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蝶が舞う
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1:
黒沢美月
初めて小説を書かしていただきます。下手な文章や仕事の都合上更新が遅くなるかもしれませんが楽しんで下さると嬉しいです。
2005-12-31 02:02:00 -
48:
「…」無言のまま見上げるとそこにはホストが立っていた。「彼氏と喧嘩した?」彼は隣に腰を下ろして顔を覗きこむ。首を横に振りながら「彼氏おらんよ」と呟いた。「いや泣きながら電話してたから…」彼は煙草に火をつけた。「…なんでもない」そんなところを見られてたなんて恥ずかしくて携帯を鞄に投げ入れた。「今から俺とデートしよっか」彼は煙を空中に吐きだすと手を握ってきた。その手は泣きたくなるほど温かくて気付かれないように横を向いて涙を流した。「ここ寒くない?店行こうか?」私は頷く。彼は私の頭を撫でると「可愛い」と言ってくれた。煙草を消すと立ち上がって歩き出す。あの煙草の火のように私の恋は消えたんだ。次の恋をしたければまた火をつければいいだけ。私とまゆりさんは違う。彼女はきっと誰からも愛してもらえる。私はこの際嘘でもいいの。便利な女と言われても平気。でもお願いだからこれだけは聞いて。ちゃんとお金は払うから会ってる間だけは私を本気で愛して愛してるフリをして下さい。
《愛・終わり》
2006-02-07 14:57:00