小説掲示板【運命を感じる瞬間】のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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【運命を感じる瞬間】

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  • 1:

    ちさ ◆6/mfNvOZno


    恋した事を後悔したくない。思い出に変わる前に形に残しておこうと思います。
    自己満足ですが読んでください。

    2006-02-26 03:48:00
  • 2:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    美容学校入学。
    大阪に住んで半年くらいの事。

    2006-02-26 03:50:00
  • 3:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    阪神が優勝した。
    学校の寮の友達と折角大阪来たんゃし、道頓堀に行ってみようって事になった。

    2006-02-26 03:52:00
  • 4:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    その頃には終電もなく朝までそのお祭り騒ぎを見て楽しんでいた。
    それも朝方になると人もマバラになり、ひっかけ橋を行ったり着たりしていた。

    2006-02-26 03:58:00
  • 5:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私はその頃失恋したばかりで病んでいた。
    【逆ナンでもしてみよーかなー。】
    そぅ思った。
    その日は阪神優勝もあって大阪中の男が集まっている。声をかけるのは正直誰でも良かった。

    2006-02-26 04:01:00
  • 6:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    通りすがる男達をみてタイプの人は何人かいた。
    私は声をかけるのを1人決めて1人だけ声をかけようと思って暫くひっかけに座り込み人間観察をしていた。
    ただ病んでいた私には誰でもよく
    【誰でもいいやー!】
    そう思って目の前を通ってひっかけの端の方に座り込んだ男に声をかけた。

    2006-02-26 04:05:00
  • 7:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それが“まぁ”と私の初めての出会い。

    2006-02-26 04:06:00
  • 8:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    『すいません!あの〜…番号教えてもらえませんか…?』
    「えっ!?おっ俺!?」
    すごくビックリしていた様子で。
    そりゃビックリするよね。
    阪神優勝するし、優勝して面白半分で道頓堀に来て逆ナンされるんだもん。

    2006-02-26 04:10:00
  • 9:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    メアドを教えてもらって、始発ももぅ出てる時間やったし帰る事にした。
    その帰り道の電車の中でMAILを送ってみた。

    2006-02-26 04:13:00
  • 10:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    〔さっきメアド教えてもらったチサやけどわかる?ゴメンね急に声かけて?ビックリしたやろ??名前なんてゆぅん??〕

    返信……

    〔わかるでぇ?名前はマサシやで?ほんまビックリしたわぁ?〕
    他愛もないMAILをしていた。そうこうしている内に最寄り駅に着いた私たちは寮まで歩いていた。

    2006-02-26 04:18:00
  • 11:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    電車の中で何回かMAILをして私は
    〔彼女とかおるん?〕
    そんな質問をしていた。

    駅から歩いていた時。

    MAIL受信−…
    〔おるでぇ?〕
    【なんや。彼女おるんや〜】
    その日はそれくらいでMAILを終わらせた。
    それから3日くらいMAILをして止めた。

    2006-02-26 04:23:00
  • 12:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    失恋したてで投げやりになってて
    【他の気になる人でもできたら忘れれるかな…?】
    その程度にしか思ってなかった私はMAILを止めた。

    2006-02-26 04:25:00
  • 13:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    阪神優勝から2年−…

    その頃恋もしておらずキャバの仕事も調子が良く、毎日仕事に明け暮れる日々だった時1通のショートMAILが届く。

    2006-02-26 04:28:00
  • 14:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    SMS受信−…
    〔阪神優勝したときミナミのエビスバシでであったまぁやけん!覚えてる?!ちさとやんなぁ?!〕
    それは突然だった。

    2006-02-26 04:30:00
  • 15:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    【あっ!あの時の!】
    すぐに分かった。

    SMS返信−…
    〔そぉやで!覚えてるヨォ〜☆〕
    SMS受信−…
    〔昔の携帯みてMAILしてみたp(^^)q*********@アドこれやしMAILしてやぁ!DoCoMoやで!〕
    私は言われるがままMAILしてみた。

    2006-02-26 04:34:00
  • 16:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それから毎日MAILをした。

    単純な私は2年ぶりにMAILが来た事に多少の運命を感じてしまった。

    2006-02-26 04:37:00
  • 17:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    毎日MAILをするようになってから1週間ほどして
    MAIL受信−…
    〔今度会おうやぁ??〕
    私は正直顔をあんまり覚えてなかった。
    でもまぁ声かけたくらいやしタイプだったことには間違いないだろうな。
    そんな曖昧な記憶だった。

    2006-02-26 04:40:00
  • 18:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    2人で会うのが恐かった私は
    返信…
    〔3:3で会おうゃ??〕
    【これでまぁがタイプでなくても後の2人にタイプの人がいれば紹介してもらえるし♪】
    抜目ない私は3:3で会う事に話を持ってった☆

    2006-02-26 04:43:00
  • 19:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    当日私はキャバで知り合った友達アコと藍ちゃんを連れていった。
    待ち合わせ場所はミナミのTSUTAYA前。

    発信−…
    『プルルルル…プルルルル…カチャ。あっ!今着いたんやけどどこおる??』
    「今TSUTAYAの前やで!」
    電話片手に立ち上がった一人の男が見えた。
    『あっ!わかった!』
    薄い記憶の中でそれがマァだと判断した。

    2006-02-26 04:52:00
  • 20:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    『お久しぶりです☆』

    「めっちゃな(笑)先輩らあっちおるしいこっか☆」
    あまりタイプではなかった。カッコイイんやけど、ダンサーをしている彼は髪の毛を編み上げて、いかにも!ってカンジだった。
    ジャニ系のカワイイ系の好きな私はその時なんの感情もなかった。ただ毎日MAILをしているウチに惹かれるものがあった。

    2006-02-26 04:58:00
  • 21:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    とりあえず近くの土間土間に入った。
    アコと藍ちゃんは家も近所で毎日一緒にいるほど仲良しだ。
    そして2人はマシンガンの様に喋り続ける。
    みんなで2人を見て笑ったりした。楽しかった☆
    その後
    「カラオケ行きたい!」
    とアコが言い出した。

    2006-02-26 05:01:00
  • 22:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    最初会う前にMAILでマァは〔カラオケは勘弁してなぁ?〕と言っていた。
    けど私もカラオケに行きたかったのもあるし回りが行こうってノリになってたからカラオケ行く事になった。

    2006-02-26 05:04:00
  • 23:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    でも今回は好きとまではいかなかった。
      “気になる存在”
    ただそれだけ。
    カラオケに着いて、アコも藍ちゃんも歌ってる中マァの事が気になって仕方なかった。私とマァは端と端に離れた席に座っていた。

    2006-02-26 05:13:00
  • 24:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    そのカラオケの部屋は広かった為マァは一つのソファを占領して横になって歌わずに
    ずっと画面をみて聞いた。暫くしたらトイレに出てって帰ってこなかった。
    私はちょっと気になった。【電話でもしてるんかな…ちょっと様子見に行こうかな…ん〜でも…】
    そうこうしてる間にマァは帰って来て、カラオケを出て解散することになった。

    2006-02-26 05:19:00
  • 25:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    アコと藍ちゃんは堀江に住んでた為歩いて帰るとゆぅ。
    マァ達は先輩の車に相乗りして帰るとゆぅ。
    私は
    【どぅしよぅ…駅まで独りぽっちかぁ。】
    と思ってたら先輩が
    「駅まで乗せってってあげようか?」
    親切に言ってくれたのを私は恥ずかしいから断って駅まで歩く事にした。

    2006-02-26 05:23:00
  • 26:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    駅に着き電車の中からMAILをした。
    〔今日ゴメンな?カラオケ嫌やゆーてたのに?でも楽しかった?〕
    MAIL受信−…
    〔ほんまやでー?どーしよぉか思ったわ?今日誰か良い人おった??〕
    そんなん…
    MAIL送信−…
    〔アタシはマァとMAILしとったんやけんマァに決まってるゃん??〕
    それからまたMAILをしていた。

    2006-02-26 05:28:00
  • 27:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私は一回好きと思ったらガンガン攻める。
    それからもMAILは毎日してた。
    ある日仕事が暇で待機しているとき電話がなる。

    2006-02-26 05:30:00
  • 28:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    着信《?まぁ?》

    『もっしもし☆』
    「今何してるん?」
    『今店暇で待機しててヒマしてる☆』
    「今この前の先輩らといててヒマしてるんやけど遊べへん?」
    『遊ぶ☆今どこおるん?』

    2006-02-26 05:34:00
  • 29:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ってなカンジで会う事になった☆
    急だった為、アコは仕事で無理で藍ちゃんと2人と男3人と遊ぶことになった。

    2006-02-26 05:40:00
  • 30:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ミナミで待ち合わせしてみんなで花火をすることになりドンキホーテで花火を購入して、公園でお酒を飲みながら花火をした。

    2006-02-26 05:45:00
  • 31:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    マァはお酒が飲めないらしく缶酎ハイ1杯で真っかっかになってた(笑)
    そして藍ちゃんが買っていた水風船で遊ぶことになった☆

    2006-02-26 05:49:00
  • 32:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私と先輩(アックン)と藍ちゃんの3人で水風船に水を入れに近くのコンビニにいった。
    その時マァはコンビニのトイレに入っていて4人で水風船に水を入れて先輩(アックン)と藍ちゃんは出来た水風船を持って公園に戻って行ったので私はトイレに行ってから行こうと思ってトイレに入ってメイク直しなどをして出た。
    1番に目に入ったのはマァが雑誌を立ち読みしてる姿。

    2006-02-26 06:16:00
  • 33:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    【待っとってくれたんや!】
    そぅ思うと嬉しくてたまらなかった。
    私は『ごめんね!』と一言声をかけて2人で公園に戻って行った。
    2人で歩いてるのも嬉しかった。
    今考えると一緒にいたことが幸せだったんだと思う。

    2006-02-26 06:20:00
  • 34:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    水風船で遊んでた時はもぅ朝方で日が上っていた。
    帰る時アックンが送ってくれて、まず藍ちゃんを送って、途中もぅ1人を送って、後部座席には私とマァが残った。
    するとアックンが振り返って一言。

    2006-02-26 23:25:00
  • 35:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それから数日後。
    私はパソコンのYahoo!の占いをいじっていた。
    《相性占い》
    クリックした。そして私とマァの生年月日を打ち込んでみた。

    2006-02-26 23:32:00
  • 36:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

      《92点》
    2人は美男美女と言えるカップルでしょう。自然と心が通じ合う相性バッチリのカップルです。………−−
    などと書かれていた。
    めちゃくちゃ嬉しかった私は画面そのままをマァに伝えた。
    こぅゆぅところはすごく素直な私。

    2006-02-26 23:36:00
  • 37:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    MAIL受信−…
    〔マジで?いいやん?相性バッチリなんや?占いとか信じる方?〕

    MAIL送信−…
    〔そやで相性バッチリなんやって??結構信じる?占いとかよく行くし?〕

    MAIL受信−…
    〔じゃー今度一緒に行こやぁ?〕

    マジで!!!
    ひっくり返りそうなくらい嬉しかった。
    だってデートってことやろ!?

    2006-02-27 00:05:00
  • 38:

    名無しさん

    この時のことは凄く後悔した。
    女たちの目を気にして彼氏を邪険にしてしまったこと。
    この恋はフラれて後1年引きずった。
    付き合ったとゆぅ経験がこの人だけだった私はデートなんかした事がなく、素直に嬉しかった。

    2006-02-27 00:18:00
  • 39:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    日程を決めて、ただただ私はその日が待ち遠しかった。
    そして当日天王寺で1時に待ち合わせをしていた。

    2006-02-27 00:39:00
  • 40:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私は前日興奮のあまり眠れず遅刻してしまったあげく化粧も適当。最低だ…。

    マァにゴメンナサイMAILを送ってとりあえず走った。

    2006-02-27 00:43:00
  • 41:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    MIOに到着して電話した。
    プルルルル…プルルルル……

    出ない。どうしよう。怒ってるんかな。
    私の被害妄想は止まらない。
    今にも泣き出しそうな時電話がなった。

    2006-02-27 00:46:00
  • 42:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    着信《?まぁ?》

    『もしもし?ホンマにゴメン?今どこおる?』

    「ゴメン待ってる間バス停で寝てもた?そっち向かうゎ?」
    良かった…。
    会ったら謝ろう。

    2006-02-27 00:50:00
  • 43:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    出合い頭に謝り倒した。
    マァは笑って許してくれた。

    2006-02-27 01:01:00
  • 44:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    今、君の心が欲しい。と願うほどこの頃を思い出して胸が締め付けられる。

    2006-02-27 01:12:00
  • 45:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    2人でMIOの占いに行った。
    先にマァを見てもらって、次は私の番だ。
    すると占い師サン−…
    「あなたは何を見てほしいの?」
    私はマァとの相性を見てほしかった。せっかく2人で行ったんだから…☆
    『恋愛見てほしいです。』

    2006-02-28 06:02:00
  • 46:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    この時点で私は“相性みてください”と言うのが恥ずかしかった。。。

    「はい。じゃあ貴女の生年月日ゆぅて。」

    『1986年01月02日です。』

    「相手の人とはいつ知り合ったの?」

    えっ?そんなの聞くんゃ…本人目の前やのにアタシが好きなんバレバレやん…
    『2年前です…』

    「どぅゆう出会いだったの?」

    えぇぇ〜!!そんなんモロバレやん!!どーしよーー…
    『…………………。』
    あぁ〜もぅえぇわぁ!!

    2006-02-28 06:11:00
  • 47:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    『相性見てください!!!!』

    一瞬ビックリした様子で
    「相性2000円かかりますけどよろしいですか?」

    『いいです!』

    恥ずかしくて横を見れなかった。

    2006-02-28 06:36:00
  • 48:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    その時横を向けなかったからマァの表情はわからない。
    占い師サン「相性いいわね。お互いが惹かれ会う間柄やね。」
    などと嬉しい事をいっぱい言われた。
    占い館をあとにした2人は相性占いのことにはあまり触れずそのままご飯を食べに行くことになった。
    二人とも恥ずかしかったんやろぉな…

    2006-03-01 02:11:00
  • 49:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    食事を済ませレジに向かい私は何も考えず自分の分を出した。
    するとマァ
    「お前自分の出すんや!偉いなぁ!」
    彼は私がキャバで働いていたのを知ってた為、言ってきた。たぶんキャバ嬢は出してもらって当たり前とか思ってるヤツばっかりやと思ってたんだと思った。
    けど褒められた事が素直に嬉しかった☆

    2006-03-01 02:16:00
  • 50:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それからMAILをしてた時のこと。
    MAIL受信−…
    〔ちさは彼氏とかいらんの?〕
    ビックリした。ついに告られると思って喜んだ☆
    MAIL送信−…
    〔ん〜欲しいかなぁ??マァは?〕
    MAIL受信−…
    〔そっか?俺は秘密?〕

    ………え?終わり!?

    2006-03-01 02:28:00
  • 51:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    拍子抜けした…
    なんとしてでも言わせてやろうと意地になった。

    MAIL返信−…
    〔何なん?それー?アタシゆぅたのに??〕

    2006-03-01 11:26:00
  • 52:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    MAIL受信−…
    〔好きなヤツいてんの?〕

    MAIL送信−…
    〔おるよ??〕

    MAIL受信−…
    〔マジで?誰?〕
    わかってるくせに…。
    向こうも私に言わせようとしてると見た。
    MAIL送信−…
    〔マァに決まってるやん?〕

    2006-03-02 23:55:00
  • 53:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    しばらくして
    MAIL受信−…
    〔そっか??〕

    そんだけ!!??

    MAIL送信−…
    〔アタシゆーたのにそんだけ?〕

    すると…
    MAIL受信−…
    〔じゃー付き合おっか?〕
    キタ---(゚∀゚)---!!

    2006-03-03 00:01:00
  • 54:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    《25日》
    それはこの先カレンダーに刻まれた来ることのない記念日

    2006-03-03 00:07:00
  • 55:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私はこの時点で間違ってた。維持になって告らせて付き合う事になって……好きになれない。
    気になる存在だった。
    けどそれは好きってゆぅ感情じゃない。

    2006-03-03 00:13:00
  • 56:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私は彼と再会する3ヵ月前からホストに通ってた。
    ただそれは色恋目当てじゃなく、楽しかったから。行く時はいつも団体で。
    でもやっぱり最初は口座の事が好きだったのかもしれない。

    2006-03-03 00:15:00
  • 57:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ホスには1月から通い出してマァと再会したのが3月。
    その口座は私のタイプど真ん中だった。

    マァと再会してからもやっぱり自分の望む物をすべて兼ね備えた口座にはマァは劣って見えた。
    でもやっぱりホストと一般人と比べるとマァが良かった。その分ホストに通う回数は減るものの普通に通ってた。

    2006-03-03 00:23:00
  • 58:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ある日仕事終わりにみんなでいつもの某A店に行こうってことになって行って駐車場に居たときの事。

    着信《?マァ?》

    私『うわ!!』

    友A「どしたん??」
    友B「彼氏やん!」

    彼はこんな私を愛してくれた。MAILも電話もくれて。ただまだ煮え切らない、ましてや今から口座に会いにいくってときに電話が鳴った事が疎ましく思えた。

    2006-03-03 00:30:00
  • 59:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    『はい。もしもし。』

    私は客とかどーでもいいやつには電話はめちゃくちゃ冷たい。それは自分自身自覚がないことで、周りの人によく言われる。
    この時も相当冷たかったらしい。
    「今どこいてーん??」

    『梅田やで。仕事終わって友達と飲みに来てん。』

    「マジでー元気やなぁ!」
    なんやねん!様ないんかよ!イラちな私。
    『どしたん?』

    2006-03-03 00:35:00
  • 60:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    「今ミナミで練習終わったからチサん家行こうか思って〜☆」

    『そぉなんや。ごめんな。』

    「えぇでぇ。あんま飲み過ぎんなよ〜!」

    『わかったぁ!』

    2006-03-03 00:37:00
  • 61:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    最低だよ私は。
    こんな私を好きになってくれるだけ有り難いのに邪険にした。。。
    悔やんでも悔やみ切れない

    2006-03-03 00:40:00
  • 62:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    彼はほとんど家に帰らない人だった。
    前の方にぁった練習と言うのはダンスの練習です。
    彼はダンサーなので月に多い時は7回以上ショーがあった。
    そして私の家はまぁまぁ近い。その練習をする場所がミナミなので彼は練習やショーが終わった後家まで足を運ぶ。

    2006-03-03 23:07:00
  • 63:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    AM 6:00
    着信《?マァ?》
    【もしかしてまた来るんかな…】
    その頃の私は朝方マァからかかって来る電話を恐れていた。決まって“今から行っていい?”って言われるから。
    『はぃ。』
    眠そうな声で出てみた。

    2006-03-03 23:14:00
  • 64:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    「寝てたん?」

    『ん。寝かけてた。』

    「今から行ってもいい?」

    もぅ断るわけにもいかなかった…

    『いいよ。』

    「じゃ今から行くけん起きといてや!」

    『ん。早くね…眠いし』

    2006-03-03 23:17:00
  • 65:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それから20分後
    MAIL受信−…
    〔もぅ着くけど起きてる??〕
    MAIL送信−…
    〔起きてるで?〕
    MAIL受信−…
    〔優しい彼女さんやな?〕
    彼女…?
    私はほんとにこの人の彼女になれてるのかな…
    君はこれで満足してるの?いいの?私が彼女で…

    2006-03-03 23:21:00
  • 66:

    名無しさん

    2006-03-04 00:28:00
  • 67:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    これは付き合い出して1ヵ月くらいの事。
    この頃普通のカップルはエッチもしてるでしょう。
    私は最初言った通り処女なんです。マァの事は嫌いじゃない。ただ好きでもない。だから1ヵ月だとゆーのにキスすらしてなかったんです。
    それを彼は知っていて、あえて手を出しては来ませんでした。

    2006-03-04 15:01:00
  • 68:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    好きになろうと思いました。精一杯努力しようと思いました。
    私が好きになれば何も申し分ないカップルになれるんだから。

    2006-03-04 15:03:00
  • 69:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    その日も彼は先に布団に入りました。
    疲れてたんだろうね。

    「ちさまだ寝ぇへんの?」ロフトから彼が言う。
    私は
    『もうちょっとしたら寝る〜。』
    私は彼が寝た頃に布団に入りに行きました。

    2006-03-04 15:07:00
  • 70:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    けど彼はまだ起きていました。
    2人は少し話をしました。
    「お前眠くないん?」
    『ん〜あんま眠くないかも…さっき微妙に寝たけん』
    次第に話は過去の恋愛の話に。
    『アタシが2年前声かけた時は彼女おったやん?あれいつまでおったん?』
    「去年かな〜」
    私は眠くなくてひたすら喋り続けた。

    2006-03-04 15:14:00
  • 71:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    2004年の夏の話。
    私の家には居候がいました。キャバで知り合った友達。
    私は極度の淋しがり屋で何も考えず“おいでよ!”と言っていた。
    そしてその頃私は好きな人がいてその人の名前は雄大君。
    雄大君と遊ぶ時居候も連れていった。
    そこで知り合った雄大君の友達と居候は付き合う事になった。
    それから居候に会いに私の家に頻繁に来るようになり知らない間に奇妙な3人暮らしになった。

    2006-03-04 15:34:00
  • 72:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ただこの生活も3ヵ月で終わる。
    原因は金銭問題と居候同士の痴話喧嘩、暴力。
    私は嫌になりモメて追い出しました。
    もちろんそれを期に雄大くんとは連絡を取らなくなりました。

    2006-03-04 15:36:00
  • 73:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私はマァに友達感覚で2人布団に入って寄り添いながらこんな話をしながらボソッと“何だかんだあの頃楽しかったな”と呟いた。
    すると彼はこんな事を言った。

    2006-03-05 03:23:00
  • 74:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    「お前男おらんでもいいんちゃん?」
    彼の言葉に声を失った。

    2006-03-05 03:24:00
  • 75:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    こんな私が言える事じゃないけど彼を失いそうで一瞬恐かった。
    その時思った事。
    やっぱり彼は私に必要な人だと。

    2006-03-05 03:27:00
  • 76:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それから好きになれるように努力した。

    2006-03-05 03:30:00
  • 77:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    でもやっぱり急に好きになるものでもなく、2人喋り疲れて寝る事になり、寝る時、私は背中を向けてしまった。。。
    それには彼も言った。

    2006-03-05 03:32:00
  • 78:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    「お前背中向けるなよ!」
    無意識にやってしまっていた私は焦って言った。
    『壁向かんと寝れんのよ』「じゃ場所変わろ」
    場所を変わった。

    2006-03-05 03:43:00
  • 79:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    彼は優しく抱き寄せてくれた。
    少し見上げて見た。
    彼の顔が近づく。
    とっさに下を向いてしまった。
    それは嫌なんじゃなくて恥ずかしかっただけ。
    ほんとはしてほしかったのに…
    でも彼はなにも言わず抱きしめたまま眠りについた。凄く胸が苦しかった。

    2006-03-05 04:01:00
  • 80:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    PM 15:00
    私は急に目が覚めた。
    寝起きで私は彼に抱き着いてみた。

    すると
    「ん、ん゙〜」
    彼も起きた様子でまた腕枕をしてくれた。抱きしめながら。
    それは凄く心地がよくて。でも彼は夕方からまた仕事ですぐに私の家を後にした。

    2006-03-05 05:17:00
  • 81:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ある日のこと。
    キャバで一番仲良かったれぃと初回荒らしをしようとゆう話になった。
    とりあえずミナミのTSUTAYA前で座り込んでキャッチされるのを待った。

    2006-03-05 05:22:00
  • 82:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    次から次へと来るホストたち。声をかけられる所に4、5件行ってみた。
    面白くない。
    やっぱり某A店が一番面白いな。とつくづく思いながら、何気にマァにMAILしてみた。
    〔何してんの??〕

    2006-03-05 05:26:00
  • 83:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    MAIL受信−…
    〔ちさ姫やないっすかー?彼氏の顔覚えてんかぁ??笑 今はツレと飲みよるで?〕
    姫!?思わず嬉しさのあまり叫んだ。
    そぅ。こんな私を彼は姫と呼んでくれる。
    初めての経験。愛される事がこんなに心地いいものとは初めて体験した。

    2006-03-05 05:31:00
  • 84:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それでも仕事が忙しいと理由を付けては会わずに某A店に頻繁に遊びに行っていた。

    2006-03-05 05:33:00
  • 85:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ある夏の日。
    私は近々ある夏祭りに自分から彼を誘ってみた。
    OKをもらい、そしてその当日。
    私は浴衣を来て行った。
    その日初回荒らしを一緒にしたレイもその祭りに行く事になっており、作戦を立てて途中電話をしてきてもらって偶然を装って会おうとした。その時私は彼をレイに紹介しようと思った。

    2006-03-05 05:39:00
  • 86:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    祭りの会場は人が物凄く多い。
    電話も繋がらなかった。
    私は人を掻き分けながら前に進んで駅前の石段に座って待ってる彼をすぐに見つけだした。
    駆け寄って声をかけると彼は凄くビックリした様子で
    「よぉ見つけたな!」
    少し嬉しそうにも見えた。

    2006-03-05 05:43:00
  • 87:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    彼は卵焼きが食べたいと屋台のある方へ向かった。
    すると卵焼きの屋台の隣にりんご飴の屋台があった。『いちご飴やぁ〜☆』
    と、私は言った。すると彼は
    「俺卵焼き買うし、いちご飴列びや☆」

    2006-03-05 05:46:00
  • 88:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    えっ?
    やっぱ買ってはくれんの?しかも別で列んで…?

    私が彼を好きになれない理由の一つ。
    彼はお金がない。ダンサーをしている為仕事は居酒屋週1,2回と知り合いの居酒屋の手伝いをたまにとダンスレッスンの先生。夜は殆ど毎日ショーのダンスの練習。
    お金がない上、車も免許もなくて行動するときは原チャと電車。
    子供の私にはこれが嫌だった。

    2006-03-05 05:51:00
  • 89:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    結局いちご飴を自分で購入してテンションの下がった私はレイに電話をしてどこにいるか聞き出した。
    けど凄く離れた場所にいたため、私とマァは近くの芝生に腰掛けた。
    彼は多分私が友達と合流しようとしているのが気に入らないのだろうこっちを向いてくれない。
    でもその時の私は合流するのに必死で彼が気を悪くしてるのに気付きもしなかった。

    2006-03-05 05:56:00
  • 90:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それからレイがいる方に歩き出した時に偶然レイもこっちに向かっていて会えた。
    私はすぐに彼を紹介した。
    レイも
    「かっこいいやん!!」
    そぅ言ってくれた。

    2006-03-05 05:58:00
  • 91:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    あまりタイプでなかった私は【世間一般ではやっぱカッコイイんや…。】
    そぅ思うと自信が湧いた☆
    ほんとに好きになろう!心に決めた。

    2006-03-07 02:54:00
  • 92:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    私はすぐ行動に移した。

    彼の好きな事をしてる姿を見ると何か変わるかもしれない。
    私はレイとアイカとアイカの妹を誘って1週間後のダンスのショーを見に行く事にした。
    ここから私の心は動いていく。

    2006-03-07 02:58:00
  • 93:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    その間私は今までにないくらいMAILを毎日送った。
    彼もそれには喜んで
    〔最近メールよくくれるやん??〕
    こんなMAILが来るたび私は動揺して返さなかった。
    今まで好きになれなかったのをバレるのが恐かったから。
    せっかく今好きになりつつあるのに…。

    2006-03-07 03:01:00
  • 94:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それからすぐにショーの日はきた。
    緊張する。どぅなるんだろう私。
    〔今日ItoIであるし?場所わからんかったら電話して?〕
    と、彼は待ち望んでた様子でMAILでこんな事も言っていた。
    〔やっと来るんやなぁお前??〕
    着てほしかったんゃ。。。
    どこまで鈍感なんだろう。

    愚かな私は彼の気持ちに気付いてさえあげられなかった。

    2006-03-07 03:08:00
  • 95:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    案の定ItoIの行き方がわからない私達。
    電話して聞こうと思ったその時!

    着信《?マァ?》

    2006-03-07 03:10:00
  • 96:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    「場所わかる〜??」
    心配してかけてきてくれた。素直に嬉しかった。
    そしてわからない。と告げると、彼は三角公園まで迎えに来てくれた。

    2006-03-07 03:12:00
  • 97:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    あっ!いた!
    彼は三角公園の前の歩道の棒に腰をかけていた。
    少し照れながら私は彼に
    『ありがと☆ごめんね☆』と、告げる。
    後からアイカも私の耳元で呟く。
    「めっちゃカッコイイやん!何が気に入らんの!」
    説教されてしまった。。。

    2006-03-07 03:15:00
  • 98:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    会場には先に入ることになった。彼は出番まで練習するらしい。
    私達はお酒を飲みながらカウンターに座って喋っていた。
    アイカとアイカの妹はステージの方に行っていた。
    すると、入ってからまだ15分くらいしかたっていないのにマァが入ってきた。

    2006-03-11 20:54:00
  • 99:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    彼は凄くキョロキョロしていた。すぐにそれは私を探してくれてるのだと思った。
    彼はカウンターに座った私とレイを見つけて駆け寄った。

    2006-03-11 20:58:00
  • 100:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    とくに様があるわけではない。ただ私を探してくれた。嬉しかった。

    2006-03-11 20:59:00
  • 101:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    それから何度も出ては入っての繰り返しで私を探しに来てくれた。
    するとまもなく彼の出番になった。
    ステージの周りは人でいっぱいになった。
    見えにくいため私達はステージの横にあったカウンターの上に腰掛けた。

    2006-03-11 21:01:00
  • 102:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    目の前をこれから踊るダンサーたちが通っていく。
    その中に彼はいた。
    でも私がカウンターにいることに気付かないみたいだったので私は彼の目の前で足を出した。
    やっと彼は気付いてくれた。ビックリした面持ちで私の顔を見上げて今まで見たことない笑顔でニッと笑ってステージに行った。

    2006-03-11 21:05:00
  • 103:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    間もなく彼のステージが始まった。
    空いた口が塞がらないとはこのことだ。
    一瞬で恋に落ちた。

    2006-03-11 21:06:00
  • 104:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    踊ってる姿がカッコイイ。それは勿論だが私が惚れた理由はそれだけじゃない。
    踊ってるときの顔。
    人は自分の好きなことをしている時、物凄くいい顔をする。
    凄く楽しそうに踊っているマァを見て、お金とか車とかで悩んでる自分があほらしくなった。

    2006-03-11 21:09:00
  • 105:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    ただ単純に好きだと思う。
    心から…

    でも私は間違いを犯していた。
    このころには少し遅かった。

    2006-03-12 23:03:00
  • 106:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    【25日】
    それは私達の記念日。
    夏のある日、まだ私が気持ちのない時のこと。
    彼は深夜2時電話をしてくる。
    着信《?マァ?》

    2006-03-12 23:06:00
  • 107:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    【うわっ!どーしよ…またかかってきた…】
    無視はできず、とりあえず電話にでた。
    『はぃ?』
    「仕事中?」
    『うん。今は待機中やけどね』
    「今日行っていい?」
    やっぱり…

    2006-03-12 23:10:00
  • 108:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    『ぃぃょ。でもまだわからんよ?』
    「終わったらまた連絡して☆」
    その日店は暇で電話を切ってすぐ上がらされた。
    私は断る理由を必死に考えた。

    2006-03-12 23:12:00
  • 109:

    ちさ ◆6/mfNvOZno

    発信《?マァ?》
    「はい。もしもし。終わった??」
    『ごめん…今から専務がカラオケ行くって言い出して行かないかんのよ…やけん遅くなるかも…』
    「マジで!?俺今もぅチサん家の前なんやけど」
    『えっ!マジで!?どーやって!?』
    「チャリで〜!久しぶりにセッチャしたわ!」

    【えっ…マジで…】
    家まで来てると聞くと悪い気がして断ったもののすぐに送りで帰った。

    2006-03-12 23:20:00
  • 110:

    ???

    しおり?

    2006-03-13 00:32:00
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