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あなたさえ居れば…。

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  • 1:

    華 ◆C1JH30EVSU

    旧掲示板:04/12/19〜05/2/6の華サンの実話です。
    感動した話をコピペしていたので、みなさんにも読んでもらえたらと思いました。

    2005-07-03 02:30:00
  • 281:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキがゆうこれからに期待したかったな。
    ケンカばっかりで、叩かれて…それでも一緒に居たかった。あたしも素直にはなれんくて。でも、ユウキの事大好きでした。
    最後の素直な気持ち。

    2005-07-04 18:53:00
  • 282:

    華 ◆C1JH30EVSU

    送ってすぐに電話がかかってきた。
    あたしは、てっきりメールを見て電話してきたんだと思ったらまだ見ていないらしい。
    『見てかけなおすわ!』
    一回電話を切った。

    2005-07-04 18:55:00
  • 283:

    華 ◆C1JH30EVSU

    10分ぐらいたって、また電話がかかってきた。
    暗い声…
    『もぉ遅いんかな』

    2005-07-04 19:01:00
  • 284:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『昨日はホンマに悪かったと思ってる。でも俺はお前が好きやし、お前が特別やねん…』
    『なんで?なんであたしを繋ぎ止めるん?あたしは、ユウキに何もしてあげれへんのに…』

    2005-07-04 19:04:00
  • 285:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『違う!何もしてあげられへんのは俺やっ!わかってる!お前にはホンマ悪いと思ってんねん。2日…2日間考えさせて。
    でも離さへんからな。絶対お前とバイバイなんかしたらへん。』

    2005-07-04 19:06:00
  • 286:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ、あれも全てあんたの演技やったらあんたはすごい俳優やわ。
    でもあたしも綺麗な言葉で飾って、演じてた。
    どこかで…これで綺麗に終われる事を望んでた。

    2005-07-04 19:09:00
  • 287:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはこれ以上、あんたの立つ舞台に足を踏み入れるのが恐かったから。
    あたしがまだ、あんたの演技に気付かんフリを出来るうちに…幕を閉じさせて。

    2005-07-04 19:11:00
  • 288:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキから連絡があったのはちょうど2日後だった。
    『仕事終わったら連絡して。話したいから。』

    2005-07-04 19:13:00
  • 289:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしを抱き締めてくれた。
    あたしの話を聞いてくれた。
    また前の様な…いつもと同じ毎日に戻っていくと思っていた。

    2005-07-04 19:14:00
  • 290:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それでいいのか…
    自分に問い掛けながらも、あたしはあんたの隣に居る事を選んだ。
    あんたが手を離さへん限り、あたしはこの舞台で踊り続けるしかないの?

    2005-07-04 19:17:00
  • 291:

    華 ◆C1JH30EVSU

    幸福に似た恐怖。
    第二幕が開かれる。
    あんたがあたしに渡したシナリオは、穴だらけやん。こんなんじゃ演じきれへんわ。
    あたしは人形じゃないから…あんたの手を振り払う事だって出来んねんで?

    2005-07-04 19:19:00
  • 292:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時、あんたのシナリオ通りあたしはあんたの隣を選んだ。
    これから何もかもが思い通りに進んでいくと思った?甘いな…
    そうしたかってんやったら、もっと完璧にあたしを騙してくれやんな。

    2005-07-04 19:23:00
  • 293:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしにすれば、それからのユウキとの関係は恋人どうしでも、ホストと客でも何でもなかった。
    ただ同じ舞台に立つ共演者。どちらかが演じきれなくなったら、終わり。

    2005-07-04 19:25:00
  • 294:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしを独り占めしたい…
    あたしはユウキに言った。『あたしにはもぉ、ユウキしかおらへんから…』

    2005-07-04 19:27:00
  • 295:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そぉしているとユウキはいつも機嫌がよかった。
    ユウキが言う甘い言葉に何も言わず耳を傾け、目を見つめる。
    『信じてる』
    あたしはただそぉ言えばよかった。

    2005-07-04 19:29:00
  • 296:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でもそんな関係も長くは続かなかった。
    それが当たり前になると、ユウキは欲を出しはじめた。

    2005-07-04 19:30:00
  • 297:

    華 ◆C1JH30EVSU

    まだ足りない…
    俺だけのモノに…
    俺だけの為に……

    2005-07-04 19:31:00
  • 298:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしが離れる事なんてないと、安心しきっていた。
    謝れば許される。
    それがダメなら怒鳴り、口答え出来ないように殴る。

    2005-07-04 19:33:00
  • 299:

    華 ◆C1JH30EVSU

    さすがにあたしも我慢の限界だった。
    ユウキが喜ぶようにユウキの演技にあわせて、あたしは騙されてるフリをするだけ。
    そこに感情なんかいらなくても、あたしはまだ死んでいない。

    2005-07-04 19:36:00
  • 300:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキに言った。『なぁ、もぉ終わりじゃない?本気で。』
    『はぁ?終われると思ってるん?俺は、お前で最後にするゆぅてるやろ』
    ユウキの目が変わる。

    2005-07-04 19:42:00
  • 301:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いつもならその目に怯え、言葉を殺していた。
    だけど、その日のあたしは違った。
    あたしはユウキのその目を見つめ、目を逸らさずに言った。

    2005-07-04 19:44:00
  • 302:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なんであたしにそこまでこだわるん?しょっちゅうケンカして、あたしを繋ぎ止めてなんになるん?別に大金落とす客でもないのに。あんたもぶっちゃけしんどいやろ?』

    2005-07-04 19:47:00
  • 303:

    華 ◆C1JH30EVSU

    キレる?
    それとも殴る?
    あたしの予想はバズレ。
    思いもしない反応が返ってきた。

    2005-07-04 19:49:00
  • 304:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは苦笑いして言った。
    『俺、ホスト辞めようと思っててん…お前もしんどいやろ?俺もしんどい…』

    2005-07-04 19:52:00
  • 305:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは2月の誕生日に派手に売り上げを上げ、ナンバーワンで終わりたいと言った。
    『辞めてから、作業着で家行ってびっくりさせたかったのになぁ〜』
    と笑った。

    2005-07-04 19:54:00
  • 306:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時どれだけあたしが嬉しかったか…
    あんたには分からんやろうな。

    2005-07-04 19:56:00
  • 307:

    華 ◆C1JH30EVSU

    真っ暗な道に、ほんの少しの光が見えた。
    あんたとあたし…
    その光は2人を照らすのか、それともそこにはあたししか居ないのか…

    2005-07-04 19:58:00
  • 308:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どっちにしろ、あたしはこの舞台から解放される。
    真実の中で生きたいねん。あんたにもそぉであってほしいから…
    隣に居るのが、あたしぢゃなくても。

    2005-07-04 20:00:00
  • 309:

    華 ◆C1JH30EVSU

    後3ヵ月…
    普通に何事もなく過ぎ、ユウキはホストをあがり、あたし達は幸せに……
    なんてなるはずなかった。

    2005-07-04 20:02:00
  • 310:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキが3ヵ月後に辞める事を知っているのは、あたしとユウキの後輩のタクヤだけだった。

    2005-07-04 20:04:00
  • 311:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの日も、あたしとユウキとタクヤの3人でしゃべっていた。

    2005-07-04 20:06:00
  • 312:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ちょっとまわってくるわっ!待っとってな♪』
    ユウキが席を立って、あたしとタクヤ2人になった。

    2005-07-04 20:11:00
  • 313:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナちゃんと、店でこぉやってしゃべることもなくなるなぁ〜。さみしいな。ユウキさんおらんくなるんも。でも、ハナちゃんには幸せになって欲しい思うわ!今まで頑張ってきたんやし。後3ヵ月だけやもんな!頑張りやぁ』

    2005-07-04 20:19:00
  • 314:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そこまではよかった。

    2005-07-04 20:20:00
  • 315:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁもしもあの時、席を立ったんがあんたぢゃなかったら、あたしはあんたの口がその言葉を聞くはめになってたんかな?
    そんなん残酷すぎる…

    2005-07-04 20:24:00
  • 316:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは自分の力で夢から覚める方を選んでん。
    違う…
    逃げてん。

    2005-07-04 20:26:00
  • 317:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたと過ごした日々、幸せやった時すら全部、嘘やったんかもって疑いに包まれてしまっても…
    あたしはただ心が傷ついてしまうのが恐くて。

    2005-07-04 20:30:00
  • 318:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『後3ヵ月なぁ〜ハナちゃんが風俗いって、ユウキさんを支えるってゆっても悪いと思わんでぇ』

    『どぉゆう意味?…』

    2005-07-04 20:36:00
  • 319:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『えっ?』
    一瞬にして変わったあたしの表情にタクヤは、
    『いやっもしもの話…ごめん』
    と言って、それ以上口を開くことはなかった。

    2005-07-04 20:39:00
  • 320:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どぉゆうこと?
    あたしが風俗にいってユウキを支える?
    そんな事あるはずないやん…

    2005-07-04 20:41:00
  • 321:

    華 ◆C1JH30EVSU

    セクですら拒み続けたのは、他の客と一瞬になりたくなかったから…
    あたしはあたしなりに支えてあげたかったからやのに!

    2005-07-04 20:43:00
  • 322:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは、それを望んでるの?
    風俗の女は汚いって、ゆってたやん…
    汚い女を最後の女にするの?
    …あたし等に未来はない。

    2005-07-04 20:45:00
  • 323:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたが支えて欲しいって言った時、あたしはもぉあんたの目に客としてしか映らんくなってしまうかもって覚悟はしてたで。
    でもあたしはな、金銭的にだけぢゃなく、あんたの精神的な面での支えになりたかった。
    金なんか惜しみなく使ってあげる…

    2005-07-04 20:49:00
  • 324:

    華 ◆C1JH30EVSU

    金が欲しいの?
    愛が欲しいの?
    どっちかにして。
    金も愛も欲しいなんか欲張りやわ……両方欲しがるからあんたの愛は【ウソ】になる。

    2005-07-04 20:52:00
  • 325:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だって、それが仕事やろ?愛を売ってるんやろ?
    信じろぢゃなくて…信じやんくていいってゆって。
    甘い言葉は聞くほどにニガイから……
    黙って。

    2005-07-04 20:55:00
  • 326:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ただいまっ♪お前、行ってええでっ!』
    ユウキがタクヤの肩を叩き、あたしの隣に座った。
    『あっはい!ごちそうさまです』

    2005-07-04 20:56:00
  • 327:

    華 ◆C1JH30EVSU

    タクヤが乾杯をしようとグラスをあげた。
     …………………………
    『おい!乾杯したれよっ!』
    ユウキが笑いながらあたしの顔を覗き込んだ。

    2005-07-04 20:58:00
  • 328:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『?!…もぉ乾杯はええわっ。行って』
    『はい…失礼します』

    2005-07-04 21:00:00
  • 329:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『どしたん?お前の目…あの時と同じ』

    2005-07-04 21:01:00
  • 330:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時?
    …あぁ
    右腕が腫れあがるほどしばかれたあの日か……

    2005-07-04 21:02:00
  • 331:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ばいばい』

    2005-07-04 21:02:00
  • 332:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『えっ?なに?』
    『ばいばい』
    『…なに、ゆってるん?』あたしはユウキの目を見た。
    『ばいばい』

    2005-07-04 21:05:00
  • 333:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしが1番辛かった時…いつか知ってる?
    ケンカしてる時、怒鳴られてる時、殴られてる時、あんたにお金を渡す時…
    その中にはないよ。

    2005-07-04 21:08:00
  • 334:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしが1番辛かったんは、ばいばいをゆう時。
    お願い…
    何回も言わさんといて。

    2005-07-04 21:09:00
  • 335:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『はぁ?なんでやねん!?さっきまで、普通にしてたやんけっ!なんで急にそぉなんねんっ…話あるってゆってたん…俺にばいばいゆう事やったんか……?』

    2005-07-04 21:12:00
  • 336:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの頬に涙がつたう。『出ろ』
    あたしの手をユウキが引っ張った。

    2005-07-04 21:14:00
  • 337:

    華 ◆C1JH30EVSU

    もぉ外は少し明るくなっていた。

    2005-07-04 21:15:00
  • 338:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前、意味わからんねんっ!』
    目をそらし俯いたあたしの髪を鷲掴みにして、顔を無理矢理上げさせられた。
    『しゃべってんねん。目ぇ見ろや』

    2005-07-04 21:17:00
  • 339:

    華 ◆C1JH30EVSU

    何回見たやろ…
    あんたのキレた目。
    あの日の目が、1番冷めた死んだ目をしてた。
    あんたよくゆってたよな…何かたくらんでる様な、冷たいあたしの目がムカツクって。

    2005-07-04 21:20:00
  • 340:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたし等の視線が、暖かく穏やかに交わる事はないねんな…
    2人の幸せな日々は、あたし等の目には眩しすぎて見えへん……

    2005-07-04 21:22:00
  • 341:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ごめん…もぉ、一瞬におれへん。あんたにはもぉ何もしてあげる事、出来へん。あんたが望むような女に、あたしはなれへん』
    『俺が何を望んでんのか、お前わかってんのか?!』

    2005-07-04 21:29:00
  • 342:

    華 ◆C1JH30EVSU

    怒鳴り声と一緒に手が上がる。
    脇腹に一発。

    お腹はやめて……

    2005-07-04 21:31:00
  • 343:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『わからへん。わからへんから終わりやねん!金が欲しいんやったらそれだけ言えばいいやん!いくらでもあげるわっ!何でもしたる!その代わり、あたしはあんたを愛する事はない。信じる事も…』

    2005-07-04 21:34:00
  • 344:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『はぁ!?どぉゆう意味やねんっ!!お前が金だけ俺にくれたら喜ぶ思てるん?!』
    太股をおもいっきり蹴られ、あたしは痛みに耐えれずしゃがみこんだ。

    2005-07-04 21:36:00
  • 345:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ぢゃあもぉあんたには、金使わん!だから愛してあげる!毎日好きってゆって、抱き締めて…信じるから』
    『………』
    黙り込んだユウキを見上げた。

    2005-07-04 21:39:00
  • 346:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『それぢゃ満足出来へんねやろ?あたしには両方あげる事出来へんねん。騙されてるかもって思いながら、信じてるなんか言いたくない…嘘はキライ』

    2005-07-04 21:42:00
  • 347:

    華 ◆C1JH30EVSU

    黙ったまま、ユウキもしゃがんで視線を合わせた。

    2005-07-04 21:43:00
  • 348:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたし等が素直に見つめられへんくなったんは、いつからやろな…
    お互いの思いを探るために、目を見つめるようになってしまったんはいつからやろう…

    2005-07-04 21:45:00
  • 349:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『あんたと居ると、寂しい。一緒に居れば居るほど…いつも、真実は見えへん。あたしはずっと…どこかで騙されてると思ってる。あんたの愛してるって言葉に、裏を探してしまう……』

    2005-07-04 21:48:00
  • 350:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの言葉を聞き終わりユウキが立ち上がった。
    『立て』
    あたしも立ち上がる。

    2005-07-04 21:49:00
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