。
客はあたし1人になってた2005-07-04 00:17:00 -
229:
華 ◆C1JH30EVSU
始めは控えめに飲んでいたけど、ユウキにあおられて見境がなくなった。
直瓶でイッキ。
マイクはあたしとユウキの手から回る事はなくなった。2005-07-04 00:19:00 -
230:
華 ◆C1JH30EVSU
『飲めよぉ!!』
ヘルプ1人ダウン。
『ハナが飲むってさぁ!』自分でコールをかけ、また直瓶でイッキ。2005-07-04 00:21:00 -
231:
華 ◆C1JH30EVSU
盛り上がるヘルプと逆に、ユウキに瓶を取り上げられた。
あたしはムッとした。
『あんたが飲めってゆってんやん!!』2005-07-04 00:22:00 -
232:
華 ◆C1JH30EVSU
『自分でブレーキかけれんくなるんやったら飲むなっ!飲みすぎやねん!』
ユウキの怒鳴り声で、店内の空気が一瞬にして凍った。2005-07-04 00:24:00 -
233:
華 ◆C1JH30EVSU
いっきに酔いが覚めましたって顔をしたヘルプを睨みつけ、その子が持っている瓶を奪い取った。
『うるさいっ』
あたしはドライを流し込んだ。2005-07-04 00:26:00 -
234:
華 ◆C1JH30EVSU
『飲むなって!しばくぞっ』
飲んでる最中に取り上げられ、顔と服にドライが飛び散った。2005-07-04 00:27:00 -
235:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはなんか泣いていて、もぉぐちゃぐちゃだった。
涙とビールでぐちゃぐちゃで、ソファーにだらしなく座るあたし。
涙が止まらない……2005-07-04 00:29:00 -
236:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキがおしぼりを手に、あたしの隣に座る。
あたしの涙とドライの顔を優しく拭きながら、あたしを抱き寄せた。2005-07-04 00:31:00 -
237:
華 ◆C1JH30EVSU
空気を察したヘルプ達は、片付けをするふりをして席を立った。
2005-07-04 00:32:00 -
238:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキがあたしの耳に唇をつけ、歌を歌う。
『もしも君が泣くならば僕も泣く…もしも君が無くなれば僕も無く……』
2005-07-04 00:35:00 -
239:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしの目からは、大粒の涙がこぼれ続けた。
2005-07-04 00:36:00 -
240:
華 ◆C1JH30EVSU
覚えてる?
あたし等が初めて遊んだ日。
あの日は大雨やったよな。2人は大粒の涙を流す空の下で、笑ってたな。2005-07-04 00:38:00 -
241:
華 ◆C1JH30EVSU
今日のあたしを予感してたみたいな雨。
あの日の雨は止んだ。
今日は外、晴れてるで?
あたしの涙は止むかなぁ?2005-07-04 00:40:00 -
242:
華 ◆C1JH30EVSU
晴れた空の下で2人で笑える日……
夢でいいから見せてよ。2005-07-04 00:41:00 -
243:
華 ◆C1JH30EVSU
ラストソングが入った。
あたしはユウキに抱かれ、声をあげて泣いた。
ユウキが歌いながらキスをする。2005-07-04 00:43:00 -
244:
華 ◆C1JH30EVSU
マイクを通して、あたしの泣き声が響いた……
2005-07-04 00:44:00 -
245:
華 ◆C1JH30EVSU
ラストソングが終わって、ちょっとしてからユウキが席を立った。
泣きじゃくるあたしの前に誰か立った。
見上げると、タカシだった。2005-07-04 00:46:00 -
246:
華 ◆C1JH30EVSU
『大丈夫?かなり飲んだみたいやけど…こんなハナちゃん見るんはじめてやわ』
2005-07-04 00:47:00 -
247:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはタカシの腕を掴んで泣いた。
それが気にくわなかったのか、ユウキがまたキレだした。2005-07-04 00:48:00 -
248:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキもあたしも、ベロベロに酔っていた。
テーブルの上には、ドライの空瓶が30本ぐらい並んでいた。2005-07-04 00:50:00 -
249:
華 ◆C1JH30EVSU
『お前、何タカシに甘えてんねんっ!』
あたしは泣いて、もぉ言葉が出ない…
恐い また殴られる
『立てこらぁ!!』2005-07-04 00:53:00 -
250:
華 ◆C1JH30EVSU
ガッシャーーーン!!
2005-07-04 00:53:00 -
251:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキの投げたグラスがあたしの髪を擦り、壁にあたって割れた。
2005-07-04 00:54:00 -
252:
名無しさん
しおりん
2005-07-04 05:00:00 -
253:
華 ◆C1JH30EVSU
『お前、ホンマわからん奴やなぁ!なんで俺を信じてくれへんねんっ』
あたしに近寄ろうとするユウキをタカシが止めた。
『やめろって!手は出すなよっ?!』2005-07-04 06:04:00 -
254:
華 ◆C1JH30EVSU
アキラがあたしをかばう。『ハナちゃん?大丈夫?立てる?』
あたしは首を横にふった。
もぉわけわからん…
2005-07-04 06:06:00 -
255:
華 ◆C1JH30EVSU
『お前ホンマしばくっ!外でろやっ!!』
言ってる事はぐちゃぐちゃ。
2005-07-04 06:07:00 -
256:
華 ◆C1JH30EVSU
『わかった!話し合おか?先外出よっ!アキラがハナちゃん連れてくるからっ!なっ?』
タカシがアキラに合図する。2005-07-04 06:09:00 -
257:
華 ◆C1JH30EVSU
手は出すな…。
ユウキに何度も念をおす、タカシの声が聞こえる。2005-07-04 06:10:00 -
258:
華 ◆C1JH30EVSU
タカシに連れられて、ユウキが出て行った。
アキラが震えるあたしに
『大丈夫やで。タカシさんがユウキさん止めるし、俺がハナちゃん守から!』
と言って、手を差し伸べてくれた。2005-07-04 06:12:00 -
259:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキを外に残し、タカシが戻ってきた。
『ハナちゃん大丈夫?外出よか?あんまり待たしたら余計キレるしな…』
タカシもあたしの身体を支えてくれた。2005-07-04 06:14:00 -
260:
華 ◆C1JH30EVSU
『絶対、ハナちゃんに手ぇあげさすなよっ』
『はい』
店を出ると、ユウキがまた怒鳴り散らした。2005-07-04 06:15:00 -
261:
華 ◆C1JH30EVSU
『なんでわかってくれへんねん!俺がお前の事好きなん』
『ホンマむかつくっ!一発だけしばかせて!』
『お前飛ぶ気やろ?未収だけ払ってなっ』
『なんで、俺を信じれへんねん…』2005-07-04 06:19:00 -
262:
華 ◆C1JH30EVSU
どの言葉を、信じればいいの?
ホンマのあんたはどれなん?
あたしはあんたの綺麗な言葉だけを信じて、あんたと一緒の未来を描けばよかったん?2005-07-04 06:21:00 -
263:
華 ◆C1JH30EVSU
真っ暗で…
何一つ確かなモノがないこの道の先に、七色の世界を描けるほどあたしは想像力豊かじゃない。
違う…あんたが折ってんで?
あたしが持ってた、色とりどりのクレパス…2005-07-04 06:24:00 -
264:
華 ◆C1JH30EVSU
タカシはユウキをなだめながら
『ハナちゃん、飛ぶ気なんかないやんなぁ?もぉ今日は帰り?どっちも酔ってるしな…』
と言って、エレベーターのボタンを押した。2005-07-04 06:26:00 -
265:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキは、最後の最後まで怒鳴っていた。
2005-07-04 06:27:00 -
266:
華 ◆C1JH30EVSU
アキラが一緒に下まで来てくれた。
あたしは泣いてしゃがみこんだまま立てない…2005-07-04 06:28:00 -
267:
華 ◆C1JH30EVSU
『ハナちゃん、俺も片付けしに一回店戻らんな…絶対また来るから、待っててな!』
待つしかしょうがなかった。
あたしは今日五百円ぐらいしか持ってなかったから。歩いて帰るにもフラフラで、立ち上がる気力さえなかった。2005-07-04 06:31:00 -
268:
華 ◆C1JH30EVSU
30分ぐらいして、アキラが戻ってきてくれた。
まだ泣いているあたしを抱き締めて、
『どしたぁん。もぉ大丈夫やで…』
と慰めてくれた。2005-07-04 06:34:00 -
269:
華 ◆C1JH30EVSU
お金が無いから帰れないと言うあたしに、二千円握らせて、
『これで帰りやっ』
と、タクまでひろってくれた。2005-07-04 06:35:00 -
270:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキとは終わった…
あたしは家で吐きながらそぉ考えていた。
本当に飛ぶ気はなく、未収はちゃんと払おうと思っていた。2005-07-04 18:25:00 -
271:
華 ◆C1JH30EVSU
でも確実足りない…
それまで足りなくても、ユウキは何も言わず自分のお金を足してくれていた。2005-07-04 18:27:00 -
272:
華 ◆C1JH30EVSU
でももぉ足してくれへんやろな…
切れた女にそこまでしてくれへんやろうな…
またしばかれるんかな?
恐い………2005-07-04 18:31:00 -
273:
華 ◆C1JH30EVSU
なぁ気付いてた?
あたしのあんたに対しての感情が、途中から変わってたん…2005-07-04 18:32:00 -
274:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしは、あんたが好きで離れられへんかったんじゃない。
あたしは、あんたが恐くて別れを切り出せへんかってん。2005-07-04 18:33:00 -
275:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしは気付いてたから。あんたにもぉあたしに対して、愛情なんてない事。
愛してるって、どんなに言葉を繰り返されても…2005-07-04 18:35:00 -
276:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはとりあえず、タカシにメールした。
迷惑かけてごめんなさい。アキラにも、謝っといて。2005-07-04 18:36:00 -
277:
華 ◆C1JH30EVSU
しばらくして、タカシからメールが返ってきた。
全然迷惑じゃないで♪ちゃんと帰れた?
うん。アキラがタク乗せてくれたから…
そっか。ユウキとはどうするの?2005-07-04 18:39:00 -
278:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキ次第かな…
あたし昨日ユウキのホンマの気持ちが見えた気がする。あたしは、もぉ今となればしょせん客でしかないねんなって…。あたしは普通に好きでいたかったけど、それじゃアカンのかな。2005-07-04 18:41:00 -
279:
華 ◆C1JH30EVSU
うん…ちょっと考えるわ。ありがとう。
そぉ返事を返し、携帯を閉じた。2005-07-04 18:45:00 -
280:
華 ◆C1JH30EVSU
その日は、いつまでたってもユウキから連絡はなかった。
ホンマに終わってんや…
まだどこかで期待していたあたしは、あらためて実感してそぉ思った。
あたしはユウキにメールを打った。2005-07-04 18:47:00 -
281:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキがゆうこれからに期待したかったな。
ケンカばっかりで、叩かれて…それでも一緒に居たかった。あたしも素直にはなれんくて。でも、ユウキの事大好きでした。
最後の素直な気持ち。2005-07-04 18:53:00 -
282:
華 ◆C1JH30EVSU
送ってすぐに電話がかかってきた。
あたしは、てっきりメールを見て電話してきたんだと思ったらまだ見ていないらしい。
『見てかけなおすわ!』
一回電話を切った。2005-07-04 18:55:00 -
283:
華 ◆C1JH30EVSU
10分ぐらいたって、また電話がかかってきた。
暗い声…
『もぉ遅いんかな』2005-07-04 19:01:00 -
284:
華 ◆C1JH30EVSU
『昨日はホンマに悪かったと思ってる。でも俺はお前が好きやし、お前が特別やねん…』
『なんで?なんであたしを繋ぎ止めるん?あたしは、ユウキに何もしてあげれへんのに…』2005-07-04 19:04:00 -
285:
華 ◆C1JH30EVSU
『違う!何もしてあげられへんのは俺やっ!わかってる!お前にはホンマ悪いと思ってんねん。2日…2日間考えさせて。
でも離さへんからな。絶対お前とバイバイなんかしたらへん。』2005-07-04 19:06:00 -
286:
華 ◆C1JH30EVSU
なぁ、あれも全てあんたの演技やったらあんたはすごい俳優やわ。
でもあたしも綺麗な言葉で飾って、演じてた。
どこかで…これで綺麗に終われる事を望んでた。2005-07-04 19:09:00 -
287:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはこれ以上、あんたの立つ舞台に足を踏み入れるのが恐かったから。
あたしがまだ、あんたの演技に気付かんフリを出来るうちに…幕を閉じさせて。2005-07-04 19:11:00 -
288:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキから連絡があったのはちょうど2日後だった。
『仕事終わったら連絡して。話したいから。』2005-07-04 19:13:00 -
289:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキはあたしを抱き締めてくれた。
あたしの話を聞いてくれた。
また前の様な…いつもと同じ毎日に戻っていくと思っていた。2005-07-04 19:14:00 -
290:
華 ◆C1JH30EVSU
それでいいのか…
自分に問い掛けながらも、あたしはあんたの隣に居る事を選んだ。
あんたが手を離さへん限り、あたしはこの舞台で踊り続けるしかないの?2005-07-04 19:17:00 -
291:
華 ◆C1JH30EVSU
幸福に似た恐怖。
第二幕が開かれる。
あんたがあたしに渡したシナリオは、穴だらけやん。こんなんじゃ演じきれへんわ。
あたしは人形じゃないから…あんたの手を振り払う事だって出来んねんで?2005-07-04 19:19:00 -
292:
華 ◆C1JH30EVSU
あの時、あんたのシナリオ通りあたしはあんたの隣を選んだ。
これから何もかもが思い通りに進んでいくと思った?甘いな…
そうしたかってんやったら、もっと完璧にあたしを騙してくれやんな。2005-07-04 19:23:00 -
293:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしにすれば、それからのユウキとの関係は恋人どうしでも、ホストと客でも何でもなかった。
ただ同じ舞台に立つ共演者。どちらかが演じきれなくなったら、終わり。2005-07-04 19:25:00 -
294:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキはあたしを独り占めしたい…
あたしはユウキに言った。『あたしにはもぉ、ユウキしかおらへんから…』2005-07-04 19:27:00 -
295:
華 ◆C1JH30EVSU
そぉしているとユウキはいつも機嫌がよかった。
ユウキが言う甘い言葉に何も言わず耳を傾け、目を見つめる。
『信じてる』
あたしはただそぉ言えばよかった。2005-07-04 19:29:00 -
296:
華 ◆C1JH30EVSU
でもそんな関係も長くは続かなかった。
それが当たり前になると、ユウキは欲を出しはじめた。2005-07-04 19:30:00 -
297:
華 ◆C1JH30EVSU
まだ足りない…
俺だけのモノに…
俺だけの為に……2005-07-04 19:31:00 -
298:
華 ◆C1JH30EVSU
ユウキはあたしが離れる事なんてないと、安心しきっていた。
謝れば許される。
それがダメなら怒鳴り、口答え出来ないように殴る。2005-07-04 19:33:00 -
299:
華 ◆C1JH30EVSU
さすがにあたしも我慢の限界だった。
ユウキが喜ぶようにユウキの演技にあわせて、あたしは騙されてるフリをするだけ。
そこに感情なんかいらなくても、あたしはまだ死んでいない。2005-07-04 19:36:00 -
300:
華 ◆C1JH30EVSU
あたしはユウキに言った。『なぁ、もぉ終わりじゃない?本気で。』
『はぁ?終われると思ってるん?俺は、お前で最後にするゆぅてるやろ』
ユウキの目が変わる。2005-07-04 19:42:00