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╋╋YロU╋╋

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  • 1:

    みぃ

    ━奇跡なンて
    きッとこの世には
    ないンだょ━

    2006-03-04 15:02:00
  • 2:

    みぃ

    【-出会い-】

    【中学ぐらいはまともに行けよ??】朝新聞を見ながら父親が言った。【わカッてる】そのまま父親を背中を睨み家を出た。今日は中学の入学式。
    【雛13才】体が元々弱く入院をよくしていた。途中勉強がわからなくなり,不登校になる。それから世間でゆう不良達とよくつるンでいた。

    2006-03-04 15:11:00
  • 3:

    みぃ

    昨日の夜無理矢理黒く染められた髪を手鏡で見ながら歩いた。【ダッサ-・・】改めて溜息をついた。
    【おはよう!】校門の前で先生が立っている。それを無視して通りすぎ教室に入った。【あっあれ・・】クラスの子が雛を見てコショコショ話をした。
    雛は【文句あるなら直接ゆえば?】雛が大きな声を出した瞬間さっきまで騒がしかった教室がシ-ンとなった。

    2006-03-04 15:17:00
  • 4:

    みぃ

    女の子達は逃げるように教室から出ていった。【きもち悪い】雛は小さく言った。
    入学式を終え教室に戻ると先生の長い自己紹介が始まる。(今日は何して遊ぼうかな)雛の頭にはそれしかなかった。
    【はい。じゃぁ今日はこれで終わり!明日からよろしく!】その言葉と同時に生徒達は帰る用意を始める。
    雛は一番に教室を出た。

    2006-03-04 15:22:00
  • 5:

    みぃ

    校門を出ると何人かの不良が座っている。
    【雛!おつかれ!】雛【ごめんな!遅くなって】雛な首にしっかりと巻いてあったリボンを取りながら言った。原付きにまたがってる金髪の男が【わたる17才】その隣で携帯をいじっているのが【隆17才】地べたに座っているのが【信太18才愛16才】のカップル。【でどうなン。中学わ?】隆が言った。
    【ど-でもぃぃよ。中学なんか】雛は隆が手に持っていたたばこの箱を取りたばこに火をつけた。

    2006-03-04 15:29:00
  • 6:

    みぃ

    【とりあえず家に帰ろう】愛は寒くて震えながら言った。【そうしょか。】隆は原付きを動かした。たまり場でもある隆の家はいつも隆しかいない。隆の親は離婚していて父親はどこにいるかもわからず母親は隆を置いて男の家にいる事ぐらいしか隆は言わなかった。
    雛達もそれ以上の事を聞かなかった。

    2006-03-04 15:41:00
  • 7:

    みぃ

    雛はこう見えて料理がうまい。お金がある時はいつも隆の家で料理を作ってはみんなにたべさしている。【雛手伝うよ】わたるだ。わたるはずっと前から隆の家に転がり込んでいる。またわたるも自分の家の事をしゃべろうとしなかった。
    【ありがと☆】雛はわたるの優しさが嬉しかった。カレ-。雛が一番得意な料理だ。
    【いただきます】5人はカレ-をおいしそうに食べた。鍋いっぱいにあったのに30分後にはからっぽになっていた。

    2006-03-04 15:50:00
  • 8:

    みぃ

    【あぁ-きたきたきた】御飯が終わるとすぐに隆が袋を手に持ち勢いよく吸う。【シンナ-】だ。それにつられわたるも信太も愛も袋に透明な液を入れた。
    さっきまでちゃんとしゃべれていた愛は小声で鼻歌を歌い信太は一人笑っていた。隆はトイレから出てこない。異様な光景だ。
    【雛もしなよ】わたるが袋を雛に渡した。【うん】雛はその袋に口をつけ目をつぶりゆっくりと吸った。

    2006-03-04 15:56:00
  • 9:

    みぃ

    その後の事はよく覚えていない。気付くと外は真っ暗になっていた。【あれ・・愛と信太は?】雛は当たりを見ながら言った。【さっき帰ったよ】わたるはお風呂に入っていたのか濡れた髪をドライヤ-で乾かしながら聞こえるように大きな声で言った。【知らなかった】雛はたばこに火をつけた。【雛今日はめっちゃ飛んでたな 笑】意地悪そうに隆が言った。
    隆【俺今日先輩の単車見に行くけどお前らどうする?】雛【雛も行く】わたる【じゃ俺も】用意をして隆の先輩の所に行った。

    2006-03-04 16:02:00
  • 10:

    みぃ

    【初めまして雛です】【わたるです】雛とわたるは頭を下げた。【おう。俺健治】隆の先輩の健治君は18才。この辺では有名な暴走族チ-ムの頭をやってぃる。隆と健治君は楽しそうに単車の話して盛り上がっている。雛とわたるは緊張のせぃか何もしゃべれずにぃた。
    【雛ちゃん何歳なン?】それに気付いてくれたのか健治君は雛にしゃべりかけてくれた。【13才です・・】【13才?!見えへンなぁ!】健治君はすごくびっくりした。
    【そうですか?アハハ・・】雛は苦笑いをした。

    2006-03-04 16:07:00
  • 11:

    みぃ

    【雛ちゃん番号教えてや?】帰ろうとした時健治君が言った。【ぇっ?】雛はすごく驚いた。【番号!】少し強引な健治君に負け雛は健治君に番号を教えた。
    【ぢゃぁ雛明日学校やから】健治君とバイバイして隆の家に戻ってすぐ雛は家に帰った。
    帰り道携帯が鳴る。やっばり・・健治君だ。

    2006-03-04 16:10:00
  • 12:

    みぃ

    健治【あっも-し-!誰かわかる?】雛【あっわかりますよ☆】健治【あっよかったぁ!今何してるん?】雛【今隆の家から帰ってる途中なんですよ☆】健治【あっそうなンや☆よかったらちょっとしゃべらン?俺の家から近いし】
    言われるまま雛は健治君の家に行く事になった。
    【おじゃまします・・】想像どうり健治君の部屋はすごく派手な部屋だった。

    2006-03-04 16:13:00
  • 13:

    みぃ

    部屋に入って1時間後。【俺雛ちゃんの事好きになってしもた・・】健治は雛をベットに倒した。【やめてください・・】見た目はやんちゃな雛も13才。こンな事は初めてだった。
    【雛ちゃ・・】健治は雛の口にキスをした。小さな雛の体は抵抗できるハズもなかった。
    【優しくする】健治はそう約束してくれたのにやっぱり痛かった。雛の初体験は終わった。

    2006-03-04 16:19:00
  • 14:

    みぃ

    【付き合おう】健治は終わった後雛の体から出ている血を拭きながら言った。【はい】雛は健治を好きになってしまった。その日はそのまま健治の腕枕で雛は眠った。
    【ン---】目を覚ますと昼過ぎ。(結局学校行けへんかった)雛は時計を眺めながら思った。隣を見ると気持ちよさそうに眠る健治がいた。雛はその健治の顔を見て少し微笑んだ。

    2006-03-04 16:26:00
  • 15:

    みぃ

    雛はそのまま健治の隣に寝転びもう一眠りした。【ひ-な-!】パッと目を覚ますとニコニコしている健治がいた。【寝顔見てないやんな?】雛は布団を鼻までかぶり恥ずかしそうに言った。【どぉ-かなぁ 笑】健治は笑いながら言った。
    【まぢやめてやあ!】雛はスネるように布団と頭までかぶった。【アハハ!嘘やって!】健治は爆笑しながら雛がかぶっている布団と取った。【雛】さっきまで笑っていた健治の声が真剣になりそれに気付いた雛な健治の顔を見た。【好きや・・】健治はそう言いながら雛のほっぺにキスをした。雛は照れくさそうに健治を抱きしめた

    2006-03-04 16:34:00
  • 16:

    名無しさん

    頑張ってなぁ〜ッ♪

    2006-03-04 16:41:00
  • 17:

    みぃ

    >>16サン(。・?-)
    アリガトウ(*ノ∀`)
    頑張りま-す??

    2006-03-04 16:54:00
  • 18:

    みぃ

    【お前学校も行かんと何してンねン!】家に帰るなり父親が玄関で怒鳴りつけた。【うるさいなぁ・・】雛は靴を脱ぎ部屋に戻ろうとした。【こら!雛!そンなにお父さんが言ってる事がイヤなら出ていけ!】父親は階段を上る雛に叫んだ。
    【出ていってやるよ】カッとなった雛が言った。【こんな家出て行くわ!】雛は上り始めた階段を走って下がりまた靴を履いた。【雛待ちなさい!】父親は出て行こうとする雛の腕をつかんだ。【キモイねン・・さわんなや】雛な小さく言った。父親はショックを受けたのか雛の腕を離した。
    雛はそのまま家を飛び出した。

    2006-03-04 17:00:00
  • 19:

    みぃ

    雛はとぼとぼと歩き健治に電話した。【家出しちゃったよ・・】今にも泣きそうな雛の声に健治は急いで迎えに来た。そのまままた健治の家に戻った。【ココで住めよ】健治は雛が欲しかった言葉をくれた。雛は小さくうなづいた。
    家を出てから1ヵ月が経った。あれから学校にも行かず健治や友達と毎日遊ぶ日々が続いた。

    2006-03-04 17:04:00
  • 20:

    みぃ

    【いつまでこンな生活するつもり?】愛が言った。【えっ?何が?】雛はびっくりするように聞いた。【家出てずっと続くわけないやン】愛はきつく雛に言った。【ひがみ?】雛は少し笑った。【は?ひがみて何?】愛は聞き返した。【愛信太とウマイ事言ってないからッてひがンでるンやろ?】雛もまたきつく出た。
    【はぁ?!お前まぢキモイ・・】愛は雛を睨みながら言った。【余計なお世話やねン】雛は愛を睨み返した。
    【しばいたるわ・・】小さな声で愛がそう言ったと同時に愛の手はグ-になり雛の顔をおもいっきり殴った。

    2006-03-04 17:10:00
  • 21:

    みぃ

    【いッたぁぁ・・】コンビニの前雛と愛は殴りあッた。それから雛は隆のたまり場には行かなくもなり隆達と連絡を取らなくなった。何かあっても健治がいてくれる。雛は安心していた。
    ━健治が居場所なンだ━
    雛は健治から離れられなくなッた。また雛の気持ちを健治はすごく理解してくれていた。

    2006-03-04 19:35:00
  • 22:

    みぃ

    【ちょっと集会行ってくるわ-】その晩いつものように健治はチ-ムの集会に出掛けた。集会には女は連れて行かない。やさしい健治もそれダケは譲らなかった。
    【行ってらッしゃぃ】雛もそれだけは理解した。健治が集会に出掛けた後雛は一人健治の帰りを待った。
    集会の時は帰ってくるまで連絡しない。雛が決めた事だ。
    その夜雛は健治がいないベットで眠った。

    2006-03-04 22:08:00
  • 23:

    みぃ

    いつもは朝方になると眠っている雛を無理矢理起こす健治。帰り道コンビニで雛の大好きなお菓子を沢山買ってくる健治。
    朝目が覚めすぐに隣にいるハズの健治を探した。だけど健治はいなかった。
    (健治・・)雛はすぐに健治に電話した。健治の携帯は電源が切れており繋がらなかった。

    2006-03-04 22:13:00
  • 24:

    みぃ

    イヤな予感がして雛はすぐに健治の先輩にかけた。【あ,あの健治の・・】【ぁっ雛ちゃん・・】【朝早くすいませン。健治しりませんか?】【雛ちゃん・・しらないの!?】【えッ・・】雛の手から携帯が床に落ちた。
    【健治が・・死んだ・・】そのまま床に崩れ落ちた。(そンな事きっと嘘だ)雛はふらつく体で立ち上がり走って先輩が言っていた病院に向かった。

    2006-03-04 22:19:00
  • 25:

    みぃ

    【健治!!】雛は健治の病室のドアを勢いよく開けた。病室には特攻服を着た服を着た先輩やら後輩やらが沢山いる。中には泣いている人もいた。【健治・・??】雛はゆっくりとベットに近づいた。
    ベットには健治がいる。【健治・・起きてや・・なあ・・】雛は健治のほっぺたひ優しく叩いた。【なぁ・・お願ぃ・・起きてや・・】雛の目から涙がが溢れた。

    2006-03-04 22:27:00
  • 26:

    みぃ

    【本間無理やって・・】雛は布団をギュッと掴んだ。
    健治の先輩がゆっくりと口を開いた。単車で走っている最中警察に終われ焦った健治はハンドル操作を間違いそのまま突っ込んだ。事故してすぐに病院に運ばれたが1時間後。健治は息絶えた。【すぐに雛ちゃんに電話しようと思ったんやけど番号しらなくて・・】先輩は申し訳なさそうに言った。
    【そうですカ・・】雛は放心状態になっていた。

    2006-03-04 22:34:00
  • 27:

    みぃ

    修正
    終われ×
    追われ〇

    2006-03-04 22:34:00
  • 28:

    みぃ

    雛は健治の通夜も葬式も告別式にも顔を出さなかった。
    【やだよ・・健治・・さみしぃよ・・】雛は健治のベットに顔をうずくまり泣いた。誰よりも男らしくやさしかった健治。
    雛は健治がいないと生きていけなくなっていた。

    2006-03-04 22:40:00
  • 29:

    みぃ

    【元気だしなよ・・】久しぶりにかかってきた隆からの電話。【元気なンカでないよ・・】雛は小さな声で言った。【こんな時にゆうのもなンやけど俺・・ずっと雛の事好きやった。付き合うとかそんなんぢゃなくていいから・・ただ雛を支えてやりたい】突然隆からの告白だッた。
    【ありがとう・・グス・・】雛は優しすぎる隆の言葉にまた涙が溢れた。【と,とりあえず一人ぢゃさみしいやろ?俺ン家こいよ・・話聞くから・・】
    今は誰でもぃぃ。一人になりたくなかッた。そのまま雛は隆の家に行った

    2006-03-04 22:45:00
  • 30:

    みぃ

    あの頃騒がしかった隆の部屋。今日は隆と雛の二人。シ-ンとした空気の中涙する雛が口を開いた。【ネタ・・ある・・??】隆はびっくりした顔をした。【あるけど・・】【お願い・・わけて・・】雛は普通でいられなかった。震えた手で袋を手に取った。
    隆は雛をじっと見つめたが雛の行動を止めなかった。

    2006-03-04 22:49:00
  • 31:

    みぃ

    【雛なンて愛してくれる人なンていないンだよ】雛はロレツの回らない口で言った。【そンな事ない!!俺は・・】隆は勢いよく言ったがすぐに静かになった。【俺は?あいしてるッていいたいん?】雛の涙ぐンだ目が隆を見た。
    【俺は・・俺は・・あいしてるよ・・】隆か口びるを噛みながら言った。
    【ぢゃぁエッチしてよ】雛は言った。【えっ・・】隆はまたびっくりした。
    【雛の事好きなンやッたらエッチしよ・・】

    2006-03-04 22:53:00
  • 32:

    みぃ

    何分たっただろう。隆が口を開いた。【わかッたょ・・】隆はふらつく雛をベットに横にならした。雛は自分で袋を脱いだ。裸になった雛の胸元には何箇所の消えそうなキスマ-ク。死ぬ前に健治がつけたのだろう。
    腕には何箇所の新しい切り傷。雛が自分でつけたものだろう・・
    隆は息を飲みゆっくりと目をつぶり雛の首にキスをした。

    2006-03-04 22:57:00
  • 33:

    みぃ

    【ふぅ・・あッ・・ん・・】雛は感じている声を無理矢理出した。隆の指が止まった。
    【ごめん・・俺たたないよ・・】隆の目は少し涙ぐんでいた。【なんで・・??雛の事好きならできるやん??】雛は隆の腕を掴んだ。【ごめン・・】裸の雛に布団をかけた。【健治は・・エッチする前いつもキスしてくれた。その後頭撫でて・・好きやッてゆってくれて・・】雛は泣いた。朝まで泣き止まなかった。そンな雛に何もゆえなかった隆はずっとずっと雛の隣で雛の頭を撫でた。

    2006-03-04 23:03:00
  • 34:

    みぃ

    【友】

    健治がいなくなってからどれぐらいたッただろう。雛はあのまま健治の家には帰らなかった。【おはよ】隣の部屋で眠っていた雛が目を覚まし隆の部屋に来た。行く場所すらない雛は隆の家の空いた部屋で暮らしていた。【おはよ】隆はにっこりと微笑んだ。その隣にはわたる,信太。あの時殴り合いになった愛。
    みンな幼くて傷ついた雛をほっておけなかった。

    2006-03-04 23:09:00
  • 35:

    みぃ

    健治がいなくなって2ヵ月。寒い冬も暖かい春も通りすぎ季節は夏に近づいた。雛は変わらずに隆の家にいた。
    健治がいなくなって気付く事は沢山あった。健治がいなくても朝は来る。毎月記念日までを目で追ってる事。夏になれば海へ行こうねと約束した事。健治が好きなインディーズのグループがデビューする事。

    2006-03-05 00:08:00
  • 36:

    名無しさん

    ?しぉり?
    頑張れ?

    2006-03-05 02:34:00
  • 37:

    みぃ

    シオリありがとうござぃます(・´∀`・)頑張ります??

    2006-03-05 13:46:00
  • 38:

    みぃ

    ━神様なンて
    本当にいなかッたよ━

    2006-03-05 13:47:00
  • 39:

    みぃ

    【売れてきたね】隆がテレビから目を離さずに言った。【ン〜?】雛は台所に立ち夜ご飯を作っている。【健治さンがスキだッたバンド・・】隆は言った。
    【そうだね】雛は手を止めずに話をした。【健治が家で聞かしてくれてン。誰の曲?って聞いたら健治は有名になるのイヤやから誰にも教えた事ないけど雛には教えてあげるって。そッから健治と毎日聞いたなあ・・健治がいたら悔しいがるだろうな】雛は悲しそうに笑った。
    【新曲出たンだって。PCから取ったろか?】隆は雛の背中を見つめた。
    【いらない】雛の背中はすごくさみしそうだッた。

    2006-03-05 13:54:00
  • 40:

    みぃ

    それからバンドはみるみるうちに人気が上がった。テレビにも出るようになり新曲もTOP10入りした。色んな店では有線で流れ町を歩く人は口ずさんだ。

    だけど雛はバンドの話も曲も二度と聞く事はなかった。

    2006-03-05 14:00:00
  • 41:

    みぃ

    【出掛けるン?】ゲ-ムをしながらわたると隆が言った。【ちょっとな】雛は玄関で靴を履いた。【行ってきます】
    数分後,雛は近くのフアミレスにいた。【お待たせ】長い髪をなびかせた女の人。健治の母親だ。健治の家は複雑で父親はあまり家にはいない。母親は水商売をしていてとても子供がいるようには見えない。綺麗な人だ。健治の母親と会うのは三回目。一回目は健治の部屋で寝ていた時にたまたま入ってきた。二回目はご飯を一緒に食べた。最後に会ったのは病室の中。
    雛よりも遅く来た母親は健治の変わり果てた姿を見ても涙を流さなかった。

    2006-03-05 14:14:00
  • 42:

    みぃ

    修正
    三回目ぢゃなくて四回目です(PД`q

    2006-03-05 14:15:00
  • 43:

    みぃ

    【話がある】と電話してきたのは二日前だ。雛は正直会いたくなかった。健治の事を思い出すのが恐かった。でも今までお世話になった事もある。ご飯を作ってもらったり洗濯してもらったり・・雛は【はい。】しかゆえなかった。

    【久しぶりです】雛は立ちあがり頭を下げた。【元気だったの?】母親はたばこに火をつけた。【元気ぢゃないかもしれませン・・】雛は少しうつむき近くにあった灰皿に母親の方に追いた。
    【そうよねぇ・・話ッてのは健治の事なンだけど・・】母親はしゃべり初めた。

    2006-03-05 14:23:00
  • 44:

    みぃ

    【じゃあ元気でね!】10分後母親は店を出た。一人残された雛は母親が置いていった茶封筒を強く握りしめた。茶封筒の中には20万ほどのお金。
    【健治がお金貯めてたの知ってるでしょ?200万ぐらい。なンか雛ちゃんと一緒に住むためやらなンやら・・だけどおばちゃんもお金いるのよね。お葬式代とか色々。だから雛ちゃんと半分こね!!】雛は母親を少し睨んだが何も言わなかった。
    母親が帰った後雛は机に頭をつけた。【全然半分ちぁうやん・・なんであんな笑えるん・・】雛は一人回りに聞こえないように泣いた。

    2006-03-05 14:32:00
  • 45:

    みぃ

    ぶっちゃけお金なンてどうでもよかッた。ただ自分の息子が死んだのにあンな平然と笑える母親を憎く思ってしまう。【ただいま-おやすみ-】雛は帰ってくるなり自分の部屋へと入った。隆達は【えッ?】とゆう顔をしたが何も気に止めないでいた。テ-ブルに置いた封筒をベットから眺めた。
    (こンなお金・・)雛は封筒を手に取りドアの方へと投げた。【いったぁ・・】封筒は中々起きない雛を心配して来てくれたわたるの顔へ直撃した。その衝動で封筒からはお金が飛んだ。
    【ごめン!!】雛はびっくりしてベットから立ち上がった。

    2006-03-05 18:53:00
  • 46:

    みぃ

    【いいよ】わたるはしゃがみ込み落ちたお金を一枚一枚広いテーブルに置いた。【こんな大金どうしたン?】わたるはテーブルの前にあぐらをかきたばこに火をつけた。【実はな・・】雛はわたるに今日の事を伝えた。【そうか・・でもこのお金健治君が雛のために貯めたお金なンやろ?使うッていい方は悪いかもしれンけど・・雛が役に立つ方法で頂いたら?まッ使うかなんて雛の勝手やけどさ・・】わたるはたばこを消した。【うン・・】雛は力なく返事をした。【さっご飯食べよ!今日は隆が炒飯作るて!】わたるはすこし笑い雛の手をひっぱった。

    2006-03-05 18:58:00
  • 47:

    みぃ

    【わたる・・友達になってくれてありがとう】部屋のドアの前わたるが止まった。わたるは雛の顔を見て照れくさく笑ったが何も言わずにまた雛の手をひっぱりみンながいるリビングへと連れて行った。
    【いただきます!】ご飯を食べる頃には雛は笑顔を取り戻せるようになッた。そンな雛の笑顔を見て心配していたわたるも隆達もすごくホッとした。
    【おぃしぃ☆】雛は嬉しそうに隆が作った炒飯を食べた。

    2006-03-05 19:01:00
  • 48:

    みぃ

    ココにいる隆やわたる,信太,愛もきっと不良になりたくてなッたンぢゃない。ただ不良になり有名になる事で自分はココにいるんだとゆう証。
    人間誰も一人になりたくない。健治ほどではないがわたる,隆,信太もこの辺では名の知れた不良で暴走,傷害は毎日だッた。
    だけどみんな雛にはやさしかッた。若い時の自分に照らし合わせたのかただ行き場のない雛に同情していただけなのかそれは誰にもわからなかった。

    2006-03-05 20:12:00
  • 49:

    名無しさん

    頑張れ?読んでるょ?

    2006-03-05 20:50:00
  • 50:

    みぃ

    49サン*ありがとおございますッッ???
    頑張ります(・?・?)

    2006-03-05 20:55:00
  • 51:

    みぃ

    雛が家出をしてから約半年。暑苦しい夏は徐々にだが涼しい風を運んだ。
    【なあ愛なあ信太となあ別れよ思ってンねン】いつも強気の愛が初めて雛に見せた弱音だッた。男軍団は暴走に出掛けていない隆の家。さっきまで隆達が汚した部屋を雛と愛が片付けてる時だった。雛の手が止まった。【なンで?】雛は愛を見つめた。
    【愛な好きな人できたン】愛は少し照れくさそうに笑い一瞬止まった手をまた動かした。

    2006-03-05 21:41:00
  • 52:

    みぃ

    愛の好きな人は雛にはすぐにわかッた。愛はすぐ態度に出る。嬉しい時悲しい時怒っている時も愛を見ればすぐにわかる。【雛は知ってるよ?】雛もまた手を動かした。愛は少しビックリした顔をしたが手を休めない。【こンな気持ちで信太と付き合うなンて愛には無理やから・・】さっきまで照れくさそうにした愛は急に下を向いた。信太への申し訳なさだろうか愛は床に涙を落とした。
    【わたるはやさしいからな】雛は愛の頭を少し撫でた。愛の好きになる人はわたるだッた。

    2006-03-05 21:48:00
  • 53:

    みぃ

    【信太は男らしくて強くてかっこぃぃ。わたるは優しくてみンなの事考えてくれて・・気付けばわたるを目で追ってた。信太といてもわたるに会いたいッて思ってしまうねん・・】愛は涙を拭きまた手を動かした。
    【信太ならきっとわかってくれるよ】雛の肩をポンと叩き台所へ行き洗いものを初めた。
    応援するように愛には言ったものの雛は不安で仕方なかッた。誰も傷ついてほしくない・・綺麗事かもしれないけど雛はそう思った。

    2006-03-05 21:57:00
  • 54:

    みい

    修正
    雛の肩×
    愛の肩〇

    2006-03-05 21:58:00
  • 55:

    みぃ

    2日後。雛はいつものように昼前に目を覚ましいつものようにみンなが集まるリビングに入る。【おはよ】そしていつものように挨拶をした。相変わらずゲ-ムに夢中な隆とわたる。指をピコピコと動かしながら背中越しに聞こえる雛の声に返事をした。【おはよ-!】
    【あれ?愛と信太は?】雛はコップに水を入れた。【まだ来てないょ--】隆が言った。【そうなんや】雛は少し落ち着かない様子だった。

    2006-03-06 03:48:00
  • 56:

    みぃ

    我慢しきれずに雛は愛にメールを送った。【なンかあった?】愛からの返事は30分経っても1時間経っても返ってこなかった。
    【あの二人の事だからきっと寝てるハズ】心配で仕方ない雛に隆が言った。となりでわたるも隆が言った事にうなづく。(なんもしらないくせに)あまりにノンキなわたるの姿に一瞬こないだの事が出そうになってしまう。
    【それやったらイイんやけどね】雛は携帯をじっと見つめた。

    2006-03-06 03:53:00
  • 57:

    みぃ

    愛からのメールを待って1時半間。ガチャッとドアの開く音がした。【愛!心配してんから】雛はドアの前に立っている愛に近づいた。【ごめン。それより雛・・話があるンよ】愛は小声でそうゆうと先に一人雛の部屋へ行ってしまった。
    【ちょっと話してくるッ】それに追い掛け雛も部屋へと入った。【話したン。信太は別れへンしかゆ-てくれン】苦笑いの愛がしゃべッた。

    2006-03-06 15:48:00
  • 58:

    みぃ

    雛【そうか・・どうするン??】愛【わからへん・・】愛は下を向いた。雛は愛に何を言ってあげたらいぃかわからず沈黙が続いた。
    【ガチャ】またドアの開く音がした。【おつかれ〜】下から信太の事が聞こえた。雛【信太来ちゃったな】雛は戸惑った。
    愛はすっと立ち上がり雛の部屋を出た。雛もそれを追い掛けるように部屋を出た。

    2006-03-06 16:22:00
  • 59:

    みぃ

    【よっ愛】信太はさっき愛に別れ話をされたように見えないぐらい元気でニコニコしながら愛の頭を軽くポンと叩いた。
    【やめてや・・】愛はその手をおもいっきり払った。【バン!!】その音にびっくりしてゲームをしてたわたると隆が信太を見た。
    信太は愛に平手をした。【お前は俺に従ってたらいいねん】大きな声で信太が愛に怒鳴りついた。

    2006-03-06 16:25:00
  • 60:

    みぃ

    倒れた愛を雛がかばうようにおこし【女に手あげんなよ】と言い雛は信太を睨んだ。隆とわたるはびっくりして声も出さずにこっちを見ていた。
    【お願い・・やか・・ら・・別れて・・】愛は泣きながら信太に土下座した。【なんで俺ぢゃあかンねン・・?】今にも泣きそうなかすれた声の信太が愛の側に倒れ込んだ。
    【わたるが・・わたるが好きなんよ・・本間にごめんなさい・・】愛は土下座したまま顔を上げない。雛は泣きじゃくる愛の背中をゆっくりとさすった。

    2006-03-06 16:32:00
  • 61:

    みぃ

    【俺・・??】わたるは口には出さなかったがそンな事を言いたげな顔をしている。隆にはまだ何があったのかわからない状態でゲームのコントローラーを持ったまま口を開けこっちをぽかんと見ていた。
    【わたるが好きなンか・・??】信太は急に優しい口調で愛に聞いた。愛は何も言わずただコクリとうなづいた。
    【そうか・・そうなんや・・】大好きな彼女が自分の友達が好きだと告げられたらどんな気持ちなんだろう・・雛はうつむきただ泣きじゃくる愛の背中をさすった。

    2006-03-06 16:38:00
  • 62:

    みぃ

    どれぐらいの時間が経っただろう。5人は床に座り沈黙を続け誰一人しゃべろうとしない。ただ,たまに聞こえる愛の〔グスッ・・〕とゆう泣き声と〔チッチッチッ・・〕となり続ける時計の音だけが響いた。
    【俺・・】信太が口を開いた。【俺・・知ってたよ・・愛がわたるの事好きなん・・】愛はびっくりして顔を上げ信太を見つめた。【俺お前の事はなんでも知っとるわ。】信太は自分の手をぎゅっと握った。
    【ゴメン・・】愛はただ信太に謝り続けた。【ええよ。もう・・またこうやって会えたらいいな】そうゆうと信太は立ち上がり玄関へと歩いて行った。

    2006-03-06 16:48:00
  • 63:

    名無しさん

    つまらん

    2006-03-06 16:49:00
  • 64:

    みぃ

    【ガチャ】とゆうドアの閉まる音を聞き愛はまた泣きだしてしまった。別れた後悔でもない。ただ信太への申し訳なさだろう。【ちょ・・待てや!!】やっと状況を理解した隆は玄関の方へ走って行った。雛は隆の後を追い掛ける。
    【信太!待てや!】信太は原付きに鍵をかける所だった。 【ごめん・・俺お前だけには泣いてる姿見られたくない・・】信太はそうゆうと原付きに乗り帰って閉まった。
    【もう後戻りできないね・・】雛の体は震え今にも泣きそうだった。幼い雛には今日あった事が恐くて辛くて仕方なかった。【大丈夫だよ・・時間が解決してくれるから・・】

    2006-03-06 16:54:00
  • 65:

    みぃ

    隆は雛を抱きしめた。【離れ離れになるん・・】雛は隆の腕をきつく掴んだ。【大丈夫。絶対・・大丈夫・・】隆はただ泣く雛の頭を撫でた。

    ━人を好きになる事は時に誰かを傷つけたりしてしまう事・・幼い雛にはまだそれを理解できずにただこれから過ぎてゆく【未来】が怖くて仕方なかった━

    2006-03-06 16:59:00
  • 66:

    名無しさん

    ぉもろぃ?

    2006-03-07 23:07:00
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